浪漫飛行への誘(いざな)い

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紙の保険証新規発行停止に思う

2024年12月02日 14時09分35秒 | 健康

12月2日から紙の健康保険証の新規発行が停止され、原則としてマイナ保険証への一本化がスタートした。現行保険証は、廃止後も最長1年間は猶予期間としてそのまま利用でき、マイナ保険証を持っていない人には保険証の代わりとなる「資格確認書」が発行される。ただ、仕組みは複雑で、医療現場では混乱も予想される。

マイナ保険証への一本化は、前のデジタル大臣であった河野氏がマイナカードを普及させようとして、強引に紙の保険証の廃止を法制化したもので、様々な問題点を引き起こしている。紙の保険証も資格確認書も実質同じもので、制度を複雑化させているだけである。マイナカードの作成は元々義務化されたものではなく、希望する人が任意に作成するという位置づけであったはずであり、政府の強引な施策は正当性に欠けるものだが、法制化してしまったので、後戻りできない事態に陥っているものと推察する。

10月末現在で、マイナカードの保有率は、75.7%で、その内、マイナ保険証に登録している人は約82%もいるが、保険証として利用している人は、12%台にとどまっている。マイナ保険証より、紙の保険証のほうが便利で使いやすいということを意味する。マイナ保険証の問題点や政府方針の問題点については、ネットメディアで大きく取り上げられている。自分自身、マイナ保険証を持っているが、医療機関への受診や調剤薬局の利用にあたっては、紙の保険証を使っている。いろいろ自分で操作するのは面倒だし、紙の保険証のほうが便利で使いやすいからである。受診病歴、服用薬などプライバシーの公開には反対だし、服用薬の記録も3年分しか見られないので、お薬手帳の方がはるかに便利である。政府の強引なやり方には全く賛同できないので、マイナ保険証は使うつもりはない。紙の保険証が来年夏頃まで使用可能なので、それまでに、マイナ保険証の登録を解除し、保険証として使える資格確認書なるものを発行してもらう予定である。

マイナカードにすべて一本化して、国民に常に携帯させることは極めて危険なことであり、世界中でそんな国はどこにもないらしい。カードを紛失したら、本人確認書類もなくなってしまう。また、運転免許証も来年3月からマイナカードと一体化することができるようになるが、今の政府は信用ならないので、いつ一本化が強制化されるかわからない。マイナ保険証については、反対の声も強いので、方針の見直しが行われることを強く期待するものである。

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医者の話を鵜呑みにするな~鎌田實&和田秀樹さんの最強コンビ

2024年10月24日 15時24分33秒 | 健康

我々年寄りの味方である医師で作家の鎌田實さんと精神科医の和田秀樹さんのという最強コンビの共著である「医者の話を鵜呑みにするな」という本を図書館で待っていたが、やっと順番が回ってきた。二人とも一連の主張はぶれておらず、共感すること大である。

プロローグでは、「長生きの呪縛」から解き放たれた者勝ち!として、
  ・満足して人生を閉じるか、不満を抱えたまま逝くか?
  ・健康で幸福の条件は「できること」を大事にすること
  ・「長生きの呪縛」とらわれると不幸になる
  ・現代医学は引き算医療、足し算で生きよう

気になるポイントは、

第1章 「壁」なんて壊した者勝ち!
  ・毎日「やることを」持っている
  ・週3回の運動でめざせ!「老い方上手」
  ・元気で長生きの源は「楽天主義」~ストレスを溜めない
  ・最高の脳トレはパズルより好奇心!
  ・免許は絶対に返納してはいけない

第2章 医師のいいなりにならない者勝ち!
  ・人生は「美味しいものをたくさん食べた者勝ち」
  ・コレステロールが高いほうが「うつ」になりにくい
  ・「一病息災」くらいがちょうどいい
  ・わがままな患者でいいのだ!
  ・「チュージング・ワイズリー(賢い選択)」のすすめ
    著者は「臓器別診療」ではなく、総合的な診療体制の必要性を強調
    しているが、全く同感である。

