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浪漫飛行への誘(いざな)い

海外旅行は102か国、海外旅行、世界遺産、飛行機、卓球、音楽、歌謡曲、初物、語学、仏教シリーズ等の趣味の世界をブログに

THE世界遺産~ドナウの真珠ブダペスト

2025年04月14日 10時02分55秒 | 旅行

4月13日のTBS、THE世界遺産は、ドナウの真珠と謳われるハンガリーの首都ブダペストの世界遺産めぐりの旅であった。ドナウ川を挟んで、西側の丘の上に広がるブダの街と東側の平らなペストの街を合わせて、ブダペストという街が誕生した。川を挟んで広がる二つの街を繋ぐのが、ブダペストの象徴でもある「セーチェーニくさり橋」で、ブダペストの街は世界一美しい夜景の一つとも言われている。

丘の上のブダには、ブダ王宮(世界遺産)や国会議事堂やマーチャーシュ教会があり、対岸のペストには、聖イシュトヴァン大聖堂(世界遺産)や国会議事堂やシャンゼリゼ通りを参考にした画期的な大通りである「アンドラ-シ通り」(世界遺産)がある。通りの地下には、世界初の電気式地下鉄が走っている。

また、ブダペストは石灰岩で出来たカルスト地形で、洞窟がいくつも存在し、世界的にも珍しい温泉水によって作られた洞窟もある。また、ハンガリーは、16世紀にはオスマン帝国に支配され、その後はハプスブルグ帝国に支配された歴史があり、その後自治権を獲得してハンガリー独自の街並みが形成されたものである。

ブダペストの街を訪れたのは、1988年3月と2012年5月の2回であるが、1988年の時は、家族旅行で、芥川賞作家、宮本輝さんの「ドナウの旅人」という小説本を手に持って見て回ったものである。この本は、フランクフルトから出発し、ドナウ川に沿って旅を続け、ブダペストにも立寄り、最後は、黒海まで抜ける壮大な旅行記で、テレビドラマ化もされた。宮本氏とは、フランクフルト駐在時代、仕事上、お付き合いもあり、彼の文化講演会を企画したり、食事を共にしたこともあるので、一層親しみを感じているが、ブダペスト、ドナウ川の名前を聞くと、彼の作品が真っ先に頭に浮かんできた。


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大阪・関西万博開幕なるも問題山積み

2025年04月13日 14時01分56秒 | イベント

大阪・関西万博は158カ国(国と地域)が参加し4月12日に開会式が行われ、13日から一般公開が始まったが、初日からいろいろな問題が起こっている。まず、インド、チリ、ネパール、ベトナム、ブルネイの5カ国が初日の開館に間に合わず、当分の間は閉館するという。また、メタンガス発生による爆発の危険性、台風・津波・強風・大雨・雷等自然現象や熱中症に対する対策の脆弱性、地下鉄とバスしかないアクセスの悪さ、多額の建設費用による税金の無駄遣い、チケット販売体制の不備、目玉展示が少なく人気の希薄性、カジノIRとのきな臭い関係性、大赤字の財務状況、大阪維新の会との癒着と勝手性、特定メディアの排除などきりがないほど問題が山積している。

初日は、14万人以上の人が予約しているとのことで、アクセスの交通機関が大混雑したり、ゲートでの入場に2時間待ちとなる人も出たようである。あいにく、大雨と強風で、特に大屋根リング辺りは傘もさせないような状況であったようである。事前に、上に述べたように、ネットメディアを中心にボロクソに書き立てられていたので、延期もありうるかと思ったが、何とかオープンには漕ぎつけた形となった。安全の話とかはまだまだこれからが正念場なので、大きな事故などが起こらないことを祈るのみである。特に、メタンガスによる爆発が心配である。

万博については、1970年の大阪万博の時は、就職前だったので、5日間連続会場に足を運び、月の石のアメリカ館やソユーズを展示したソ連館はじめ、100近くほぼすべてのパビリオンを見て回った。2005年の愛知万博と時は、プライベートと仕事と1回ずつ訪れる機会があった。仕事では、世界陸連の会長はじめ役員招待のアテンドをしたもので、日本館で豪華な「なだ万」の懐石ランチをいただいたことが思い出される。

調べてみたら、参加国の内、日本の他に86カ国に旅行していたことがわかった。旅行が好きなので、興味はあるが、今回の万博は、万博の趣旨への疑問、安全上の問題から行くことは予定していない。
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伊豆稲取へのゴルフ旅行

