浪漫飛行への誘(いざな)い

海外旅行は102か国、海外旅行、世界遺産、飛行機、卓球、音楽、歌謡曲、初物、語学、仏教シリーズ等の趣味の世界をブログに

シニア留学体験記(1)

2014年07月30日 22時13分16秒 | 英語
定年後に念願であった海外留学(遊学)を2008年に実現したが、記録を残す意味で、その体験記を2回に分けてここに記載したい。

1 留学の計画

定年まであと数年と迫っていた頃、定年後の目標を明確にする準備作業に入った。会社では、長年、英語を使う仕事に従事してきたが、いかに自分に英語能力がないことに嫌気がさしていた。それでも、何とか業務をこなし、大きなミスも起こさずにやってきたのは幸いであった。しかし、自分自身海外留学の経験もなかったので、この機会に留学して英語能力の向上をめざしたいと夢見るようになっていた。

こんな背景から、定年後すぐに海外に留学する計画を立て、資金計画、留学先の決定、下見等綿密な準備作業を進めることにした。計画がスタートしたのは、定年の約3年前で、いざ準備を始めると定年が待ち遠しい心境になっていった。従って、定年を迎えるという寂しさはかけらもなく、定年前の2-3-年は夢あふれる毎日を過ごしていた。

2 留学先の決定、準備

当初の計画は、留学先はオーストラリアのブリスベン、期間は1年ないし2年、夫婦でロングステイ生活し、学校は、NOVAのような街にある語学学校ではなく、ちゃんとしたキャンパスを持った大学ないし専門学校の線で、情報入手に取りかかり、下見にも行った。

いろいろ検討した結果、オーストラリアは、英語の発音に癖があること、当時皮膚がんの原因になる紫外線問題が発生していたこと、1年から2年となると資金的な負担が大きくなること等により、急遽、ブリスベンからカナダのビクトリアに留学先を変更し、期間も5ヶ月に短縮することにした。

ビクトリアについては、そこに知り合い(今のマンションを買った時の前のオーナーという不思議な縁)がいたこと、英国のイメージを持つ美しい花の都であること、都市の規模が手頃な大きさであること、何回が行って馴染みがあったこと等により、あまり迷うことなく決まった。それも大きなキャンパスを持つビクトリア大学が行っている3ヶ月の英語集中講座に参加することにして、残りの2ヶ月は、旅行、ゴルフ、テニス等の遊学にあてることにした。

<英語講座紹介ビデオ>

https://www.youtube.com/watch?v=xNvAcLu-mo8

ブリスベンについては、学校の下調べもかなりしていたので、定年前の長期休暇を利用して、シャフストン・カレッジという英語学校で、1ヶ月だけの短期留学を行った。寮が併設されている学校であったので、一人で自炊生活をすることにした。日本の食材も簡単に手に入ったので、外食はあまりせず、頑張って日本食の自炊を続けた。この学校は一週間単位で授業を受けることができ、学生は、韓国、日本、中国、タイ、ヨーロッパ、中南米からの学生が多かった。若い人が大半であったが、自分のようなシニア世代の人も少し混じっていた。たった1ヶ月ではあったが、若い連中といっしょに、楽しく英語を勉強させてもらい、予行演習として貴重な体験をすることができた。

ビクトリア大学は、約19000人の学生がいて、広いキャンパス内に、鹿、リス、うさぎ等も多数いて、自然の緑に囲まれた理想に近いイメージの大学であった。キャンパス内に学部ごとにいろいろな建物が点在するが、留学の英語講座を行う建物も専用に用意されていて、図書館やコンピュータ室やカフェテリア等もすべて他の学生と共通であった。

留学先が決まり、次に住まい探しが始まった。2DK程度の家具付きコンドミニアムをネット上でいろいろ探したが、家賃がリーズナブルで、通学にある程度便利なところで、しかも家具付きで、半年という短い期間のみ借りられるコンドミニアムは限られていた。