第3章 「ボケの壁」を超えた者勝ち!
  ・認知症は老化現象の一つにすぎず、始まっても10年程度は大丈夫
  ・認知症と診断されても、もぅ駄目ということではなく、進行を遅らせる
   ことも可能~趣味、好奇心を持つことが老化を遅らせる
  ・脳が素直に喜ぶこと(好きなこと)をやればいい
  ・脳には「報酬系」という回路があり、褒められたりご褒美をもらったり
   すると頑張れるようにできている~自分で自分を褒め、ご褒美をあげる
   べし
  ・運動は生活習慣病の最大の予防策
  ・年をとったら苦労から逃げろ~ストレスを避けることに尽きる
     ・フレイル(心身が衰えた状態)にならないよう気を付ける
  ・うつ病・認知症を予防するほどほどの人間関係が必要
  ・「よい睡眠」が脳の老化防止につながる

第4章  老衰上等!「老い方、死に方」を自分で決めた者勝ち!
  ・二人が薦める健康寿命を延ばす食べ物は、
    1野菜 2青魚 3赤身の魚 4肉や大豆 5卵 6ネバネバしたもの
    7エゴマ油 8発酵食品
  ・納豆は最も安くて強力なサプリメント
  ・元気でいたかったら、肉を食べよ!

第5章   結局、人生は面白く生きた者勝ち!
      ・孤独は楽しむもの、孤立は避けるもの
   ・金持ちパラドクスに陥ると不幸にまっしぐら
            ~まさに”DIE WITH ZERO”の考え方と同じ

24日に和田秀樹さんの講演を生で聴く機会があったが、さらに彼の考え方に親近感を覚えた。講演会については別途レポート予定。


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マイナ保険証の罪~自民党の責任大

2024年10月20日 18時53分15秒 | 健康

いよいよ12月2日から紙の保険証の新規発行が停止される。河野元デジタル大臣による独りよがりの独断的暴挙で日本国民がひどく迷惑を被っているが、石破新体制のもとでも方針変更は行わない旨明言しており、自民党政権の大罪が浮き彫りになっている。マイナカード普及のため、多額の税金を無駄遣いし、独断で紙の保険証を廃止するという政府の方針を変えさせるには、政権交代しかなさそうである。自民党の独占的悪行は、戦時中の戦争犯罪人と同様、まさに悪政の犯罪であり、安倍前首相はその最たるものである。紙の保険証の新規発行が停止されても、有効期限中であれば、今の保険証も従来通り使用可能なので、若干時間的余裕があるが、その間にどうするか決める必要がある。マイナ保険証には1月からカルテ情報も掲載されるようなので、個人情報の漏れも心配であり、持っていると極めて危険である。

個人的にはマイナ保険証は使用したくないので、マイナカードから保険証の利用登録を解除する予定である。10月9日に解除方法が発表されたようであるが、かなり面倒くさい手続きが必要なようである。政府としては、解除されると困るので、わざと難しくさせているのではないかと疑われる。SUICAの普及を見ればわかるように、デジタル化は便利だから利用が促進されるのが、正しい流れのはずであるが、便利な紙の保険証を強引に廃止して、8人の内、1人しか利用していないマイナ保険証に多額の税金をかけて一本化しようとすること自体間違っている。アナログも残して、デジタル化を図り、便利であればデジタル化が進むという流れになるべきである。紙の保険証の廃止は、国会で議論することもなく、本来の手続きを経ず、河野デジタル大臣が勝手に決めたことであり、その責任はまさに政治犯罪人そのものである。マイナ保険証の罪については萩原博子さん他からも厳しい批判が展開されている。政府の方針の変換を強く望みたい。


デモクラシータイムス(10/18):https://www.youtube.com/watch?v=fLi9q-3KKZw&t=19s  (中で紹介されている動画に注目)