2025年04月11日 22時02分49秒 | 旅行

4月10日から1泊で伊豆稲取へゴルフ旅行に出かけた。3月初めに2泊3日のバースデー旅行として、伊豆稲取でのゴルフと河津桜のお花見を予定していたが、体調不良で取り止めとなってしまい、今回はそのリベンジである。河津桜のシーズンは終わってしまったので、1泊のみとなったが、ホテルは、同じホテルにした。3月の計画では、誕生日割引と2泊目半額プランを使い大分格安であったが、今回は、通常料金での宿泊となったので、ちょっと割高になった。それでも、1泊2食付(朝夕ともバイキング、夕食は飲み放題)、一人約8700円なのでほぼリーズナブルで、往路は、1925円で横浜からホテルまで、バスを利用できたので、安く上がった。復路は、ゴルフを終えてからの帰宅なので、踊り子号の特急列車を利用したが、早割運賃(35%引き)を利用することができた。

11日は、伊豆では名門の稲取ゴルフクラブでゴルフを楽しんだ。天気予報では雷の伴う雨模様だったが、幸いにも予報がずれたようで、雨には一切降られず、寒くもなく、風もなく、ゴルフ日和であった。天気予報がよくなかったためか、ゴルフ場はすいており、プレイ中、前後のプレイヤーは全く見かけなかった。伊豆稲取駅とゴルフ場とを往復する送迎のクラブバスも我々だけで、ゴルフ場もほぼ貸し切り状態であった。打ち損じた場合は、打ち直したり、まるで練習ラウンドのようであった。コース上には、満開の桜も花を添えており、お花見を兼ねたラウンドでもあった。

プレイ代も、昼食付で一人6650円と極めてリーズナブルあったが、昼食は、なんとバイキングスタイルで豪華なラインナップであった。ホテルでの食事は、夕朝食とも豪勢なバイキングスタイルであったので、結果的には、3食連続のバイキングとなった。バイキングだと、料理の種類があまりにも多すぎて、つい食べ過ぎになってしまうので、要注意である。夕食では、飲み放題も付いている上、お刺身、寿司、天婦羅はもちろん30種類以上、デザートとして果物、ケーキ類、アイスクリームまで付いていたので驚きである。朝食も、和洋中すべての料理が揃い、小鉢類も多数用意されており、やはりついつい食べすぎとなってしまった。18時頃には帰宅したが、バイキング続きの後の夕食は、お茶漬けで十分であった。


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中国がまともに見えてくる~トランプのパワハラ

2025年04月10日 07時38分21秒 | 政治

トランプ大統領の勝手な関税政策が世界中に大混乱をもたらしているが、世界中から非難を浴びるどころか、政権内部にいるイーロン・マスク氏からも反論が出ており、内部分裂の様相を呈している。関税率の計算式も間違っているとの指摘も出ているというから、呆れる。

トランプの専制主義は、ヒットラーを超えるものがあり、世界中の国々が連携して、世界平和のためにもトランプ打倒に立ち向かうべきである。今のアメリカを見ているとかっての世界のリーダーたる資格は全くないし、中国がまともに見えてくるから不思議である。トランプ関税はブーメランとしてアメリカを直撃し、アメリカ国民がインフレや経済不況で悲鳴を上げる日もそんなに遠くない気もする。本人も取り巻きもろくな人物がいない気がするが、一部の狂った人物により、地球が破滅する可能性もあることを考えると恐ろしい。

日本もアメリカ追随主義を見直し、ジャイアンとスネ夫の関係から早く脱却して欲しい。こんな馬鹿なトップを選んだアメリカ国民は皆愚かであったということだが、半数近くいる民主党を支持する連中を中心として、国内からの強い動きが必要であろう。世界のリーダーは、アメリカから中国に移行しつつあるともいえ、習近平氏は陰ではニンマリしていることであろう。

10日の報道では、トランプは報復関税を行う中国にはさらなるパーセントを追加し、即適用する一方、話し合いに応じる国に対しては、相互関税の適用は90日間延長し、10%の関税のみとすると発表し、世界を翻弄している。トランプのやることは、地位を利用した「脅し」そのもので、まさに「パワハラ」の最たるものである。「パワハラ」とか「セクハラ」とか「人権侵害」とか世の中騒いでいるが、トランプにとっては、まさに小島よしおではないが、「そんなの関係ねぇ」である。明らかな「パワハラ」を誰も止められないって、何か変である。パワハラを認める兵庫県知事が可愛いく見えてくる。
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【世界の絶景】人生で一度は訪れたい壮大な建造物20選