最終的には、ネットで探しあてたコンドミニアム(大学までバスで15分位、1LDK 65m2)に決めた。リビングには折り畳み式のベッドが置かれていて、ベッドが二つ確保でき、時にはゲスト用にもなるので、二人で生活するには全く問題はなかった。家具付きなので、テレビや冷蔵庫はもちろん、調理用具からお皿まで何でも揃っていたが、日本人の知人から、炊飯器とアイロンだけ貸してもらった。電話もインターネットも使い放題であった。コンドミニアムは、5ヶ月契約し、その後2週間は、カナダ内の長期旅行に出ることにした。

3 資金計画・総費用

資金計画としては、留学に備えて、毎月積み立て貯金をすることにした。留学の授業料、コンドミニアムの家賃、生活費、ゴルフや旅行等の娯楽費等、大体の経費の予測を立てるのはさして困難ではなく、資金計画は立てやすかった。当初は400万円位の予算を立てていたが、結果的には、二人分のカナダ往復の航空券、5ヶ月のコンドミニアムの家賃、二人の授業料、生活費、ゴルフ等の娯楽費、カナダ国内の旅行費用等全部で約450万円を使ったが、それによって得られたものを考えるとそれほど高い出費ではなかったともいえる。旅行費用と頻繁のゴルフ代を除くと、留学・ロングステイ費用だけでは、350万円以下であったと思われる。久し振りの大口の出費となったが、このタイミングで使ったのは大正解だったと考えている。3年にわたって、積み立て預金をやったので、退職金はほとんど手をつけなかった。参考までにかかった費用の概算は以下の通り。

(概略) 
      授業料       47万円(二人分)
      家賃        94万円(5ヶ月分)
      生活費     131万円
       旅行費用      101万円(カナダ国内)
      往復航空券     41万円 
       娯楽費その他    36万円
合計       450万円

4 クラスメート

3ヶ月プログラム参加の学生は、韓国、日本、中国、中近東、中南米等から150人位いたと思うが、希望により、一般的な英語の勉強をするクラスと大学受験資格も得られるアカデミックな勉強をするクラスに分けられた。入学にあたって、最初の日にクラス分けの試験を受けた。TOEICのような実践的な問題で苦労したが、結果的には、一般的な勉強を行う一番上のクラスに入った。クラスメートは、10人で、コロンビア1 ベネズエラ1 トルコ1 韓国4 日本3であったが、韓国の1人の男性が途中帰国してしまったので、実質は9人、内 8人が18歳から26歳までのうら若き女性で、男性は小生1人のみで、美女に囲まれ、まさにハーレム状態であった。

若い女性と机を並べるのは、楽しいし、刺激もいろいろ受けた。ある時、韓国の女性3人から3人のうち誰が一番タイプかとの質問を受けたことがあった。咄嗟ではあったが、恋人にするならAさん、妻にするならBさん、遊び相手ならCさんと答えたことがあった。こんなに恵まれた環境で留学できるなんて全く想像していなかったので、60歳にしてまさに桃源郷の世界を体験したともいえる。クラスメートの女性達とは、今でもコンタクトがある。

ベネズエラの女性は、母国でサルサダンスのコンテストで優勝したことがあり、ビクトリアでもサルサダンスを教えていたほどである。彼女は、前の講座からの継続で、その時のスピーキングパートナー(後述)と結婚直後で新婚であったが、その後カルガリーに転居し、2010年にカルガリーに旅行した際には彼女の家に遊びにも行った。

トルコからの女性は、声楽も勉強していて、今でもビクトリアに滞在している。また、韓国の3人の女性とは、2012年に友人の結婚式参加でソウルに行った時、再会を果たすことができた。皆いい娘なので、年寄りにも優しく接してくれるのが嬉しい限りである。

5 授業内容

授業内容は、皆すでにある程度の英語能力があるので、テキストに沿った勉強のようなものは少なく、例えば、ビクトリアの名所を英語で勉強し、他のクラスの生徒を前に現地に行って英語で観光ガイドをするとか、スーパーマーケットに行って店長の説明を聴いたり、裁判所に行って裁判を傍聴したりとかキャンパスの外に出て行う授業も少なくなかった。

