13日、ついに大阪万博開催まであと1年となったが、全ての面で問題だらけで、無事開催の日を迎えられるか極めて疑問である。13日までに中止を決めれば、キャンセル料も比較的少なくで済んだが、岸田首相は、アメリカで国賓待遇を受けご満悦のようで決断できない男の本領発揮となった。自分が最高責任者であるが、その自覚は乏しく、状況判断が出来ていないのは極めて残念というか不幸である。自分が誘致したのではないから、責任はないとでも思っているのであろうか?現状では、来年の万博開催時に首相に留まっている確率は、極めて低いと思われるが、だから責任を取る必要はないとでも思っているのであろうか?
このままだと日本が大恥を書くのは目に見えているが、誰がどう責任を取るのであろうか?大阪維新は、万博は国の行事だとして、責任逃れをしようと必死だが、岸田首相はじめ国の方は当事者意識は希薄で、自分らに責任はないという姿勢が見え隠れする。それどころではないというのが本音であろう。ゴミ処理場を会場としてしまったことによる様々な弊害、パビリオンの大幅建設遅れ、上下水道の不備、アクセスのパンク、台風・地震・メタンガス爆発による被害の恐れ、莫大な建設・運営経費(税金の無駄遣い)、目玉となるイベント不在、反SDGsコンセプト等問題が多すぎる。カジノ誘致とのきな臭い関係も露骨である。万博に対する全国的な関心は低いが、関西地区でも多額の税金負担が増えるため、反対の声も少なくないようである。前売りチケットがあまり売れていないことがそれを証明している。
万博については、ネットを中心に批判が広がっているが、最近マスメデイアもその問題点をとりあげつつある。関西の御用メディアが「がん」となって、問題点をあまり取り上げず、ずるずるとここまで来てしまった感があるので、マスメディアの責任も大きい。1年後どうなっているのか、政府が胸を張るのか、恥をかくのかいずれにしても楽しみである。
「しながわ運河まつり」なるものが、東品川海上公園と天王洲公園で、ここ数年春と秋、年2回開催されているが、春は、桜が散った後の4月の第2週末あたりに開催されている。今年は、12~14日に開催されたが、例年だと桜は完全に散っているのに、開花が記録的に遅れ、まだかなり綺麗に咲き誇っていた。会場は区の桜の名所としても有名なので、2週末連続で人が集まる結果となった。
イベント内容としては、花火・周遊船・ステージ・飲食屋台・キッズアトラクション・体験・マリンスポーツ・グラウンド企画・eスポーツ・フリマ・音楽などである。我が家から徒歩10分位のところにあるが、魅力あるイベントは余りないので、13日夜のミニ打ち上げ花火を見るために、足を運んだ。、公園内の桜はまだ咲いていたこともあって、家族連れはじめ物凄い数の人出であったが、食べ物からゲーム系まで屋台の多さにびっくりした。メインステージで音楽のショー等があったが、いまいちであった。昼間から入れ替わり立ち替わり、歌や演奏や踊り等のショーがあったようである。ちょっと期待外れの感であった。
花火は、夜8時から5分間というミニ打ち上げ花火であったが、至近距離で見られるので、それなりに迫力はあった。しかし、時間が短いので、やはり15分位はやってくれないと満足いくという感じではなかった。14日もお祭りはあったが、また行こうという気になるほどの魅力は感じなかった。秋にもまた行われるようだが、花火の打ち上げ時間はもっと長くしてほしいものである。今回は、お花見も兼ねることができたということだけが、唯一のよかった点である。
「花まつり」とは、4月8日のお釈迦さまの誕生日に行われるお祭りで、花御堂に安置された誕生仏に甘茶をそそぐことで仏を供養し、子供達の健康を祈る仏教行事で、正式には「灌仏会」と言われる。今年の4月8日は月曜の平日なので、池上本門寺は、「花まつり」のお祝いを、4月6~7日に「春まつり」と称して、各種イベントを行ったものである。今年は、桜の開花が大幅に遅れたため、満開の桜に囲まれた中での「花まつり」開催となった。開催に合わせ、境内にある五重塔が特別開帳されるということで、7日に、お花見がてら、池上本門寺に足を運んだ。
本堂の前には、誕生仏が安置されていて、甘茶を注がせてもらい仏を供養した後、甘茶の試飲もさせてもらった。天候にも恵まれたため、境内はお参りする人や桜の木の下で花見をする人でごった返していた。本門寺には何回も来ているが、年に一度の五重塔の特別開帳を見るのは初めてであった。五重塔に入ったところに黄金の仏像が安置されているとは知らなかった。周辺は桜が満開で、桜と五重塔のコラボは絶景であった。お花見がてら墓地を散策し、久しぶりにプロレスラー、力道山のお墓もお参りした。
今から2500年ほど前、カピラヴァストゥを都として栄えた釈迦一族のマーヤー夫人は、ある夜に白い一匹の象が右脇から胎内へ入る夢を見て、その後懐妊したが、お産のため実家へ戻る途中マーヤー夫人がルンビニという町で産気づいたため、アショーカの花が咲く木につかまり、シッダールタ王子(お釈迦さま)を出産したという。お釈迦さまは、マーヤー夫人の右脇から生まれたとされるが、その直後に七歩歩いて右手で天を指し、左手で地をさして「天上天下唯我独尊」と言ったという逸話は有名である、釈迦のこの言葉はよく誤解されている。決して「この世の中で一番俺様が偉い」といった意味ではなく、『この広い世の中で他の生き物と違って、唯一人間だけが考えることができ、尊い使命を持って生まれてきたと』いうのが真の意味である。