2025年04月09日 09時27分51秒 | 旅行

World Tourでは、最近、「人生で一度は訪れたい壮大な建造物20選」をユーチューブで紹介している。世界遺産になっている建物が多いが、やはり人間が建てた建造物は歴史的にもそれなりの魅力がある。美しい映像も魅力的である。実際に訪れたことがあるのは、16カ所で、4カ所は、比較的新しい建物なので、残念ながら訪れるチャンスはなかった。また、インドのタージ・マハルが入っていないのはちょっと残念である。

  壮大な建造物20選  (国名  訪問年)

1  ブルジュ・ハリファ(UAE  未)
2  アヤソフィア(トルコ  2009/2013)
3  チチェン・イッツア(メキシコ  2008)
4  オペラハウス(オーストラリア  2004)
5  姫路城(日本  19xx)
6  エッフェル塔(フランス  1974他数回)
7  ギザのピラミッド(エジプト  2007)
8  パ-ム・ジュメイラ(UAE  未)
9  ゴールデン・ゲート・ブリッジ(‘アメリカ  1993)
10  サクラダ・ファミリア(スペイン  1987/2012)
11  パルテノン神殿(ギリシャ  1979)
12  アップル・パーク(アメリカ  未)
13  モンサンミッシェル(フランス  2007)
14  ペトロナス・ツインタワー(マレーシア  2006/12)
15  万里の長城(中国  1983)
16  マリーナベイ・サンズ(シンガポール 未)
17  アンコールワット(カンボジア  2005)
18  クレムリン(ロシア  2009)
19  ケルン大聖堂(ドイツ  1986/88)
20  コロッセオ(イタリア  1979/2002)

人生で一度は訪れたい壮大な建造物20選(26分): https://www.youtube.com/watch?v=WpAbbGsyvJk


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築地本願寺の「はなまつり」に行ってきました

2025年04月08日 13時38分47秒 | イベント

4月8日はお釈迦様の生まれた日で、日本各地で誕生祝いの「はなまつり(灌仏会)」のイベントが開催されるが、今年は火曜日であることから、5日、6日の週末にイベントが開催されたお寺も少なくない。一昨年は、芝の増上寺、昨年は、池上本門寺の「はなまつり」に出かけたが、今年は、5日に築地本願寺の「はなまつり」の行事を見に出かけた。

お釈迦様ことゴータマ・シッダールタは、約2500年前の4月8日に、ルンビニ(今のネパール)という町で生まれた。釈迦族の王様のマーヤ夫人が出産で里帰りする途中、ルンビニ園という花園で、急に産気づいて、シッダールタを出産したと言われている。生まれたばかりの王子は、その場で七歩歩き、「天上天下唯我独尊」の述べたというのは有名な話である。この言葉は、「今、こうして受けたこの命は、みなそれぞれ尊く、素晴らしいものだ」という意味である。

お釈迦さまの誕生に強い思い入れがあるのは、2012年3月に、生誕地のルンビニに旅行したからである。世界遺産にも指定されているルンビニ園は、丹下健三氏の設計の基づき整備され、世界各国の寺院も建てられている。最大の見どころは、アショカ王の石柱(紀元前3世紀に建立)、マーヤー聖堂、プスカリニ池(夫人が沐浴したところ)で、池の傍には、当時を再現した菩提樹も植えられている。

10時から法要のオープニング式典があり、本願寺の住職や駐日インド大使やスリランカ臨時大使らの挨拶があった。堂内には子供の釈迦像が置いてあり、甘茶をかけさせてもらった。その後、行事としては、稚児行列や灌仏会、舞台では、スリランカやインドの古典舞踊等が予定されていたが、次の用事があったので、1時間もしないで引き上げた。

5日は天気にも恵まれ、今年の満開のソメイヨシノのお花見としては絶好ということで、築地の後、浜松町にある旧芝離宮恩寵庭園にて満開に咲き誇るソメイヨシノのお花見を楽しんだ。65歳以上の入園料は70円なので、気楽に入れる。駅から1分のところにこんな落ち着く日本庭園があること自体不思議に思えるが、意外と知られておらず、穴場といえる。