リーディングでは、グループ毎に分かれ、それぞれ好きな小説を選び、毎週20ページほど家で読んでくる宿題があり、授業ではそれを読み合わせ、最後には、その小説のDVDを見せられ、内容について試験を受けた。自分のグループは、“The Painted Veil” (彩られし女性、2006年映画化)という小説を選んだが、難しい単語も多く、なかなか大変だった。英英辞典が大活躍していた。

リスニングでは、「フレンズ」等のシットコム(Situation Comedy)のDVDを使い、聴きとる練習をして、表現の勉強をしたり、視聴覚ルームでリスニングの授業を受けたりした。シットコムの英語は、まさに日常使われる生きた英語なので、役に立つ表現も多いが、なかなか聴き取れず苦労した。笑いのツボで笑えないのはつらいものがある。字幕なしでのドラマの会話が理解できるようになれば、英語能力も一人前といえる。現役時代に苦労したのは、まさにこのリスニング能力の問題であった。日本人や韓国人は総じて苦手な様子であったが、中南米からの仲間はほとんど聴き取れていたようである。

また、選択科目を取る授業もあったが、自分は苦手なリスニングの授業を選択した。各自英語の歌をピックアップし、それを皆で歌詞を聴き取る練習が中心であった。若い娘の選ぶ曲は聴いたこともないような流行の曲も多く、歌詞のリスニングも大変であった。自分は、歌詞が大好きなサウンド・オブ・ミュージックから“16 going on 17”を選んだ。個人的にはリスニングが一番苦手であったので、リスニングの授業はついていくのに苦労した。

スピーキングでは、1回目は 個人的話題、2回目は、文化問題、3回目は深刻な社会問題について、3分間スピーチをやらされた。イディオム、慣用的言い回し等の勉強もいやというほどやった。格調高い表現も多く、この年になるとなかなか頭に入りにくく、悪戦苦闘した。文法を勉強する授業やメールの文書や手紙の書き方を学ぶライティングの授業もあったが、こちらは比較的対応可能であった。

3ヶ月の集中講座のため、とにかく内容が盛りだくさんで、毎日、復習と予習をやらないと授業についていけない感じであった。 週末も含め、宿題も毎日のように出されるので、毎晩遅くまで机に向かっていた。当初は、夜中まで宿題をしながら、定年後はゆっくりするはずが…とぼやきたくもなった。こんなに毎日夜遅くまで勉強することになるとは想像もしていなかったが、小テストが週に1回は行われていたので、勉強せざるを得ない状況であった。

授業内容としては、概して総合的英語能力の向上をめざし、綿密なカリキュラムが組まれている印象であった。実際に授業で習った慣用的表現については、当時のノートから自分のHP(http://romanflight.web.fc2.com)上の「語学シリーズ」に整理掲載し、今でも時々復習がてら目を通している。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

8月は懐かしの歌謡曲を生コンサートで

2014年07月25日 05時58分05秒 | 音楽
今年の8月は、2回、懐かしの歌謡曲を生で聴く予定である。
まず、9日にはNHKの思い出のメロディーの観戦チケットが見事に当選した。15枚ほど往復はがきで応募したので、軍資金は1560円(2人分)。生放送で3時間近く放映されるので、相当見応えがありそうである。NHKホールは、1階から3階まで約3,600席もの席があり、どこに座るかも当日の運なので、できれば1階席か2階席があたることを祈りたい。

今年で46回目で、夏の紅白とも言われているそうだ。紅白ほどでないにしても、相当応募があると思われるので、ラッキーといえる。紅白の場合、応募はがきは、100枚前後出しているが、今までに2回当選したことがある。天文学的に高い倍率なので、奇跡ともいえる。今回の「思い出のメロディー」の応募倍率が気になるところであるが、我々の年代からすると、紅白の場合、歌手や曲目の半分程度しかわからないため、かえって思い出のメロディーの方が楽しめそうである。

今年の司会は、仲間由紀恵と綾小路きみまろに決定しているが、出場歌手はまだ発表されていない。過去の例だと30人近く出るのではないかと期待される。紅白と違って、知っている曲がほとんどなので、大変楽しみである。最近、歌謡曲を生で聴く機会が増えているが、生のコンサートは、迫力ある雰囲気を肌で感じることができるため、テレビで見るのとは雲泥の差がある。やはり、生は最高である。

