浪漫飛行への誘(いざな)い

海外旅行は102か国、海外旅行、世界遺産、飛行機、卓球、音楽、歌謡曲、初物、語学、仏教シリーズ等の趣味の世界をブログに

旅行中の忘れ物

2012年10月29日 10時44分49秒 | 旅行
今回の旅行中、3つの忘れ物をしてしまったが、どれも後で気が付き、リカバリーした。

まずは、図書館から借りた旅行ガイドブック。キャメロンハイランドツアー終了後、街中の旅行エージェントとお店に何軒が立ち寄ったが、ホテルに戻った時、ガイドブックがないことに気が付いた。探しに行ったところ、最初に立ち寄った旅行エージェントのカウンターに置き忘れていたようで、取っておいてくれた。借り物だけど、紛失の場合、弁償さえすれば済む話しだが、旅行中にガイドブックがないと大変不安になるものである。見つかってよかった。。。

ガイドブックに思い出したが、2000年にニューヨークに行った時、ウォール街にある郵便局に入り、やはり図書館から借りていたガイドブックを置き忘れた。切手を買った際、その窓口のカウンターに置き忘れたものだが、運悪く、外に出て気が付いた時は、営業時間が終了したようで、シャッターが降りてしまっていた。一瞬どうしようかと思ったが、何か困ったことがあれば、911にダイヤルしてくださいという案内ポスターが目に入り、すがる思いで、電話をかけてみた。ウォール街とは全く関係ないところに電話がかかったようで、トラブルの事情を説明したが、今どこにいるか説明せよと言われ、郵便局の前にいると回答した。しばらく外で待っていたら、郵便局の中からシャッターを開けてくれ、無事ガイドブックを取り戻すことができた。その時は、911が何の番号かを全く知らなかったが、後で、911は日本でいう110番と119番にあたる緊急通報用で電話番号であったことがわかり、真っ青になった。ガイドブックを置き忘れたくらいで、911に電話をしたのは自分が最初で最後であったかも知れない。忘れ物は自分にとっては、緊急事態だが、世間的には通用しませんよね。

二つ目は、借りたゴルフクラブ。キャメロンハイランドでゴルフを楽しんだが、その際、貸しクラブを利用した。ラウンド中、3番アイアンがないのに気が付いた。係員に連絡して、コース上を調べてもらったが、クラブは見つからなかった。罰金を払うのも嫌だったので、自分でも探そうと、可能性のある9ホールを歩いて探しに行った。途中、プレイ中の夫婦がそのクラブを見つけが、係員に届けることなく、上がるまでキープしていたようで、歩き回っていた自分に声をかけてくれて、無事取り戻すことができた。山岳コースで歩くのもしんどかったが、結局27ホールを歩いて回ることになり、どっと疲れた。

最後の忘れ物は、パスポートと搭乗券。モルディブのマーレ国際空港のセキュリティ検査場にパスポートと搭乗券を置き忘れた。セキュリティー通過後、15分ほどして、パスポートがないことに気が付き、真っ青になった。パスポートの紛失は旅行者にとっては致命的であり、あわてて、検査場にかけ戻った。幸運にも係員が保管してくれていて、事なきを得たが、誰かに持っていかれていたら、まさにアウトなので、胸をなでおろした。ガイドブックやコルフクラブの忘れ物は今までに何回かあるが、旅行者にとって命に次いで大事なパスポートの置き忘れは初めての経験であったので、身が引き締まった。

自慢できないが、今までも旅行中の忘れ物は何回も経験している。ガイドブックやそのコピー、カメラ、携帯電話、帽子、万歩計、鍵、折りたたみ傘等々。カメラを失くしてからは、旅行中毎日写真のデータをパソコンにアップロードしたり、SDカードをこまめに交換するようにしている。カメラ代金も惜しいが、悔しいのはせっかく撮った写真が一つも残らないことである。

また、今回のようにパスポートを置き忘れるようでは、今後の一人旅にも黄信号が灯りそう。見知らぬ土地での旅では、持ち物も多く、置き忘れが発生するのも当然だと自ら慰めているが、認知症が始まっているのではないかとの不安もよぎる今日この頃である。

旅行中に大事な物を置き忘れた経験のある方はいますか?
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空港でマレーシア唯一の知人に偶然出会う

