浪漫飛行への誘(いざな)い

海外旅行は102か国、海外旅行、世界遺産、飛行機、卓球、音楽、歌謡曲、初物、語学、仏教シリーズ等の趣味の世界をブログに

トルコ(イスタンブール)の光と影

2013年06月18日 16時42分27秒 | 旅行

 

6月1日にグルジアのトビリシからイスタンブールに移動し、1日と2日はイスタンブールの街を観光した。イスタンブールは2度目なので、前回見たトプカピ宮殿、アヤソフィア、グランドバザールはスキップし、1日はブルーモスクと地下宮殿、2日は、ドルマバフチェ宮殿からはじまって、スュレイマニエ・ジャーミー等のモスク、それからフェリーに乗って初めてアジア側のユスキュダルに足を踏み入れた。ユスキュダルは、江利チエミの「ウスクダラ」という曲で名前も歌もメロディーもよく知っていたので、今回何としても行こうとしたもの。しっかり、ウスクダラの歌を口ずさみながら、フェリーの旅を楽しんだ。

ヨーロッパ側に戻ってから、これまた初めて新市街のイステイクラール通りを経て、タクシム広場まで行くことにした。世界一短い地下鉄(2分の区間のみ)に乗って、途中まで上がり、新市街を走る路面電車に乗ろうとしてビックリ。何と電車は運休中で車両も全く見当たらない代わりに、歩行者天国のように物凄い数の人々が道路を埋め尽くしていた。何の事情も知らないまま、タクシム広場の方に向かうと、旗を掲げたり、プラカードを持ったり、デモ行進をやっている印象であった。

はじめは、日曜なので、単なるお決まりのデモ行進でもやっているのかなと思いきや、広場に近づくとお店のガラスが割られたり、イタズラ書きがされていたり、建物が占拠されていたりして、異様な雰囲気を感じはじめた。その辺のお店の人に訊いたら、エルドアン首相の圧政に対する民衆による反対デモで、もう3日も続いているという。タクシム広場に着くと、広場も回りの建物も一般市民に占拠されていて、建物の屋上で旗を振ったり、アジ演説が行われたり、殺気立ったものすごい光景を目の当たりにした。

ホテルに戻ってインターネットでニュースを見たら、日本のメディアでも大きく取り上げられていたので、これまたビックリ。ニュースによるとタクシム広場でデモ隊と治安部隊の衝突があって、相当数のけが人が出たり、この反政府デモは、全国に広がっているようである。何の事前情報もなく、観光気分でそのまま反政府デモのど真ん中に入り込んでしまったようである。しかし、異様な雰囲気ではあったものの、歩いていて身の危険を感じるようなことは全くなかった。

この風景を見ていて、こんなところでオリンピックをやられたらたまらないという思いがよぎった。IOC委員もこの状況を見ていたら、イスタンブールには投票しないと思われる。これで、2020年は東京が有利になったなとも感じした。トルコがこんなに政情不安であることなど全く認識がなかったが、やはりイスラム世界はいろいろ問題を抱えていることがよくわかった。

一方、イスタンブ-ルは、観光地としては、物凄い魅力がある。華々しいトルコの歴史、由緒あるモスクがイスラム世界を彷彿、ヨーロッパとアジアのまさに架け橋なので、一種独特のエキゾチックに雰囲気に溢れ、世界中からたくさんの観光客が訪れている。反政府デモで地元の民衆が集まっていたが、観光客も街に溢れかえっていた。たった2日だけだが、その活気に圧倒された感じである。トルコの光と影の両方を同時に見た感じであるが、オリンピックにしても、EUにしても、明暗がどう出るかが今後とも注目される。

路面電車がとまり、デモ行進の道をかなり歩いたので、歩数計は41000歩になっていたが、歩き疲れの疲労感はほとんどなかった。この年になっても、まだまだ行けるかも。。。