次に、20日に中野サンプラザで行なわれる「同窓会コンサート」の安いチケット(A席一人3,500円)を購入した。新聞の広告で、本来5000円のチケットが早期前売りで3500円になるという新聞広告に釣られて、購入することにした。たった3500円で生のコンサートが見られるのはとても割安感がある。

出場歌手は、西城秀樹、尾藤イサオ、加橋かつみ、山田パンダ、タケカワユキヒデ、チェリッシュ、今陽子、あべ静江、西口久美子(青い三角定規)、あいざき進也、晃(フィンガー5)、伊藤咲子、リリーズ、高道(狩人)とのことである。同窓会コンサートは2回目であるが、 60~70年代ヒットパレードを同窓会気分で聴き、青春にプレイバックできるので、これまた大変楽しみである。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウクライナの犯罪事情

2014年07月22日 22時32分13秒 | 旅行
つい先日、マレーシア航空機がウクライナの親露派武装勢力とみられる地対空ミサイルで撃墜されるという事件が発生し、昨日今日、犠牲者の遺体が持ち去られているとともに、遺体から貴重品が盗まれているとのニュースが流れている。

とても信じられないような話であるが、自分のウクライナ旅行の体験からは、さもありなんという感じである。2010年にウクライナのキエフに旅行したが、二つの犯罪に巻き込まれそうになった。

1 キエフ空港での荷物の抜き取り犯罪

キエフ国際空港からキシナウ(モルドヴァの首都)の国際空港まで飛行機を利用したが、チェックインで預けた手荷物は鍵をかけておいたものの、鍵は開けられ、荷物の中身を物色された。幸いにも盗まれたものはなかった。というのも、空港で、ほとんどの人が有料だが荷物をテープでパッキングするサービスを受けているのに気づいた。チェックインに並んでいる人に訊ねると、キエフ空港では、預けた手荷物は鍵がかかっていても全て
開けられ、貴重品はすべて抜き取られるので、盗難防止のためパッキングをやっているという。最近は貴重品以外の食べる物も盗まれているような話もしていた。

チェックインの列に並んでいる人の荷物を見ると、パッキングしていないのは10-15人に一人位の印象であった。本当かどうか試しにそのまま預けることにしたが、これは盗まれては困るという物をさらにチェックイン前に機内持込に変更し、預けた荷物は下着とか衣類とかお菓子とかに限定して、どのように詰め込んだかも確認の上、鍵もしっかりかけた。

皆の話を聞くと、キエフ空港では、手荷物の貴重品抜き取りは日常茶飯事で、有料でパッキングされた荷物には手を出さないルールになっているようである。受託荷物が200個だとするとパッキングしていない荷物は20個もないので、荷物係員にとっては短時間で全ての荷物の開梱、抜き取りは容易な作業なのである。

キシナウの空港に着いて、ターンテーブルから流れてきた自分の手荷物は、予想通り、鍵がはずれていて、中身はぐちゃぐちゃになっていたが、作戦成功で、何も取られていなかった。

2 キエフの観光の中心街で、「財布拾い」

中心の広場を歩いていると目の前で財布を拾ったという人が近寄ってきて、山分けしないかと相談を持ちかけてきた。そこに落とし主が現われ、落としたお金をくすねていないか財布の中を見せろと言ってきた。

拾った人は財布の中を見せて拾っていないふりをしていたが、こちらにもくすねていないか落とし主が見せろとせまるので、その場の雰囲気で仕方なくみせる羽目となった。このあたりで怪しい殺気を感じたので、ちらっとだけ見せて、くすねていないと主張し、二人を無視してその場を歩き去って、事なきを得た。二人はまさにグルであった。

拾ったというお金は透明のビニール袋にユーロの紙幣がいっぱい入っていたが、初めは、その人が本当に拾ったのかと思い、恥ずかしながら、警察に届けたらどうかなどとアドバイスしてしまった。常に警戒心を持っているので、何となく怪しい状況を感じ、足早にその場を去ったのは大正解であった。キエフでは頻発している犯罪とのことだが、実際にその場に出くわしてみると、財布拾いが芝居かどうかわからないほど彼らの演技力は抜群であった。