2012年10月28日 19時09分20秒 | 旅行

今回の旅行中、モルディブに向かう際、クアラルンプール空港でセキュリティチェックを受ける列に並んで待っている時、自分の前に立っている人の横顔をちらっと見たら、どこか知人に似たような顔つき。まさかとも思ったが、ちょっと横にずれて正面の顔を見てビックリ。

マレーシア人では、現役時代、会議等でよく顔を合わせていたジェガさんというドクターが唯一の知り合いだが、セキュリティのところで、なんとその本人が偶然にも自分の前に並んでいたのである。

彼は、若い頃、陸上競技の短距離のマレーシア記録も持つほどのトップレベルのアスリートで、知り合った当時は、ドクターとして国際陸上競技連盟やオリンピックのドーピング関連業務の世界的権威の一人として活躍していた。

こちらは、モルディブに行く途中であったが、彼は、現在、国際オリンピック委員会(IOC)の医事委員会の委員長の役職にあるとのことで、今回は、その会議でジュネーブに向かうところだという。

偶然出会った瞬間は、10月17日の19時半頃。自分がクアラルンプールの空港にその時間にいて、何台もあるセキュリティの1台に並んだその一瞬の時間に、彼も出張で空港に来て、その瞬間にそのセキュリティ台で自分の前に並んでいるなんて、まずあり得ない偶然。二人がそこで出会う確率は、天文学的にあり得ない確率といえる。

自分がたまたまクアラルンプール空港にいる確率、彼が出張でクアラルンプール空港にいる確率、広い空港でそれも同じセキユリティラインに並ぶ確率、10月17日の19時半頃に数秒もずれずにそこにいる確率を考えたら、まさに天文学的数値の確率。

こっちもビックリしたが、彼もビックリした様子。搭乗時刻も迫っているので、名刺を交換し、数分立ち話をした後、お互い、それぞれ自分の搭乗ゲートに急いだ。

彼は唯一のマレーシア人の知人であり、旅行中にも噂話はしていたが、まさか、空港で自分の前に並んでいるとは。。。こんなあり得ない偶然の出会いの経験をされた方はいますか?
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エア・アジア便搭乗レポート

2012年10月28日 06時45分39秒 | 旅行

今回の旅行では、日本発着は、マレーシアが誇るLCCのエア・アジア、クアラルンプール=モルディブ間は、マレーシアのナショナル・フラッグ・キャリアのマレーシア航空という対照的な両社を利用したので、ちょっと比較してみると。。。。

(価格) 

羽田=クアラルンプール    往復で   15,540円
                    プラ ス5,000円(20㎏Bag料金)

クアラルンプール=マーレ   往復で  約30,000円

(空港=市内 交通手段)

クアラルンプールのLCC専用ターミナル(LCCT)から市内のKLセントラルまでは、数社のバス会社が直行バスを運行しており、値段も8~10リンギット(約200円)。10分おき程度で頻発しており、便利。所要時間は約1時間。

クアラルンプール国際空港(KLIA)からKLセントラルまではKLIAエクスプレス(特急電車)が15‐20分おきに運行されており、所要時間は28分で値段は35リンギット(約875円)。KLセントラルは、シティエアターミナルとなっており、マレーシア航空便で、エクスプレスを利用する人に限り、手荷物のチェックインをやってくれる。今回、それを利用したので、早くに荷物から解放されて快適であった。

KLIAに到着の際、バスも利用したが、ターミナルからちょっと離れたところにバス乗場があり、追いやられている感じ。所要時間は1時間で値段は10リンギッド(約250円)であるが、1時間に1本のようで、不便。KLIAを利用する人にとっては、エクスプレスの35リンギットでもお安いのであろう。エクスプレス利用者はLCC利用者とは人種が違う感じで、昔からの海外旅行・出張に出かけるエリート層のイメージ。

(チェックイン)

エア・アジア便は、チェックインの締切時間が早く、1時間前となっている。普通の航空会社は、ぎりぎりまでチェックインを受け付けてくれるが、エア・アジアは、締切時間に間に合わないと航空券が無効になるようである。値段は安いかもしれないが、利便性からいったら、LCCは逆行しており、飛行機のバス化ではないのである。

エア・アジア便では、座席指定はもちろん有料であるが、多くの人は、自動アサインを選択しているようで、機内では、お互いの座席の交換が頻発していた。二人連れでも離れたアサインされることがあり、何とかならないものか。どの席でもいいが、どうしたら、二人並んだ席が取れるのか不明。