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不整脈薬卒業も黄斑変性、腰痛、歯痛と満身創痍

2024年09月17日 21時35分20秒 | 健康

17日に心房細動のカテーテル・アブレーション手術から3ヵ月後の診察で、3ヵ月間、心房細動による不整脈が発生していないようで、リクシアナという血液さらさらの薬からも卒業することになった。急に止めて大丈夫か心配の感もあるが、薬代が高額だったので、大変助かる。これで、不整脈がらみの薬はすべて服用を中止し、様子見をすることになった。動悸が出たり、心拍数が130台になるような症状が出たら、すぐに病院に駆け込むという前提で、ひとまず無事卒業することになった。

まずは、薬卒業でホッとしているが、高血圧や心臓に負担のかかる激しい運動は控える等の用心は必要となるであろう。一安心も束の間、8月に入って、物が歪んで見える黄斑変性症が再発し、1回目の注射治療で少しは改善された感があるが、24日に2回目の注射を打つことになりそうである。目がうっとうしいと体全体が不調となる感じで、漢方の胃腸薬等で何とかしのいでいるが、今度は、14日にお風呂の掃除中、中腰状態が続いていたからか急に腰が痛くなった。ぎっくり腰なのか単なる腰痛なのかわからないが、座って立ち上がろうと中腰状態になる腰部に痛みが走る。激痛というわけではないが、その都度痛みを感じる。歩いているだけでは、ほとんど痛みもなく、自転車も普通に乗れるが、変に中腰状態になると痛みが走り、何とかしたいところである。

ネットで調べると、いろいろな整体院が周辺にもあるが、どこがいいのかよくわからない。マッサージや保険適用の整体院もあれば、原因を追究して根本治療を謳う整体院もあり、値段もピンキリである。腰痛といってもいろいろな原因で起こるような気がするし、一律の治療法などないような気もする。指圧、マッサージ、足つぼ、鍼、灸から整体、カイロプラクティック、気功までありすぎて何を選んだらよいかわからないほどである。

35年ほど前に、ある朝突然、左足全体がしびれるという症状に見舞われ、いろいろ検査をして、一応、椎間板ヘルニアという診断を受けたが、正直、本当の原因は不明である。その数日前に、普段やらない立ち幅跳びやジャンプをやっていたので、それに起因していると自分では思っている。当時、カイロプラクティックや鍼治療や十字式健康法などを行った効果があったのか、足のしびれは徐々になくなり、最終的には踵部分にだけしびれが残った。日常生活には影響がなく、スポーツも普通にできるので、しびれ感を持ったまま現在に至っている。4年程前に、かなりひどい腰痛の症状が出た時は、近くの保険適用の整体院に6~7回通ってよくなった経験もあるが、今回は、どう対処したらいいか思案中である。腰痛で悩んでいる人は少なくないと思うが、皆、どうやって対処しているのであろうか?

また、17日にハートクリニックに出かける間に、ガムですっきりしようと思って数回噛んだところかぶせていた歯がポロリと取れてしまった。前にも抜けたことがあるが、今度は、根元の部分が痛んでいる可能性も強く、ちゃんと治療しないと駄目なような気もする。早速、歯医者に駆け込み、クリーニングといっしょに診てもらうことにした。次から次へと体にガタが来ているようで嫌になる。年を取るということは、こういうことであるとも実感する。ことわざで言えば、「弱り目に祟り目」(Misfortunes never come singly.)ともいえる。それでも、自分自身まだ生きながらえていることに感謝したいものである。