この実体験から、墜落現場から貴重品を盗み出すという行為は、彼らだったら当然であろうと感じた。旅行当時もウクライナは観光資源も多いのに、治安の悪いひどい国だという印象を持っていたが、今のウクライナの政治情勢が見るに政治の不穏が市民に暗い影を落としている感じで可哀想なくらいである。マレーシア航空機事件はうやむやにされそうな気配もあるが、早く問題解決をして、政治の安定を取り戻してほしいものである。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「まるでアナ雪の城」北海道の美術館、話題に!!

2014年07月22日 21時56分28秒 | 旅行

5月31日に、「アナと雪の女王」をイメージさせる雪の美術館」というタイトルでブログを書いたが、7月20日の朝日新聞デジタルの記事を見て、意を強くした。自分の感覚だけで、まさにそのイメージだと感じたことを書いたが、まさに、誰しもがそのようなイメージを持つようで、ネットとクチコミで話題になって、観光客も急増しているとのこと。行ったことがない人は、行くなら、「今でしょう。。。」


----------------------------------------------------------

朝日新聞デジタルの記事  7/20付




「まるでアナ雪の城」 北海道の美術館、話題に

渡辺康人

2014年7月20日23時54分


【動画】まるでアナと雪の城と口コミで話題に=堀英治撮影


 世界的に大ヒットしているアニメーション映画「アナと雪の女王」に登場する氷の城にそっくり――。北海道旭川市の「雪の美術館」の内部がネットや口コミで話題になり、観光客が増えている。

 中世ヨーロッパの城のような外観で、雪をイメージした彫刻が施された柱や壁、天井画、クリスタルのシャンデリアが華やかな雰囲気を漂わす。らせん階段を下りると冷気が漂い、ガラス越しに氷の造形が見られる回廊は映画の雰囲気そのものだ。

 友人と映画の主題歌を歌いながら記念写真を撮っていた観光客女性(21)は「予想以上に映画のイメージ通り」と喜んでいた。

 美術館は、地元の美術工芸品「優佳良織(ゆうからおり)」の展示施設を運営する北海道伝統美術工芸村が60億円をかけて1991年に建てた。地元・大雪山系の雪の美しさを一年を通じて知ってもらおうと建てたが、人気はいま一つで今春まで1日の入館者が数人の日もあった。

 映画ヒット後の6月ごろから平均入館者が2倍に増え、雪の結晶のペンダントなどを売る売店の売り上げも3倍に。美術館のスタッフは「地元でもあまり知られていなかったのに日が当たりうれしい」と喜んでいる。(渡辺康人)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中国語による日本の歌謡曲 - テレサ・テンの魅力

2014年07月19日 10時44分44秒 | 音楽

 

人生初の海外旅行は、大学の卒業旅行(1970年)で、行き先は台湾であった。中国語は全く知らなかったが、台北から高雄に向かう列車での中国語による車内アナウンスにウットリしたことを鮮明に覚えている。台湾ではマンダリン(北京語)が話されていて、日本語と違って、旋律のように流れる印象で、特に若い女性の話す中国語は世界で一番美しい言語ではないかと思ったほどである。

当時、台湾では日本の歌謡曲がいろいろ流行っていて、レコード店で何度も耳にした美しい中国語による日本の歌謡曲の音楽にものすごい衝撃を受けた。メロディーはよく知っているのに、言葉に惑わされ曲名が思い出せないことがよくあった。当時、一番人気があったのが、麗君(後のテレサ・テン)で、レコードやカセットテープもいっぱい売られていた。彼女の中国語は大変美しく、その時以来ずうっとファンになっている。 日本でのデビューが1974年とのことなので、その4年前からのファンであることに誇りを持っている。

日本の歌謡曲はメロディーに馴染みがあるが、その歌を美しい中国語で聴くことになるので、何とも言いようがない不思議な魅力がある。その時以来、台湾や香港に旅行で行くたびに、必ずレコード店に立ち寄り、中国語で歌われている日本の歌謡曲のレコードやカセットやCDを買い漁ったものである。