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コーカサス3国の印象雑感

2013年06月18日 16時40分34秒 | 旅行

アゼルバイジャン、グルジア、アルメニアというコーカサス3国を見て回ったが、とりとめのない雑感を書いてみると。。。

アゼルバイジャンのバクーが一番西欧化している感じだが、石油成金で国自体が富んでいるためか、きんきらきんのドバイのようなイメージがある。町自体、イスラム教の色合いが濃く、城壁に囲まれた旧市街が当時の面影を伝えている一方、ビルやショッピングセンターの新設等どんどん近代化していく成り金イメージとの妙なミックスを独特な雰囲気を醸し出している。夜の街全体のイルミネーションショーなど最たるものである。カスピ海に面している利点でリゾート地として雰囲気もあるので、得をしている印象。

グルジアのトビリシは、山に囲まれて起伏の多い街並みで教会の建物が目立つ。ビザ不要の国なので、外国からの旅行者も多い国際的な自由な雰囲気の印象。ツーリストオフィスがあったのはこの国だけ。案内の英語表記もしっかりしている。5月26日の独立記念日のイベントを見たせいか、ソ連時代は暗黒であったような感じ。大通りはヨーロッパのイメージであるが、裏の旧市街に入ると決して綺麗な町とは言えない。地下鉄は相当深いところを走っているようで、エスカレーターの長さはものすごい。

アルメニアは、世界で最初にキリスト教を国教にした国であるが、エレヴァンの街は、今でも、建物にして一番ソ連色が残っている印象。アララト山を望む歴史ある町で、周辺には古代の遺跡がいろいろある。街行く人を観察していると、それこそイエス・キリストにまつわる絵画に描かれている顔をしたような人がいっぱいいる。女性も彫の深い顔立ちをした美人が多い印象。アルメニア人はタバコが大好きなようで、男性はタバコを吸っている人がやたら目立つ。街に置いてあるUFOキャッチャーのようなゲームも景品は皆タバコである。

3国とも似たようなところもあるが、それぞれ微妙な違いを感じる。今回の3国への旅行では、どこでも日本人の旅行者にはひとりも会わなかった。韓国からの旅行者をアルメニアの遺跡で見かけた程度。ヨーロッパとアジアの間に位置し、歴史的にも重要な世界遺産がいろいろあるので、もっと日本人もこのコーカサス地方を自分の目で見て、壮大な歴史を感じてほしい。

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アルメニアが92か国目の訪問国

2013年06月18日 16時39分13秒 | 旅行

28日、ミニバンを利用して、トビリシから陸路で国境を越え、アルメニアの首都エレヴァンに入った。これでアルメニアが92番目の訪問国となった。アルメニアは世界で初めてキリスト教を国教にした(301年)国だそうである。

トビリシからのバスは、オルタヂャラというバスターミナル(街の中心からタクシーで10分)1時間おきに出ているという情報で、そこまでタクシーでいくつもりだったが、ホテルスタッフからホテルの近くからも出ているという新情報を得て、それに切り替えた。35ラリ(約2100円)でオルタヂャラより5ラリ高いが、タクシー移動を考えるとこちらの方が便利と考えた。すぐ近くだったので、何とホテルにまで迎えに来てくれたが、自分一人と思いきや8人乗りのミニバンで、6人もの乗客がいたのにビックリ。旅行者には全く知られていないためか、皆、現地の人達のようであった。約5時間の乗車は、道があまりよくないのに、スピードを出すものだから、何となく疲れた。

国境の通過も時間もそんなにかからず、極めてスムーズ。グルジアの国境を出た後は、歩いてアルメニアの国境まで行き、そこで入国審査。e-visaといって、インターネットでビザ申請したものなので、パスポート上は何もない。アゼルバイジャンについても、通常の申請とは別に、e-visa の申請も必要であったが、どうも最近はこういうのがはやっているようである。