(機内サービス)

エア・アジア便は、座席も通路も狭いし、オーディオも映画もない。また、毛布もないし、無料の飲物や機内食サービスもない。飲物も食べ物も一切機内持ち込み禁止で、すべて機内で有料で購入することが原則。しかし、規則を無視して、機内に水や食べ物を持ち込んで食べている人も多く、乗員も見て見ぬふり。自分も確信犯で水とおにぎりを持ち込んで食べた。機内食は事前予約もできるし、その場でオーダーもできる。

帰路便では、たまたま、機内食の試食をやっており、乗員からの依頼で無料でチキン照り焼きの機内食を食べて、試食アンケートに答えた。おにぎりをこっそり食べた後だったのが唯一敗因であった。

マレーシア航空では、飲物も機内食サービスもあり、オーディオ・ムービーはもちろん座席も重厚で機内の雰囲気もこれぞエアラインといった感じだが、サービスは旧態依然といえる。

(到着)

羽田到着時、クルーの手荷物が一番最初に出てきたのにはちょっとムッとした。今や、恐らくメジャーな航空会社では、お客様を待たせておいて、クルーの荷物を一番先にターンテーブルに流しているところなどないのでは? 安く乗っけてあげているのだから、クルーの荷物の方が優先といった感じ。

(その他)

今回の旅行で分かったことに、エア・アジアでは、航空券の名義変更が可能ということがある。普通の航空会社では、名義変更は一切できないのが常識であるが、エア・アジアでは、名義変更料さえ払えば、他の人に譲渡可能なようである。皆さん、知ってましたか?
もちろん、フライトの変更も変更便との差額と変更手数料さえ払えば可能である。もともと格安航空券なるものは、そういった変更ができないのが普通なので、この点では、大変評価できる。

エア・アジアも含め、どのLCCも事前にWEBチェックインができるので、従来の航空会社も、時代の流れに乗り遅れず、チェックインカウンターの混雑を避けるためにも、事前のチェックイン制度を導入すべきであると考える。

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モルディブが89番目の訪問国

2012年10月25日 21時50分52秒 | 旅行

10月17日夜遅く、モルディブのマーレ空港に到着し、空港からフェリーでBandos Island Resortまで約15分で到着。これでモルディブが89番目の訪問国となった。

モルディブといっても、たくさんある島がそれぞれリゾートになっており、今回は、たった3泊で、ハネムーンでもないので、空港から近く、比較的ポピュラーで値段も手頃なBandos Island Resortを選んだ。あまりに多すぎてどこの島がいいか素人の自分には選びようがないのが正直なところ。ネット情報や地球の歩き方のガイドブック情報を頼りにここに決めたが、結果的には正解であった。

18日は、時差と体調不良のこともあり、旅の疲れを癒すべく、のんびりとリゾート内で過ごした。透き通るような海で少し泳ぎ、卓球とテニスでくつろいだ。周りの海には、目に見えるところに、カラフルな熱帯魚が泳いでおり、南国気分を満喫。

19日は、シュノーケル、水中メガネ、救命胴衣を借りて、島の周りのリーフでシュノーケルによる海中探索を楽しんだ。白い砂浜から2㎡も入るともうそこには珊瑚があリ、色鮮やかな熱帯魚が多数泳いでいる。大きいのは50cm位から小さいのは数センチのものまで、何種類もの熱帯魚が泳いでいる姿を見ていると、もうそこは竜宮城のような世界。海の水も綺麗だが、熱帯魚の美しさも別世界のようである。

その後、夕方から、サンセットとイルカを見るクルーズのツアーに参加した。30人位参加していたが、30分ほどクルージングすると、もうイルカが群れを成して泳いでいるあたりに到着。体長1㎡位の感じだが、船のすぐ近くを通り抜けたり、ジャンプして回転したり、さながら、天然のイルカのショーをたっぷり1時間近く楽しんだ。そうこうするうちに、太陽がモルディブの海に沈みかけ、オレンジ色に輝く美しいサンセットに酔いしれた。

