自民党総裁選は、重鎮の工作により、河野氏の惨敗に終わったが、その背景からすると岸田政権は、実質、安倍・麻生政権といえるもので、二人の言いなりにならざるを得ないようである。総裁選の数字に基づいて、その背景について詳しく、一月万冊のネット番組において元朝日新聞記者でジャーナリストの佐藤章氏が解説してくれている。河野氏へのネガティブ・キャンペーンも高市氏への押し上げキャンペーンもすべて多額のお金をつぎ込んで安倍氏が仕掛けたようである。河野氏を蹴落とすことを最優先にした作戦が安倍、麻生、甘利氏が中心になって裏工作され、それが見事成功したようである。まさに、3A(麻生・安倍・甘利)の復権・勝利を意味する。
岸田政権の役員人事が近く発表されると思うが、岸田総裁誕生の立役者の甘利氏が幹事長に就くものと思われる。法務大臣は、上川氏を留任させ、安倍氏の数々の悪事を葬り去る段取りのようである。麻生氏が財務大臣に居座る可能性も強いという。岸田政権は安倍、麻生政権と同じなので、旧態依然とした自民党の体質は全く変わらないとみられる。
コロナ対策についても、岸田総裁は、ほとんど何の知識も持たず、専門家や医系技官の言いなりになることは間違いないので、新しい対策は全く期待できず、第6波を控え、混乱することは必至のようである。総選挙を控えているので、国民は目覚めるべきである。
一月万冊の解説(9/29): https://youtu.be/-Hb7pEtqKsk