浪漫飛行への誘(いざな)い

海外旅行は102か国、海外旅行、世界遺産、飛行機、卓球、音楽、歌謡曲、初物、語学、仏教シリーズ等の趣味の世界をブログに

ついに100ヶ国達成、でもタヒチは期待はずれ!!

2016年02月28日 14時55分19秒 | 旅行
2016年2月22日、タヒチ(フランス領ポリネシア)に足を踏み入れ、ついに念願の海外旅行100ヶ国(国と地域)を達成した。100ヶ国といっても、あくまでタヒチのように国ではなく地域も含めてのカウントである。

諸事情により、事前の情報収集がほとんどできないままHISのツアーに入った。ツアー料金は、阪急交通社が一番安く、次がJTB、HISは一番高かったが、他社でどうしても予約が取れなかったため、やむを得ず、一番高いHISを利用せざるを得なかった。予約が取れないため、観光シーズンかと勘違いしてしまったのが敗因の一つであった。

タヒチは自分が描いていたイメージとは大分かけ離れていて、雨季という時期が悪かったこともあるが、期待はずれであった。行ったのは首都パペーテとモーレア島だけなので、人気のあるボラボラ島を含むタヒチの全貌を見たわけではないが、何となく描いていた青い海、白いサンゴ礁、ゴーギャンの世界、フランス的雰囲気のあるイメージは、少なくともタヒチ島には全くないことがわかった。

この時期だけかも知れないが、タヒチ島にある首都パペーテは、夕方5時以降はまるでゴーストタウンのように、ほとんどのお店がシャッターを降ろしていて、観光客もまばらで、街中は見るところは何もない。少し郊外に出るとカルフールという大型スーパーがあるものの、中心街のスーパーは今にもつぶれそうなお店が1軒あるだけ。市場も4時には閉まっていて、ショッピングセンターのお店も一部開いていても、買物客はほとんどいない。流しのタクシーもないので、移動も大変。路線バスは1時間に1本程度しかないようで、利用するにはあまりにも不便。物価も高く、洒落たレストランもなく、街には全く活気がない。周りの海はサンゴ礁どころか風で荒波が立っていて、モーレア島まで30分船に乗ったが、揺れに揺れて船酔いで大変であったほどである。

唯一の救いは、閑散期のためか、4星のリゾートホテルの部屋が無料でスイートにアップグレードされたことくらい。半日のタヒチ島内観光ツアーにも入ったが、高い割(日本語9500円、英語7500円位)には見るべきものはほとんどない。ゴーギャンの博物館もここ3年位クローズ状態で、オープンしていた時も絵画はすべて複製であったようである。そういえば、東京にあるタヒチ観光局は、スタッフはいるが、訪問できるオフィスもなく、役に立つ情報提供もできないほどやる気のなさを感じていたが、現実を見て納得した感じである。

タヒチの観光シーズンは 乾季の6~9月頃らしいが、日本が暑い時にわざわざ、高いお金を払ってまで暑いタヒチに行くのかということを考えると疑問符が付く。また、日本が寒い時に行くリゾート地としては条件が悪すぎ、2年前の2月に行ったニューカレドニアとは雲泥の差である。4日間滞在したが、4日ともほぼ一日中雨で、時には風が強くなったり豪雨にもなる。スコールの後、また太陽が出るというような南国特有な雨の降り方ではなく、どしゃぶりが毎日続くイメージである。片道12時間もかかるため、時差ボケもきつく、体力的にも負荷が大きい。計画を立てている人は、奇麗なパンフレットに騙されないように、いつどこに行ったらよいかしっかり情報を得る必要がありそう。

100ヶ国訪問を機に今まで行った国の中で、個人的印象だが、よかった国(期待以上、おすすめできる)とよくなかった国(期待はずれ、おすすめできない国)の上位10のランキングを作成しているが、タヒチの期待はずれの仲間入りは確実になりそう。
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海外旅行100ヵ国達成目前