自分でHPを作り始めた時、早速、このジャンルの楽曲を整理し、現在、中国語で歌う日本の歌謡曲を200曲ほどHP上にリストしている。そのうち、約60曲はテレサ・テンが歌っている。そのほとんどをHP上で聴くこともできるので、興味ある方は是非、美しい中国語による歌謡曲を聴いてほしい。

HP: http://romanflight.web.fc2.com

 
音楽シリーズ ⇒ 中国語による日本の歌謡曲シリーズ (1)(2)

中国語のタイトルは、原曲から類推できるものから、全く異なるタイトルが付けられているものまで、千差万別である。例えば、類推できそうなものを挙げると、

償還  四個願望  再見我的愛人  誰能禁止我的愛
世界多美麗  愛的理想  恋愛季節  過去的春夢
別離的預感  涙的衣裳  酒紅色的心 等々

わからなければ、HP上でそれぞれ確認してみてください。

ところで、テレサ・テンの曲の中で、唯一、幻の逸品となっているのが、「別れの予感」の中国語版である。中山市のカラオケで聴いたような気がしたが、いろいろ調べてみると、中国語版は作られていないようである。タイトルのみ「別離的預感」とか「襟曲」とかを見かけるものの、歌そのものにはまだお目にかかったことがないのが残念である。もし情報をお持ちも方がいれば教えてほしい。

テレサ・テンは、残念ながら42歳の若さで亡くなったが、最近の新聞で、台湾中部の雲林というところに彼女の生家があり、観光で見学できることを知った。産声をあげた部屋をはじめ、いろいろな生活用品や写真なども展示されているようである。台北からかなり離れていそうだが、近いうちに是非とも訪問したいと計画を立て始めたところである。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クチコミでクロアチア・ワイン賞

2014年07月17日 06時21分05秒 | 旅行
昨年クロアチア政府観光局が企画したクロアチアのKuchikomi(クチコミ)キャンペーンに応募していたが、先にクロアチア・ワイン賞を受賞した旨の連絡があり、本日、クロアチアのワインが届いた。応募の内容が関係しているのか単なる抽選かは不明であるが、いずれにせよ嬉しいものである。賞品は、ディンガチワイナリー 「プラヴァツ」(750ml)というワインである。1名当選のクロアチア往復航空券は駄目であったが、期待もしていなかったので、ワインで十分満足している。クロアチアには3回行ったことがあるが、知り合いもいるため、大変親しみを感じる国であり、近い内に、友人に会いに再訪したいと考えている。
参考までに、キャンペーンへの投稿は下記の通り。

--------------------------------------------------------------
クロアチアとわたし

約30年前、ドイツのフランクフルトに住んでいた時、子供が同じ年代であったこともあって、同じマンションに住むユーゴスラビア(現クロアチア)のザグレブからの家族と大変親しくなった。1989年には、彼等の別荘があるツレス島に招待を受けて、家族4人で遊びに行ったが、別荘に寝泊まりさせてもらい、島でのコンサートや海遊び等大変楽しい想い出が残っている。ツレス島は海の色も綺麗で、別荘を持っている人も多いという。島にある床屋にも行ったが、日本人客は初めてだと大歓迎された。そのクロアチア人家族とは4年ほどのおつきあいであったが、1989年に我々が帰国した1年半後にクロアチアの内戦が勃発し、彼等とも音信が不通となってしまった。

あれから長い月日が経っていた2002年のある時、内戦状態にあったザグレブに戻った彼等のことが急に気になり、フルネームが記載されていたご主人の名刺を頼りにインターネットを通じて、彼等の捜索を始めた。名前をグーグルで検索するといろいろなサイトが表示されてきたが、その中で、クロアチアの経済界のメンバーがインドに視察に行った時のメンバーリストを発見。同姓同名の人もいるので、半信半疑であったが、その視察団に掲載されていた事務局にドイツでの知り合いの消息を探している旨、メールを送ってみた。暫くは何の返事もなく、ほぼ諦めていたが、何と3週間後に本人から「それは私です」という仰天メールが届いた。内戦後も全員無事で、ザグレブで生活しているとの情報を得たが、人探しもできるインターネットの凄さにもビックリした次第である。