20日は、お昼すぎにフェリーで空港まで行き、荷物を一時預かりに置き、モルディブの首都、マーレのある島に渡り、半日観光した。マーレは世界で最も小さな首都で、世界一の過密都市とのこと。町はごちゃごちゃしていて、お世辞にも綺麗とはいえず、また、観光客目当ての客引きも横行していて、インド洋の楽園、モルデイブとはかけ離れたイメージである。リゾートの各島はどこも綺麗でまさに楽園といった感じなので、モルディブの光と影を見るようであった。

今回のリゾートでは、とにかく中国人、それも若いカップルが大勢来ていて、あとロシア人、ドイツ人等ヨーロッパ系の人が目立った。日本人はほとんど見かけず、躍進する元気な中国人、衰退する疲れた日本人という印象。ハワイと比べると、海の綺麗さは雲泥の差があり、まさに楽園といえる雰囲気なので、もっと日本からもハネムーナーや若い人に来てほしいと感じた。もちろん我々世代でも楽しめるので、まだ行ったことにない人は是非計画してみては。。。
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キャメロン・ハイランドの下見

2012年10月21日 15時20分33秒 | 旅行

13日エアアジア便を利用して、マレーシアのクアラルンプール(KL)経由キャメロン・ハイランドに到着。キャメロン・ハイランドは、KLから約200㎞も離れており、バスを乗り継いで行くことになるが、山岳地帯を長時間走るため、くねくねの道の連続で、多くの人が車酔いをするほど。山道のすれ違いでは、恐怖感も手伝う。KLからは4時間ちょっとの走行だが、途中トイレ休憩も1回だけで、交通不便もいいとこ。帰りは、同じ道は避け、くねくねの少ない新しい道路を通り、イポーという町までバスで行き、そこから鉄道でクアラルンプールに戻ることにした。

キャメロン・ハイランドは、年金族のロングステイ先として人気があるとして有名だが、今回はその下見を兼ねている。泊まったホテルは、ロングステイの人達にも人気があるというHeritage というホテルで、タナ・ラタという町中より歩いて7‐8分位の高台にある。その坂は年寄にはかなり厳しいが、多数の年金族が歩いているので、年金坂というそうだ。

14日は、キャメロン・ハイランドの主な見所を見て回る半日観光ツアーに入った。ツアー代金は、今は、雨季で閑散期とのことで、本来なら、60リンギットのところ、35リンギット(約900円)に値下げされていた。山の頂上に行った後、Mossy Forestという苔むした森を散策し、名物の茶畑と工場の見学、バタフライガーデン、イチゴ園を見て回った。ここは紅茶の栽培で有名なので、お土産にBOH TEAの紅茶を買い込んだ。

15日と16日は2日間とも、キャメロン・ハイランド唯一のゴルブ場でゴルフを楽しんだ。
料金は、グリーンフィーが18ホールで約1100円(56歳以上のシルバー料金)、貸クラブが約1700円、貸カートが約400円なので、合計 3200円ほどでゴルフが楽しめるのは最高である。

雨季にもかかわらす、雨にもあまり降られず、ゴルフを楽しみ、調子よく食事も取っていたが、調子にのって、どうも脂っこいものを食べすぎた感があり、ゴルフの後、お腹の調子を崩した。約1日、下痢と嘔吐に苦しみ、一時はどうなるかと思ったが、17日にモルディブに向かう頃には何とか回復してきたので、予定通り、マレーシア航空の飛行機に乗り込んだ。

下見の結果としては、自分にとってはロングステイ先として合わないという印象を受けた。理由は、まず交通の便が悪いこと、また、田舎すぎて遊興施設も少なく、ゴルフ場も1か所しかないため、1週間もいたら飽きてしまいそう。正直言って、どうして年金族に人気があるのかよくわからない印象であった。
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歌謡フェスティバルを堪能

2012年10月11日 20時36分51秒 | 音楽

10月10日夜、昨年に次いで、日本歌手協会(会長 田辺靖雄)主催の歌謡フェスティバルを見に、「五反田ゆうぽうと」に行ってきました。昨年はこの歌謡フェスティバルに感動し、2回も見に行ってしまいましたが、今年は、海外旅行のスケジュールと一部重なってしまったため、10日の夜の部だけにしました。2階席ながら一人3000円という安さと馴染み深い歌手が多数出演するので、絶対お得な歌謡イベントである。