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病院通いの毎日

2024年08月30日 17時18分46秒 | 健康

4年前に患った右目の物が歪んで見える加齢性黄斑変性が再発し、注射を打つ治療を再開したが、いまだにあまり効果は表れず、憂鬱な毎日を過ごしており、追加の注射が必要になりそうである。このまま治らないという不安からか、目の不調が体全体にも影響しているのか体調が悪くなる始末でここのところ病院通いが続いている。13日の近くの眼科から始まって、29日までに9回も眼科や内科の病院やクリニックに通った。治療は、8/21の1回の注射だけで、あとは、薬の処方箋を出してもらったり、紹介状を書いてもらったりするだけで、不調は続いたままで症状はいっこうに改善されない。目の不調と体の不調とは別個かもしれないので、より一層不安である。

今の診療制度では、大病院では、紹介状がないと受診できないので、大変不便である。目のトラブルも4年前と同じで再発と思うが、診察してもらえず、一から紹介状が必要となってしまうのはどうも腑に落ちない。また、大きな病院では、診療科が何十もあるのに、紹介状は1通しかもらえないので、何が原因かがはっきりしない場合は、受診科がはっきりせず紹介状を書いてもらうにしても大変不便である。仕方なく、今回も総合診療科なるところに紹介状を書いてもらい、血液検査や尿検査や心電図をとってもらったが、異常は特に見当たらないと診断され、またもや行き詰まった。人の体は一つで、頭が痛いとか熱っぽいとかだるいとかいっても、何が原因だかわからないので、適切な受診科にたどりつきにくいのが実情である。医師自身も個別の専門分野に特化しすぎている気がする。自分の症状につき、かかっている医師に訊いても納得ある回答が得られないことも多い。いろいろな検査を行っても、その検査では異常がないとされたら、症状が改善されないまま先に進めないことも多い。そういう意味では専門分野特化の西洋医学より、東洋医学というか中国医学とか、薬で言えば、漢方薬のほうが体全般を見ている気がするし、個人的にも漢方薬をいろいろ処方してもらっている。
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区の健康ポイントプログラムが始まる

2024年08月19日 11時02分26秒 | 健康

8月1日から今年も区の健康ポイントプログラムがスタートした。12月31日までの5か月間とのことであるが、いつの間にか始まったという印象であった。参加には応募が必要だが、前に参加していた人は、自動的に参加扱いとなっているので、特に何のアクションも不要であった。スマホのアプリを利用し、ウォーキングやイベントへの参加、検診の受診などでポイントがたまり、ポイントに応じ、商品券が抽選でもらえるというものである。1日につき4000歩で10点、6000歩で20点、8000歩で30点、1万歩以上で50点のポイントがもらえる。前回の経験では、どんなに頑張ってウォーキングの歩数を稼いでも、スタンプラリーのイベントに参加しても、抽選形式なので、商品券が全くもらえなかったり、もらえても極めて少ない額であることがわかっているので、積極的に取り組もうとは思っていない。

昔は、ウォーキングやスタンプラリーで頑張ると1万円以上の商品券ももらえたが、今や抽選方式となってしまったので、インセンティブとしての魅力は半減している。前回は、無理して遠くまで行ってスタンプラリーをすべて実行したが、もらえた商品券はたった1000円だけであった。妻もいろいろ回っていたが、商品券は全くもらえなかった。また、前回はスタンプを取得する順番が決められていて不便であったが、今回は、順番は問わないという改善がなされているようであるが、あまり魅力はない。

また、獲得したポイントのランキング(男女別、年齢別等)もリアルタイムで確認できるが、上位になったからといって何もないのだから、ほとんど意味がないといえる。それに、もともとスマホを持っている人しか参加できないこのプログラムではシニア世代が排除されているようで、否定的である。また、歩数を稼ぐためには、運動中もスマホを携帯する必要があるので、自分の場合も、テニスや卓球をやる時は、普通はスマホを携帯していないが、仕方なくこのプログラムのためにだけ、運動中も身に付けている。大きな振動はスマホにもよくないと思うし、健康ポイントと謳うなら、歩くだけでなく、運動やスポーツも推進してほしいものである。スマートウォッチとの連動が一部しかないことも残念である。あまり期待しない程度に参加しようと思う。