国境のところに両替所があったので、少しアルメニアの通貨(ドラム)両替した。もちろん日本円は駄目なので、グルジアのお金から両替した。今回の反省の一つに円は使い物にならず、米ドルかユーロをたくさん持ってくるべきであった。ATMを探して新生銀行のカードを使って何とか現地通貨を調達しているが、これまた、なかなか見つからないので苦労する。

エレヴァンは、今までの都市より寒く、街もあまり綺麗とはいえず、雨模様でもあったので第一印象はあまりよくない。エレヴァンのバスターミナルからホテルまでタクシーを利用したが、どうもぼられた感じで(15分位で約1000円だが。。。)、その影響もある。地下鉄も1回当り、100ドラム(25円)と安く、タクシーもいろいろ聞くともっと安いようである。地下鉄にしても、全く英語の表記がないので、わけが分からない状態。駅についてはトビリシでは英語の表記も車内アナウンスもあったが、こちらでは全くなし。残念ながら、英語もほとんど通用しない。旅行者用のツーリストオフィスもなさそうである。また、ATMを探したが、今のところは見つかっていない。

明日は、英語のツアーに入って、世界遺産であるゲハルト修道院とガルニ神殿を見に行く予定。

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バクーの夜は大変身、グルジアが91か国目の訪問国

2013年06月18日 16時37分46秒 | 旅行

 

24日夜、なにげなくホテルから外を見ていたら、バクーの町が夜になると大変身することに初めて気が付いた。旧市街の裏手の小高いところにテレビ塔や殉教者の小道があるが、その横に超近代的なユニークな形をした高層の建築物が3つ建っている。オフィスビルやアパートになるそうで、外側は完成しているものの、中はこれからとのことであるが、小高いところに建っているため、やたら目立つ。旧市街の古い建物とのアンバランスが何とも妙でバクーの名物になっているようであるが、何と夜になるとその建物とテレビ塔は電飾のイルミネーションで夜空に浮かび上がるのである。

イルミネーションはいろいろな色に変化するが、建物の方は、色が変わるだけでなく、建物全体がアゼルバイジャンの国旗になったり、国旗を振る人々の動画が浮き上がったり、ついつい見とれてしまった。何ともか異様な雰囲気があり、個人的印象では、町全体が電飾一色になるので、お金がなければできない仕業だし、石油成金の象徴を見ているようで、旧ソ連の時だったらありそうな電飾風景に圧倒されてしまった。一見の価値はある。

25日は、バクーからアゼルバイジャン航空でグルジアの首都トビリシに到着。これでグルジアが91番目の訪問国となった。トビリシの街は明日見て回る予定なので、何とも言えないが、第一印象では、バクーはカスピ海という利点を持った古い町並みとドバイのように急に金持ちになって建設ラッシュが続く町という印象だが、トビリシの街中はあまり綺麗だとはいえず、あまり特徴がない印象である。トビリシでは、空港や市内の両替所で円が両替できないことにも愕然とした(バクーでは問題なく日本円は両替してもらえる)。

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アゼルバイジャンが90か国目

2013年06月18日 16時36分24秒 | 旅行

 

5月22日、イスタンブール経由アゼルバイジャンの首都、バクーに無事到着。これでついに訪問国が90か国となった。バクーはカスピ海に面したコーカサス最大の町で、昨年5月にユーロビジョン・ソング・コンテストの会場になったところ。

23日は乙女の塔、シルヴァン・シャフ・ハーン宮殿等城壁都市バクーの世界遺産を観光。午後は地下鉄とローカルバスを乗り継いで、近郊にある拝火教寺院を観光した後、ケーブルカーに乗って、町とカスピ海を一望できる高台にある殉教者の小道のある公園に上り、素晴らしい眺望を楽しんだ。

