今年は、テレサ・テンが42歳の若さで亡くなってから20年という節目の年であることから、各地で記念コンサートが行われたり、テレビでも特集番組がいろいろ行われている。5月に東京で開催されたメモリアルコンサートもかぶりつきで、3Dホログラム映像による彼女の歌う姿を見ることができたのも記憶に新しい。
テレサ・テンとの出会いは、日本でデビューする4年前(1970年)のことで、生まれて初めて行った外国である台湾を旅している時であった。その時からのファンなので、昔のテープやレコードもたくさん持っていた。特に、彼女の中国語での歌はうっとりするほど魅力的で、当時から日本の歌謡曲を中国語で歌ったテープやレコードを集め続け、今では、60曲以上にもなり、時々その歌声を楽しんでいる。
今年もあと数ヶ月となってしまったので、あせりつつも、この11月に彼女の墓参り旅行に出かけることにした。東京から高雄に入り、高雄でテレサ・テンの記念博物館を見た後、雲南県にある彼女の生家を訪ね、台北では、近郊の新北市にある彼女のお墓への墓参りを計画している。彼女の生家への旅については情報が乏しく不安もあるが、あえて決行予定である。誰か行ったことがある人はいませんか?
飛行機は、LCC利用なので、往復で2万円ちょっとという格安料金である。ホテルも1泊4、5千円程度なので、国内旅行より安いかも知れない。台湾もしばらく行っていないので、浦島太郎状態だと思うが、テレサ・テンを偲ぶ思い出を訪ねる旅なので、大変楽しみである。
海外旅行による訪問国数は、現在99カ国で、次は100カ国目となる節目のタイミングであるが、今回は、あえて100カ国目を挑戦せず、最初の国である台湾への思い出旅行にシフトしたほど、テレサ・テンへの思い入れが強いとも言える。99という心地よいポジションを楽しみつつ、100カ国目は、来年2月にタヒチで達成しようかと計画している。