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新しい後期高齢者保険証が送られてきた

2024年07月14日 06時41分10秒 | 健康

8月1日から来年の7月31日まで有効な新しい後期高齢者医療保険証が送られてきたが、12月2日からマイナンバーカードと健康保険証が一体化され、紙の保険証の交付が終了となる旨の案内状が同封されていた。マイナカードと健康保険証との関係がいまいち不明なため、区の担当窓口に問い合わせてみたところ、案内状の内容と実際の運用は大分異なることがわかった。

案内状によると、12月2日からマイナ保険証に一本化され、紙の保険証は使えなくなるような印象があるが、実際は、マイナカードもマイナ保険証の作成も任意なので、12月以降も紙の保険証が使えることがわかった。案内では、医療機関や薬局窓口でのマイナ保険証の利用を薦めているが、あえて切り替えることなく従来通り、紙の保険証提示で構わないということである。案内状には、マイナ保険証を使うメリットが強調されているが、どうもデジタル大臣及び厚生労働省によるマイナカード普及の陰謀のような気がする。

今でも、マイナ保険証の利用率は1桁にとどまっているし、12月以降も、強制ではないので、利用率がそんなに上がるとも思えない。強制したら混乱は必死である。デジタル大臣は強制したいのかも知れないが、自分勝手な独断的な法制化で世間的にも多くの批判を浴びている。恐らく、12月以降も従来通り、併用が続き、岸田政権及びデジタル大臣の交代とともに、正しい方向に方針が変更されるものと予想している。個人的にも、マイナカードは持っているが、保険証として使うつもりは全くない。健康情報を含む個人情報の流出が心配だし、お薬手帳で長期の薬情報(マイナ保険証は3年間のみ)を維持したいし、それに窓口での操作も面倒であるからである。ひとまずマイナ保険証を使わなくてもいいということがわかったので安心した。

マイナカードの問題だけでなく、政府のいうデジタル化には落とし穴がいっぱいある。セキュリティ上の恐怖、個人情報の流出、スマホ・パソコン操作を苦手とする高齢者世代の難民化等現実を無視して勝手にデジタル化を性急に進めるのは問題が大きい。英語のできる人が英語教育の企画をしてもうまくいかないように、デジタルに強い人がデジタル化を進めても失敗する可能性が強い。現にデジタル化についていろいろ質問したくても、デジタル庁の電話番号は非公開だし、デジタル環境での問い合わせしか受け付けないことからもデジタル庁の姿勢がよくわかるというものである。


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高血圧の基準が140⇒160に変更?

2024年06月18日 06時01分08秒 | 健康

2024年4月から特定検診における高血圧の基準値が今までの140/90mmHg以上から160/100mmHGに変更されたという情報が耳に入ってきた。ニュース等では報道されておらず、全く知らなかったが、どうも検診での治療開始のガイドライン(勧奨基準)が140/90から160/100に変更されたということらしい。要するに、全国健康保険協会では、例えば、上の血圧が150であった場合、従来なら医者に行けというアドバイスであったが、今回の改定では、160を超えていなければ、特に受診しなくてもいいということのようである。従って、高血圧の基準値が変更になったわけではないとしているが、従来から高血圧の基準については議論があるようで、ネットでも高血圧や降圧薬について、いろいろ解説がなされている。

個人的にも、現在降圧薬を飲んでいるので、高血圧には関心が高いが、様々な情報が入って来るので混乱気味で何となくその基準に疑問を感じている。現在の基準は、140/90以上を高血圧とし、140-160Ⅰ度高血圧(生活習慣修正6カ月)、160-180Ⅱ度高血圧(生活修正3ヵ月、180-Ⅲ度高血圧(すぐに治療開始)、120/80-130/85が正常血圧、130/85-140/90が正常高値血圧とするが、自宅測定時は、135/85以上を高血圧とするという。