今回の旅行の初日であるが、時差ボケで体調不良なるも、ついつい持病が出てきて、33,000歩も歩いてしまった。天候にも恵まれたが、カスピ海の風を肌に感じながらのバクーの城壁都市の散策は最高の気分であった。高台から見る旧市街と海岸公園のマッチングは何ともいえない雰囲気があり、観光地としてももっと人気が出てもおかしくない。

まずは、空港から旧市街にあるホテルまでの移動で苦労した。ガイドブックでは空港から乗り合いバスがあると書いてあったので、到着時、警官も含め、何人かの人に訊いたが、タクシーしかないの一点張り。料金は、30マナト(約4000円)と予想より高かったが、やむを得ずタクシーを利用した。英語は何とか通じる程度。バスの真偽は不明。

次に悩んだのが、バクーから約60㎞離れたところにあるゴブスタンという岩絵で世界遺産に指定されているところに行くか行かないか、行くならどうやって行くか?ネットで、英語ガイドによる日帰り観光ツアーなるものを探したが、一人で参加できる適当なものが見つからない。一人だとプライベートツアーになってしまい、20000‐30000円もする。ガイドブックには、ツーリストインフォメーションオフィスが50マナト(約6500円)でタクシーの手配をしてくれるので、それを利用した方が賢明とある。ローカルスバスを乗り継いで行くこともできるとあるが、大変そうなので、そこまでの勇気はなく、旧市街観光の後、ツーリストインフォメーションオフィスを訪ねてタクシー手配の件を訊くことにした。

ガイドブックと現地でもらった地図の同じ場所にツーリストオフィスの表示があったので、そこまで歩いて行ったが、何とそこにはオフィスがなく、泣く泣く断念して一旦ホテルに戻った。この種の情報ミスには何回も泣かされているが、今回もムダ足であった。ガイドブックの情報が古かったり、間違っていることも多く、探して行った先にレストランがなかったり、そういう経験をされた人も多いのでは?

ホテルに戻って、ネットでツーリストオフィスのサイトを見つけ、電話をしてみたところ、ガイドブックにあった通り、約50マナトでタクシーの手配ができたので、24日はそれを利用することにした。英語のわかるドライバーで、片道60㎞の往復走行で、向こうでの待ち時間も入れての値段である。安すぎる感じもするが、どうなることやら。。。それを考えると空港から市内まで30マナトというのは高すぎぼられている感じがする。

また、拝火教寺院までもなかなか大変であった。英語があまり通じないこと、ガイドブック情報が少ないこと、それにローカルバスはいつも最難関である。まず地下鉄の切符の買い方がわからない。皆カードみたいなものを持っていて、単発の切符は存在しない感じ。どうやって切符を買うのか周りの人に訊いたところ、ある人がパスを機械にかざしてくれて、そこを通るように指示された。お金を払っていないので、要は無賃乗車?その人が払ってくれたのか不明のまま、到着時に改札があって出られなかったらどうしようかとも心配になったが、降りる時は改札口を通らないシステムになっていた。帰りも窓口で切符を買おうとしたが、係員が出てきて、改札口を開けてくれた。窓口で1マナト札を出したら、0.2マナトのコイン5枚に両替してくれたようで、そのうち2枚を係員が取った。しかし、コインは使わず、改札口がオープンされたので、何が正解なのかいまだに不明。

地下鉄の駅前にバス乗場があるので、そこから84番のバスに乗れと書いてあったが、これがまた曲者であった。駅といってもかなり大きく、すぐ出たところは何と反対方面に行くバス乗場であった。それに84番のバスが全く来ない。行先表示の文字があった184番のバスの運転手に訊いてみたところ、乗り場は反対側であると言われた。反対側まで行くのに地下道を渡るので10分近くかかるが、そこで184番のバスを見つけ、訊いてみたところこのバス乗れと言われた。要するに、バスの番号が84から184に変わっていたのだ。乗場もいろいろあり、行先もいろいろあるので、ローカスバスは最難関であるといえる。旅行初日から最難関にあたったので、若干自信がついた。

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