30人以上の歌手が次から次へとステージに出てきて、約3時間にわたって熱唱しましたが、どんな歌手がどんな歌(メモれた人のみ)を歌ったかを書いてみると。。。

10日 夜の部(司会 合田道人  伍代夏子)   

宮史郎(ぴんから兄弟)     女のみち
丸山圭子            どうぞこのまま
三善英史            雨
チェリッシュ          白いギター
浜村美智子           バナナボート
さくらと一郎          昭和枯れすすき
じゅん&ネネ          愛するってこわい
ザ・リリーズ          好きよキャプテン
藤 正樹            しのぶ雨
雪村いづみ           Too Young 美空ひばりと江利チエミ(音源テープ)と共演
新垣勉             さとうきび畑
西口久美子(青い三角定規)   太陽がくれた季節
野村将希             一度だけなら
青山和子             愛と死をみつめて
新沼謙治             嫁に来ないか

その他に、田辺靖雄 中島啓江 三船和子 大場久美子 チェウニ 松島アキラ 三沢あけみ 森サカエ 合田道人 伍代夏子 山本リンダ 小林幸子 が熱唱。       

また、最近亡くなった歌手(ザ・ピ-ナッツのエミさん、尾崎紀世彦さん等)を偲んで、代表的な歌を別の歌手が歌うコーナーもあり、とにかく懐かしいひとときであった。一気に30-40年前にタイムスリップ。 今回は楽しみにしていたチェリッシュの生歌が聴けたので大満足。また、印象に残ったのは、新垣勉の「さとうきび畑」であった。終ってからも。「ざわわ ざわわ。。。」響きが脳裏から離れませんでした。

回りを見渡すと観客は、60代-70代が大半のような印象。歌手の年齢層も大分高く、昔の本人をよく知っているので、今の姿と比較しながら聴いていましたが、どの歌手も年はとっても歌のうまさは衰えていない印象でした。倍率25倍の双眼鏡で顔のアップもよく観察でき、変わった人、昔と変わらない人それぞれでしたが、とにかく皆老けたなあという印象。あれから30-40年も経っているのだから仕方がないですね。とにかく懐かしい曲に酔いしれているうちに、あっという間に3時間が過ぎてしまいました。
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日本人のサービスに感激

2012年10月08日 21時00分44秒 | 旅行

20数年前のことだが、フランクフルトから成田に向かうルフトハンザの機内で、座席に座った時、ズボンのお尻の糸がほつれたことがあった。糸がほつれたままだと、下着が丸見えとなる状況であったため、事情を説明し、担当のドイツ人のキャビンアテンダントに針と糸を貸してほしいと頼んだ。しかし、驚いたことに、裁縫セットは機内には搭載していないとの返事。

まさかとも思ったので、今度は別のドイツ人のキャビンアテンダントに、ズボンがほつれたので、針と糸があったら、貸してほしいと頼んだ。しかし、やはり、答は同じで、機内には搭載していないとのつれない返事。

このままではまずいと思い、今度は、通りかかった日本人のキャビンアテンダントに本当に搭載していないのか念のため訊いてみた。すると、やはり答は同じで、機内には搭載していないとのこと。困った顔をしていたら、彼女は「機内には搭載していませんが、よかったら、私のをお使いください。」と彼女自身の裁縫セットを貸してくれる旨の申し出を受けた。もちろん、貸してほしいとお願いし、早速、トイレに駆け込み、自分でズボンのほつれを針と糸で直し、その場をしのいだ。大変困っていたので、感謝の気持ちでいっぱいであった。

機内には裁縫セットは搭載していないので、ドイツ人アテンダントの案内は正しいし、女性ならドイツ人でも針と糸のセットぐらい個人的に持っているのではないかとも思ったが、もちろん業務上それを貸す必要もないのは言うまでもない。ドイツ人的サービスからすれば「ないものはない」それで十分であるが、日本人のサービス精神は違うのである。その時は、日本人女性のサービスマインドに感激し、ルフトハンザのサービスも日本人(当時1便に3人乗務)で持っているなと感じたものである。

ドイツ人と日本人のサービス認識の違いは、いろいろな場面で体験した。例えば、機内でお弁当を食べている日本人がいたとする。日本人のキャビンアテンダントだったら間違いなく、お客様から何も言われなくても、お茶をサービスするはずである。以心伝心というか、気の利いたアテンダントだったら、お弁当を食べたらお茶がほしくなるのがよくわかるから、間違いなく「お茶でもお持ちしましょうか?」と言うであろう。