今から12年前の2012年3月にネパールに旅行した時、この「ルンビニ」という聖地を訪ねる機会を得た。カトマンズからバイラワまで小型機で飛び、そこからハイヤーでルンビニまで足を延ばした。ルンビニ園は、世界遺産にも指定されており、丹下健三氏の設計の基づき整備され、世界各国の寺院も建てられている。最大の見どころは、誕生シーンのレリーフ、アショカ王の石柱(紀元前3世紀にアショカ王が生誕の正確な位置を示すマーカーストーンを立てたもの)、マーヤー聖堂、プスカリニ池(夫人が沐浴したところ)で、池の傍には、当時を再現した菩提樹が植えられている。お釈迦さまの生誕地を訪ねたという経験から、「花まつり」には人一倍の関心があり、昨年は、芝大門の増上寺の「花まつり」イベントにも足を運んだ。仏教の世界は、奧が深く、お釈迦さまの教えや親鸞聖人の浄土真宗には深い興味を持って自分なりに勉強しているが、まだまだ悟りを得るまでには至っていないのが残念である。
五重塔と満開の桜
五重塔で御開帳された仏像
大阪万博協会は、3月29日、人工島「夢洲」の会場予定地で、工事中に出た火花がメタンガスに引火し、設備を破損する事故があったと発表した。協会によると、28日午前、会場予定地の北西にあるグリーンワールド(GW)工区のトイレ1階で、作業員が配管を溶接中、火花が配管内にたまったメタンガスに引火し、コンクリートの床や点検口を破損したが、けが人はなかった。GW工区の一部は廃棄物処分場になっており、地下にたまったメタンガスが床の配管設備の空気穴を通じてたまり、火花に引火したとみられる。現場は廃棄物処分場だった場所で、かねて危険が指摘されていたが、現実のものになった。
この場所には、パビリオン等は建設されず、廃棄物をコンクリートでふさぎ、駐車場やレストラン等に使用する計画らしいが、廃棄物から出たメタンガスが地上に漏れ出していることが現実に起こったことを考えると、万博期間中に周辺でこのような爆発事故が起こる可能性もあり、いかに危険であるかが明るみに出た感じである。廃棄物処分場を会場としているため、事故が発生する可能性は予測されていたが、会期中に発生する可能性も十分にあり、誰がどう責任を取るのであろうか? 地震、台風、ガス爆発等の危険性を考えるならば、危険を冒して、万博を見に行く選択肢は全くないといえる。日本政府及び大阪維新関係者は、どう考えているのであろうか?アクセス最悪、パビリオンも見どころなし、危険も満載、税金も無駄遣い、SDGs方針にも反する今回の万博は日本の恥となりうるので、早く中止を決断してほしいものである。
中止の決断ができるのは、岸田首相だけだが、キャパシティがなく、能登半島大地震対策も不十分、裏金問題も統一教会問題もうやむや、今は、国賓としてのアメリカ訪問しか頭になく、総裁・総理へのしがみつきという身の保全しか考えていないようなので、万博どころではない。裏金スキャンダルの最高責任者なのに何の責任も取らないし、万博が大失敗に終わっても全く責任を取らないことは目に見えているといえる。
東京新聞記事(4/2): https://www.tokyo-np.co.jp/article/318707
しんぶん赤旗記事(4/3): https://www.jcp.or.jp/akahata/aik24/2024-04-03/2024040304_01_0.html
デモクラシータイムス(4/3 32分~43分): https://www.youtube.com/watch?v=5kmjfF3EISU
31日、桜の名所でもある洗足池近くに居を構えた子供・孫家族のところに5世帯12人(大人9人、子供3人)が集まり、一足早いお花見をした。今年は開花予想が大外れで、ソメイヨシノの開花は1~2分咲きといったところであったが、日曜ということもあって、かなりの人出があった。ちょこっと咲く桜の木の下にシートを敷き、それぞれ持ち寄ったお弁当を食べながら、お花見気分を味わった。次男は、いまだタイに駐在中で参加できず残念であったが、こちらの家族が4人、次男家族が3人、奥さんの両親、弟さん家族が合わせて5人が集まるという滅多にない機会となった。
洗足池は、桜の名所としても有名で、皆で池の周りを散策し、勝海舟のお墓も訪ねた。ソメイヨシノはまだだが、いち早く満開となった桜も若干あったので、お花見の気分を味わうことができた。散策後は、池の畔にある子供・孫家族の家に戻り、孫の誕生日が4日後ということもあって、誕生日祝いを兼ね、皆でアイスの誕生日ケーキをいただいた。家の中から桜を見ることもできるが、気温がぐんぐん上がったため、見た目にも朝方より午後過ぎには驚くほど桜の開花が一気に進んでいた。帰りには、近くにある東京工業大学のキャンパスにも立寄り、早咲きの桜を鑑賞することができた。ここは、奥さんの弟さんが教鞭をとっていることもあり、案内してもらった。今週半ばから週末にかけては、一気にソメイヨシノの桜も満開となるので、どこに行くか決めてはないが、楽しみである。