ある専門医の解説によると、血圧が上がる仕組みとは、末梢の細胞まで十分な栄養を運ぶために、十分血圧を上げて、血液を届けさせているという。年を取ると末梢まで血液が届きにくくなるので、必要があって血圧が高くなるのである。昔は、血圧が高いと脳出血が心配とされたが、今では、その数は減り、逆に、血圧が低くなると起こりやすい脳梗塞のほうが心配であるという。従って、降圧薬で無理に血圧を下げると、脳梗塞や心筋梗塞のリスクが高まるので、注意を要するという。データでは血圧が高い人のほうが長生きするとも言われる。今までの高血圧市場は、悪く言えば、基準値を下げ、本来であれば治療の必要がない人に、降圧薬を服用させようとする一部の製薬会社や医師による陰謀ではないかとも言われる。

年寄りの味方である精神科医の和田秀樹さんは、ご本人の血圧も薬で170前後を維持していて、無理して血圧を下げる必要はないと断言している。個人差もあり、年齢差もあるので、今の高血圧の定義はあまり信憑性がないと感じている。血圧は測るたびに異なる数値が出てどれを信じていいかわからなくなるほどである。測る時間帯でも相当数値が動く。朝一番は高い数値が出て、夜就寝前は落ち着いた数値となることが多い。また、病院で測ると家で測るより高い数値が出ることが多い。年をとれば、血圧が高い方がかえって血液が体中に行き渡り、健康的であるともいえる。

降圧薬については、朝は毎日グレープフルーツを食べているので、その影響を避けるため、基本的には、夜就寝前に服用することにしている。副作用もあるので薬を減らしていきたい気持ちがあるので、今は、就寝前に血圧を測り、140以上であれば、薬を飲むが、130台であれば、薬をスキップして様子を見ている。毎日血圧のデータをとっているが、平均すると、1月は約136,2月は約137、3月は約132、4月は約139、5月は約138といった感じで微妙なところである。また、薬に頼らず自力で治す飲み物として、先の専門医は①豆乳 ②トマトジュース ③リンゴ酢 ④お水 ⑤コーヒーをあげていたので、少し心がけて飲んでみようと思う。また。基準値については、賛否両論あるようなので、しっかりウォッチする必要がありそうである。


60歳すぎたら血圧は下げなくていい(和田秀樹): https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784522441299

高血圧を自力で治す飲み物5選: https://www.youtube.com/watch?v=7I24U0s3JYA

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不整脈入院3泊4日ひとり旅

2024年06月08日 18時50分22秒 | 健康

1年半ほど前、不整脈の心房細動の診断を受け、薬物治療を続けていたが、担当医師や周りの友人から、早い時期のカテーテル・アブレーション手術を薦められ、ついに5日から3泊4日で入院し、手術を受けた。入退院もすべて一人でやったので、まさに3泊4日の一人旅に出かけた感じである。手術日は、揃目で、令和6年6月6日となり、8日に無事退院した。手術自体は3時間弱で全身麻酔なので、痛みを感じることなく、心配していたより順調であった。アブレーション手術は、薬による治療に加え、昨今心房細動の治療法としてポピュラーになってきている。高齢化社会になって患者も増えているようで、周りにも経験者が結構いる。自分の場合、3泊4日だったが、別の病院で受けた友人の場合は、1泊2日であったというから、どれが標準なのか疑問がある。施術の方法が違うのであろうか?10数年ぶりの入院であったが、食事は量も少なく美味しくなかったので、毎日の食事がいかに恵まれていたかを再認識してあらためて感謝する次第である。

この手術は、股の付け根から血管にカテーテルを入れて心臓まで持って行き心房細動を引き起こしている原因部位を高周波で焼き切り、活動を停止させるという治療法である。効果があると言われてもその治療法を聞くだけでも怖くなるので、二の足を踏み、手術に踏み切るには勇気がいる。心房細動は、加齢と高血圧が原因とされ、薬では頻脈や動悸等の症状をある程度抑えられても、治すことはできないが、カテーテル治療では、80%位は完治することが期待されるという。手術後、2週間位は運動を控え、暫くの間は引き続き薬の服用も必要で、心拍数が上がったり、動悸が出るようなことがなくなり、症状が安定するようになれば、やっと薬から卒業することができるようである。人によるので、何とも言えないが、早く薬から解放される日をが来ることを願っている。