2016年02月21日 09時34分40秒 | 旅行
この2月22日から4泊6日でタヒチへの旅行を予定している。今までに99ヵ国(国と地域)を旅しているので、実現すれば、念願の100ヵ国達成となる。世界全体では210を越える国と地域があるので、100ヵ国といってもまだ半分にも満たないが、節目の到達に何とも言えない達成感はある。

最初の海外旅行は、1970年の台湾、50ヵ国目は2005年のシリア、60歳の定年の時点では59ヵ国だったので、定年後に41ヵ国も旅したことになる。訪問国ではヨーロッパが最も多く、全ての国と地域をカバーし52ヵ国、次はアジアで45ヵ国のうち30ヵ国、北中米とオセアニアが8ヵ国ずつ、アフリカが2ヵ国という内訳である。

はるか遠く、治安も心配な南米は13ヵ国のうちゼロ、あまり行きたいと思わないアフリカは、53ヵ国のうち2ヵ国のみ、アジアは残り15ヵ国であるが、その多くが紛争国ということを考えると今後、数字を伸ばすのは至難の業ともいえる。

今後の具体的計画はまだだが、行きたいと思っているのが南米のブラジルとペルーとアルゼンチン、アジアでは、行くとしても、モンゴル、ブータン、カタール位しか残っていない。また、世界遺産人気No.1のペルーのマチュピチュは最後の楽しみにとってある。

遠い国は金銭的にも苦しいものがあるし、年を考えると、今後は国数を増やすのではなく、行った国でも行っていない都市や世界遺産とか映画のロケ地とかテーマを持って行きたいところに行くという旅行に特化したいと考えている。

99ヵ国の軌跡について興味があれば、下記のYouTubeのスライドショーを覗いてみてください。


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桐山秀樹氏(ノンフィクション作家)の冥福を祈る

2016年02月16日 23時51分57秒 | 旅行
本日(2/16)の新聞の訃報欄にノンフィクション作家の桐山秀樹氏が62才で急逝したことが掲載されていた。知らない方も多いかもしれないが、近年では自身の体験をもとに糖尿病の克服術を綴るとともに、糖質制限食の第一人者として「糖質制限ダイエット」を広めたことで知られているようである。3カ月で15キロやせ、最終的には体重が87キロから20キロの減量に成功していたそうである。

彼は、若い頃、トラベル・ジャーナルという旅行雑誌の記者をやっていて、彼とは、記者としてまだ駆け出しだった頃、仕事を通じて知りあった。当時S氏が我々の担当であったが、S氏に連れられ、情報を取りによく我々のところにやってきていた。旅行雑誌の記者の経験から、ノンフィクション作家として独立してからも、週刊誌や月刊誌に、旅行・ホテル・航空・リゾート・海外移住関連の記事をよく書いていたので、紙面ではよくお目にかかっていたし、陰ながら応援もしていた。

その後、こちらもドイツに転勤になり、名古屋を経て、東京に戻ってきてからしばらくして、彼と最後にいっしょに食事をしたのは1996年頃だと思うので、今からもう20年も前になる。久しぶりにあったその時、昔に比べると少し太ったなという印象ではあったが、バリバリに執筆活動をやっていた頃である。当時は旅行関係のノンフィクション作家というイメージが強かったが、最近は、糖尿病を克服した糖質制限ダイエットの一人者となっていることを知ってびっくりしたほどである。最近はそれに関連した書籍も多数書いているようので、その世界では知る人ぞのみ知る人かもしれない。

ネットでの記事を読んでいると、彼が急死したということで、糖質制限ダイエットとの関連性が取り沙汰されているようで残念である。心不全ということでダイエットと関係ないと思うが、真相は闇の中かもしれない。

それはともかく、突然の悲報に残念な思いであるが、知合いがだんだん減っていくのは寂しい限りである。後日、お別れの会が開かれると書かれているので、可能であれば出席したいとも考えている。彼の冥福を祈る。


彼の書籍: http://booklog.jp/author/%E6%A1%90%E5%B1%B1%E7%A7%..
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