ところが、ドイツ人にとってはサービス認識が全く異なるのである。この例では、お客様がお茶を欲しいのであれば、絶対欲しいと言ってくるはずだが、言ってこないということは今はお茶を欲してはいないと解釈し、言われるまではお茶のサービスは行わないのである。ドイツ人は真面目だし、もちろんお茶が欲しいと言われれば、すぐに持ってきてサービスするであろう。ドイツ人にとっては、サービスはそれで十分で、100点なのである。

しかし、ドイツ人のサービスは「ないものはない。頼まれたことはきちんとやる。」で十分であるが、日本人にとっては、それでは不十分で、それ以上を期待されることが多い。「そこを何とか(してほしい)」の世界である。以心伝心というか言葉で言われなくても、察して何かをやる世界が期待されているのである。このサービス認識の違いは、ドイツ人と日本人の違いという限定的なものではなく、広く西洋人と東洋人のメンタリティに違いに起因するものであるといえる。
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暇に出された前座

2012年10月07日 07時37分31秒 | 芸人

ドイツ在勤中、落語家さんとお付き合いする機会が何回かあったが、食事を一緒にした時の彼らの話はとても面白く、ためになることが多かった。

その中で、春風亭柳橋師匠(故人)から聞いたたった一言で暇に出された前座の話を紹介すると。。。。

寄席では、前座、二つ目、真打という順番で落語を披露することになるが、当然楽屋入りもその順番となる。楽屋ではお寿司等が用意されており、それをつまんでから舞台に立つことになるが、ある時、前座の一人がお寿司をつまんでいる時に、真打が楽屋に入ってきた。前座は気を使ったつもりで、真打に対し、「師匠、お寿司が残っていますから、どうぞ召し上がってください。」と言ってしまった。その前座は翌日から暇に出されたそうである。

要するに、このお寿司が残り物という印象を与えてしまったことが敗因であった。厳しい上下関係のある落語界で、残り物を真打に提供するなどありえないのである。ちゃんとした前座であれば、こう言わなければならない。「師匠、お寿司がとってありますので、どうぞ召し上がってください。」

なるほどと感心することしばし。。。ものの言い方ひとつで受ける印象が全く違ってくるのである。その話を聞いてから、どんな残り物でも人に勧める時は、「とっておきましたから、どうぞ」と言うことにしている。

皆さんも、たとえ残り物でも人に勧める時は、ものは言いようなので、必ず「とっておきましたので、よかったらどうぞ」と言ってみてください。好感度アップ間違いなしです。
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おいらん道中

2012年10月04日 19時10分18秒 | イベント

週末に地元で「宿場まつり」があり、その一環で「おいらん道中」のイベントがあった。

3年ぶりの復活で、おいらん5人が、かむろ11人、若衆とともに北品川をスタート。花街として栄えた品川宿を彷彿させる豪華な衣装をまとい、片足で2.5キログラムもある高下駄を 外側から内側へ回して歩く「外八文字」を披露した。

花魁(おいらん)とは、吉原遊郭の遊女で位の高い者のことをいう。江戸時代、北の吉原、南の品川(美南見)といって、江戸には二大遊郭があったが、おいらんは吉原の遊女に限定していう。浮世絵も多数残っているが、鳥居清長の「美南見十二候」は品川の遊女を描いたものとして有名である。写真を見ても、浮世絵を見ても、おいらんの帯の結び目は後ろではなく前にあるが、理由はおわかりですね?この帯の位置で一般の女性か遊女かを見分けることができるのです。

また、品川の遊郭を舞台とした映画として、「幕末太陽傳」(昭和32年)が有名で、出演者はそうそうたるメンバーであった。(フランキー堺、南田洋子、左幸子、石原裕次郎、二谷英明、小林旭、金子信雄、山岡久乃、岡田真澄、小沢昭一、菅井きん、芦川いづみ、西村晃、熊倉一雄、殿山泰司さん等)当時品川の遊郭として有名であった「相模屋」が舞台(今は、ファミリーマートになっている)で、昨年末から、日活創立100周年記念として、デジタル修復版が上映されたほどである。興味ある人は、小生のHPの品川シリーズの幕末太陽傳の修復版のTrailer のところを覗いてみてください。
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