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定年後5月病とは

2024年05月18日 06時35分23秒 | 健康

5月17日のテレビ朝日の羽鳥慎一モーニングショーでは、精神科医の和田秀樹氏をゲストに迎え、「定年後5月病」について特集していた。毎日、朝は、「テレ朝検定」あるので、モーニングショーを見ることが多い。ニュース検定、お天気検定等4種類の検定があるので、楽しみながら何となく定番となっている。特集は、いろいろな話題を取り上げているが、今回は、「定年後5月病」なる聞き慣れない病気で、高齢者の味方、和田先生が解説していたので、しっかりと見た。

3月末で定年を迎えた人が、仕事も肩書もなくなったという喪失感から、5月頃にイライラ・不安感などの症状が目立ち、意欲がなく無気力になったり、家でパジャマを着たままゴロゴロして外出しなくなったり、体重減少があったり、軽いうつ病の兆候が出てくるのが「定年後5月病」であるという。恐らく現役時代、企業戦士として活躍していた人ほどかかりやすい病であるようである。新社会人の五月病と違って、何か対策しないとそのままの状態が続くので、より深刻であるという。

40代、50代から年を取るほど幸せホルモンのセロトニンの分泌が減り、気分が沈みやすい状態になるが、特に男性は、男性ホルモンの分泌が減り、意欲が低下する傾向にある。60代は、喪失するものが多い世代で、①定年退職~居場所、人間関係を失う ②親~介護に多くを捧げるほど親をを亡くすと深い喪失感があるという(個人的には70代ともなると親ではなく、配偶者と考える)。

一方、女性の方は、閉経後、男性ホルモンの分泌が増え、活動的になるが、夫が退職してずうっと家にいると奥様の方もストレスがたまり、いわゆる「夫源病」(夫が原因でストレスがたまり、心身の不調をきたす病気)にかかる恐れがあるという。先生によれば、定年後5月病の対策、予防策としては、「定年前に定年後やりたいことを決め、定年後の準備をしておくこと」「何もしない期間を極力作らないようにすること」「なんでも気軽に試してみること」が大事であるとアドバイスしていた。これで思い出したのが、リタイア後の高齢者にとって大事なことは、「きょうよう」」「きょういく」であるという多胡輝さんの言葉である。「きょうよう」とは「今日、用事・用件があること」、「きょういく」は「今日いく所があること」 である。まさにその通りであると実感している。

自分自身の定年後を振り返ってみると、幸いにも「定年後5月病」とは全く無縁であった。和田先生のアドバイスではないが、定年前に定年後やりたいことを決め、その準備を実践していたのである。定年3年位前から、海外語学留学を計画し、留学資金の貯金・資金計画、候補地の下見等をやっていたので、定年が来るのが楽しみであった。幸運にも長年貯めていた休暇を利用し、定年前に約6カ月もの長期休暇を取ることができた。その間に、クロアチア・スロヴァキア旅行、ニュージーランド・ブリスベン下見旅行、ブリスベンでの1ヵ月の短期留学及びカナダ(ビクトリア)への下見・メキシコ旅行という4回もの海外旅行を行うことができた。

それに、定年後4日後には、ビクトリア大学への留学のため、日本を後にしていたので、忙しく充実した定年前後の日々であった。1か月後の5月といえば、大学の勉強で忙しく、予習、復習の毎日であった。定年退職という喪失感は全くなく、約6カ月のわたるロングステイ期間中は、英語の勉強、ゴルフ、テニス、旅行三昧という充実した日々を過ごすことができたのは、大変、ラッキーであった。
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