今年もまた、紅白歌合戦の日が来たが、今年はコロナ禍で無観客となり、様相が一変した。テレビで見ている限りは、生で観覧しているわけではないので、いつもと変わらないと思いきや受け取る印象というか迫力がまるで違う。生での観覧の経験があるので、いっそうそう感じるのかも知れない。生で見たことがない人がほとんどだと思うが、生観覧とテレビでは雲泥の差がある。71回目ということだが、正直言って、出場歌手の半分位は知らない人ばかりなので、あまり面白くない。紅白より、テレビ東京の「年忘れにっぽんの歌」の方が、知っている曲ばかりなので、はるかに見て楽しむことができる。紅白は歌手によって見たり見なかったりだが、多くは、「年忘れにっぽんの歌」の方を見ていた。
しかし、紅白には懐かしい思い出がいっぱいあるので、大晦日は思い出に浸る日となっている。今から20年前の第50回の節目で、ニューミレニアムを迎えるタイミングでの紅白を生で観覧する機会を得たからである。倍率は、208倍であったから、奇跡的ともいえる。昨年は、約1000倍であったというから宝くじレベルである。しかも、座席は、1階席の前から12列目のほぼ中央という、これまた奇跡的に素晴らしい席で、一生分の運を使い果たした感があった。あまりに前方だったので、テレビにも何回か姿が映ることになった。また、当時は、紅白のどちらが勝ったかを数えるため、司会者が会場にボールを投げていたが、その内2個を片手でキャッチした。ゲットした2個のボールには事後、NHKに勤めている大学の同級生に頼み、司会の久保純子(当時NHKアナウンサー)さんの自筆の記念サインをもらい、今でも大事に保管している。
第50回という節目の紅白であったが、ニューミレニアムを迎えるということで、紅白の中継が終わっても、出演者が全員ステージに残り、会場の全員で、カウントダウンを行った。それにしても、生の紅白を見て、画期的なカウントダウンの場面に居合わすことができたのは忘れられない思い出となった。紅白観覧後は、明治神宮に初詣し、そのまま、品川経由我が家に戻り、その足で羽田空港に向かった。品川では、ニューミレニアムにちなんだ2000番の切符を偶然手に入れることができたのも奇跡的であった。羽田からは、千歳行のニューミレニアムの初便に搭乗し、朝6時44分に富士山頂よりも早く、日本で最も早くニューミレニアムの初日の出を拝むこともできた。このような貴重な体験をしてから、早いもので、もう21年が経つ。コロナが収束すれば、生観覧も再開されると思うが、もう一度見たいほど魅力ある生公演であることは間違いない。
第50回という節目の紅白であったが、ニューミレニアムを迎えるということで、紅白の中継が終わっても、出演者が全員ステージに残り、会場の全員で、カウントダウンを行った。それにしても、生の紅白を見て、画期的なカウントダウンの場面に居合わすことができたのは忘れられない思い出となった。紅白観覧後は、明治神宮に初詣し、そのまま、品川経由我が家に戻り、その足で羽田空港に向かった。品川では、ニューミレニアムにちなんだ2000番の切符を偶然手に入れることができたのも奇跡的であった。羽田からは、千歳行のニューミレニアムの初便に搭乗し、朝6時44分に富士山頂よりも早く、日本で最も早くニューミレニアムの初日の出を拝むこともできた。このような貴重な体験をしてから、早いもので、もう21年が経つ。コロナが収束すれば、生観覧も再開されると思うが、もう一度見たいほど魅力ある生公演であることは間違いない。