ランチは、妻の希望により、芝大門にある「新亜飯店」という中華レストランで、その後、昔からお世話になっている「芝大神宮」にお参りをした。大門からは、都バスで新橋まで行き、そこから帝国ホテルまで歩いた。山手線等の高架下が商店街として綺麗に整備されていて驚いたが、「日比谷オクロジ」と名前が付いているようである。目的地は帝国ホテルの中にあるタオル製品を扱っているお店に大分前に注文していたタオル製のエプロンが入庫したとの連絡を受けてそれを取りに行ったものである。

お店に行く前に、時間があったので、帝国ホテル前にある知り合いがやっている浮世絵のお店に立ち寄った。40年近く前、フランクフルトに駐在中に浮世絵の展覧会と摺りの実演というイベントを実施した時お世話になった浮世絵コレクションのオーナーの方の息子さんがやっているお店である。久し振りにお会いし、懐かしい昔話に花を咲かせた。天気に恵まれ、ポカポか陽気につられて、1万歩以上歩き、疲労困憊を招く結果となってしまった。

  アショカ王の石柱とマーヤー聖堂




ルンビニ旅行アルバム:  https://www.youtube.com/watch?v=Ie6Q_01WKLI


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アニメ「アン・シャーリー」始まる

2025年04月07日 07時55分17秒 | TV番組

4月5日、NHKEテレ毎週土曜午後6時25分から新しいアニメ「アン・シャーリー」の放映が始まった。1回25分、全部で24話が予定されているという。原作は、あの有名な「赤毛のアン」(モンゴメリー作)で、カナダのプリンス・エドワード島が舞台。孤児院から老兄妹マシュウとマリラが住むグリーン・ゲイブルズにやってきた11歳の赤毛の少女アン・シャーリーが豊かな想像力と明るさとまっすぐな心で周囲を変えていくというストーリーである。

「赤毛のアン」には強い思い入れがあるので、ストーリーはわかっていてもこの新作アニメには楽しみである。「赤毛のアン」はミュージカルを2回(1回は現地⁻英語、1回は東京-日本語)、DVDを1回、それに1979年頃フジテレビで放映されていたアニメはほとんど見ていた。また、「赤毛のアン」を翻訳した村岡花子さんの生涯を描いたNHKの朝ドラ「花子とアン」(2014年)をほとんど見ていたので、大分詳しくなった。村岡さんは、幼い頃、我が家のすぐ近くにある小学校に通っていたことも不思議な縁であった。

プリンス・エドワード島へは、2008年9月2~5日の3泊4日で旅行し、現地で「赤毛のアンの名所を巡るツアー」に参加したので、赤毛のアンにまつわる史跡はほとんど訪れることができた。グリーン・ゲイブルス(赤毛のアンの家)、モンゴメリーの生家、お墓、郵便局、博物館等小説に出てくるところはどこも整備・再現されていて、中身の濃いツアーであった。2008年は、初版発行から100年という記念の年で、記念切手がカナダと日本双方で発行されたり訪問記念証が発行されたり、特別展があったり、色濃い年でもあった。楽しみがまた一つ増えた。

「アン・シャーリー」のPV: https://www.youtube.com/watch?v=GXUaLD071as

「アン・シャーリー」の解説ユーチューブ: https://www.youtube.com/watch?v=VFOC4V_xxF0

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「人生、歌がある」~脳性マヒの車椅子シンガーに感動

2025年04月05日 21時20分29秒 | 音楽

BS朝日の「人生、歌がある」は、4月からテレ朝の坪井直樹アナウンサーが新しい司会者として加わり、岡田美里さんとのコンビで再スタートした。第1回目のゲストとして、生まれつき脳性マヒで車イスのシンガー、関本泰輝さん(20歳)の歌が紹介された。1年以上も前に歌手デビューしていたようであるが、彼のことは今回初めて知った。脳性マヒというハンディを背負いながら、歌手を目指して頑張ってきた姿とともに歌詞や実際の歌声を聴いて、涙が止まらないほどの感動を受けた。

番組では、彼自身が作詞・作曲した「Myself」という曲を歌ってくれたが、歌詞といい、歌声といい、あまりにも感動的で、心が洗われる。番組ではお母さんが横についてこの曲を歌っていたが、お母さんへの感謝が滲み溢れ出ていた。泰輝さんは双子で兄弟も脳性マヒとのことで、20年間苦労してきたご両親のことを思うと涙が止まらない。我々がいかに恵まれているか、普段、食べたり、歩いたりできることにもっと感謝すべきであることを痛感する。ハンディを背負いながら、プロの歌手としてメジャーデビューできたということは並大抵の努力では無理だと思うので、想像を絶する苦労があったものと思われる。

ABCテレビニュース(2024 2/17): https://www.youtube.com/watch?v=t3y8bmXIB1M


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トランプ関税で思い出す“Measure for Measure”と“倍返し”

2025年04月03日 21時14分38秒 | 政治

3日ついにトランプ大統領は、トランプ関税なるものを世界中に発動する旨の声明を出し、即日適用されることになった。戦後の世界の自由貿易体制を破壊する暴挙である。日本も例外ではなく、パーセントは違っても、全世界対象なので、激震が走り、日経平均株価も急落した。強引なトランプ関税は、アメリカを除く全世界から顰蹙を買っているが、アメリカ国民にとっても決していい結果を生むとは思えない。一握りの独裁者の勝手な行動であり、それを阻止できないアメリカ自体の凋落と弱体化を痛感する。今のアメリカ国民は、本当に疲弊し、どん底の生活を送っている人が多いという証拠であろう。

トランプの悪事については、他の国々は自己防衛のためにも報復関税という対抗措置を取るに決まっているが、ここで思い出される言葉が二つある。一つは、シェイクスピアの戯曲にもある“Measure for Measure” である。日本語に訳せば、「尺には尺を」で、AIによれば、「人を裁く基準によって、あなたは裁かれる」とあるが、個人的には「目には目を、歯には歯を」と同じであり、「加えた被害に対して同等の報復を行うことを意味する言葉」である。トランプの暴挙に対し、各国が何らかのMeasureの対抗措置を取ることは明らかであり、早々、世界中からしっぺ返しを食らうはずである。

次に思い出すのは、TBSテレビ番組の「半沢直樹」シリーズでの決め台詞「倍返し」という言葉である。「やられたらやり返す。倍返しだ!」というセリフが印象的であったが、まさにトランプ大統領に贈りたい言葉である。勝手な行動に対し、西側諸国は、一致団結して、トランプ氏にぎゃふんと言わせるような「倍返し」ともなる対抗措置を取るべきであろう。アメリカは、自ら世界のリーダーの資格を失い、仏教でいえば、「自因自果」「因果応報」を思い知るべきであろう。
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兵庫県知事とフジの第三者委員会による調査報告書への対応ギャップ

2025年04月02日 08時57分23秒 | ニュース

斎藤兵庫県知事のパワハラ等に対する第三者委員会と中居事件に端を発するフジテレビに対する第三者委員会のよる調査結果が続けて発表され、話題となっているが、調査を依頼した側の結果の受け止め方のギャップは驚くばかりである。

フジの第三者委員会は、短い期間にもかかわらず、かなり突っ込んだ調査結果を公表し、単なる個人的性加害ではなく、いかにフジが会社として関与していたかということが明らかになり、フジ側も厳粛に受け止めている印象であった。当事者が証拠を隠滅したり、会社側の対応も間違っていたことが明確に指摘され、予想以上にダメージは大きく、スポンサーが戻って来るには、フジの会社再構築のため相当な期間がかかるものと思われる。

一方、兵庫県知事についての第三者委員会の調査結果は、県知事は一つの見解という受け止めだけで、基本的にパワハラを認めたものの、自分の対応については正しかったとして、全く受け入れようとしなかった。県のお金を使って、自分自身が設置した委員会の調査結果報告を受け入れないということは、あまりにも非常識であり、もしそれを許すなら、県議会も県民も良識を持ち合わせていないことになる。失職させない限り、失笑を買うばかりである。パワハラという法違反を犯した者は、県知事の資格はないし、相変わらずトップに居座っているかぎり、県政がうまく行くはずがない。兵庫県は全国でも間違いなくワーストワンのレッテルが貼られても仕方ないところであろう。3人もの人を死に追いやった人物を捕まえることができない県警も実力不十分で、情けない限りである。責任を取って県知事をやめるべきところだが、そうしないのであれば、どうしたらやめさせることができるか検討すべきであろう。
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