その後また、お互いに忙しく、しばらく音信不通が続いたが、2007年10月ついにザグレブへの訪問旅行が実現した。ザグレブの空港には妻と親しかった奥様がわざわざ出迎えに来てくれた。何と別れてから18年振りの劇的な再会であった。彼等の家にも招待されたが、二人の子供の内、下の女の子が同居していた。当時4歳位であったので、今や22歳を超えていたが、何とその女の子は乗馬をやっていてクロアチアのチャンピオンに成長していた。上の男の子はウィーンで働いているとのことで、何と偶然にもザグレブの後、ウィーンに行く予定であったので、そこで、彼とも18年振りの再会を果たした。また、奥様のご両親が近くに住んでいたが、ツレス島でもお会いしたことがあったので、わざわざ我々に会いにきてくれた。

18年振りのクロアチアであったが、ザグレブの街はもちろん、ケーキで有名な郊外のサモボルや世界遺産のプリトヴィツェにも行くことができ、我々にとっては、最高のクロアチア旅行となった。早いものであれからもう6年が経ってしまったが、その後、我々との再会を喜んだ奥様のお母様が、亡くなられたとの訃報が入ってきた。機会があったら、彼女のお墓参りを兼ねて、近い内にもう一度ザグレブの友人を訪ねたいと願っている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春秋航空日本の初便搭乗予定

2014年07月10日 23時34分58秒 | 飛行機
来る8月1日から中国のLCC、春秋航空が日本の国内線に初就航することになっているが、その初便である成田発広島行(朝6時55分発)のフライトに搭乗を予定している。当初の5月末から6月27日に延期され、さらにパイロット不足で1ヶ月ちょっと遅れてのスタートとなるので、無事就航するか心配の感もある。

   春秋航空日本のHP: http://j.springairlines.com/jp

LCCとしては、後発だが、どんなサービスを提供するか興味深いところである。今回は往復とも春秋航空に搭乗予定だが、運賃は、往路が5890円 復路が6580円なので、JAL/ANAや新幹線に比べると相当格安な運賃と言える。こんな値段で採算が取れるのか心配だが、安全運航だけはお金をかけてもらいたいところである。

JAL/ANA以外の新規参入航空会社としては、1998年9月のスカイマークの始まり、エア・ドゥ、スカイネットアジア(今のソラシドエア)、スターフライヤー、フジドリーム、ピーチ、ジェットスター、エアアジア、バニラエアに次いで春秋航空が10番目になるが、今までそのすべての初便に搭乗してきたので、10社の初便完全制覇を目指し、8月1日が楽しみである(小生のHPの初物シリーズを参照)。 度重なる遅延のため、初便行事が行なわれるかどうか疑問であるが、間違いなく新聞やテレビのニュースでは取り上げられると思われる。

   浪漫飛行への誘いのHP:

   http://romanflight.web.fc2.com 
  初物シリーズ ⇒ 初便搭乗

また、成田発が早朝6時55分なので、7月20日から成田空港第2ターミナル前で新規にオープンされる「ナインアワーズ成田空港」というオシャレなカプセルホテルに宿泊を予定している。マスコミでも取り上げられているので、ご存知の方も多いかも知れませんが、1h(汗を洗い流す)+7h(眠る)+1h(身支度)」の9時間というコンセプトのカプセルホテルで今話題になっている。 第2ターミナルから徒歩1分というのも魅力的だし、料金も1泊3900円で、しかも7月31日までは、オープン記念価格で、2900円(毎日先着25名)というのも嬉しい。どんなカプセルホテルかじっくり見てきたい。

   ホテルのHP: http://ninehours.co.jp/narita/

今回の旅行では、広島は何回か行っているので、まだ行ったことがない福山と尾道に宿を取り、鞆の浦や福山・尾道観光ひとり旅を計画している。福山か尾道に詳しい人がいたら、お薦めの見どころを教えてください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする