4月23日、五反田の病院に行った帰り、プリンセス・ミチコのバラの開花がどんな状況か気になって、「ねむの木の庭」に立ち寄ってみた。この庭園は、上皇后美智子さまの実家である正田邸の跡地に造られた四季の花々が咲く美しい区立の庭園で、中でも、美智子さまゆかりのプリンセス・ミチコという鮮やかなオレンジ色のバラがで有名で、年2回その美しい花を咲かせる。春は、例年だと4月末から5月にかけて満開の花を咲かせるが、今年は、気候の関係で、桜同様、開花がだいぶ遅れているようである。
23日の段階では、一つを除いて、すべてが蕾状態で、係員によると、4月末にならないと開花しない感じである。ゴールデンウィーク頃には、満開に近づき、見頃を迎えそうである。それほど大きな庭園ではないが、50種類以上の草花が綺麗に手入れされており、中央には、ねむの木(6月頃が見頃)が立ち、静かな雰囲気で色々な花を楽しむことができる。大好きな庭園なので、プリンセス・ミチコが咲く頃には、大体訪れている。バラの開花には少し早すぎたが、出入口のアーチにある「モッコウバラ」が満開を迎えていて、美しく見応えがあった。ゴールデンウィークの頃にもう一度訪れ、オレンジ色のバラが咲き誇る姿を楽しみにしたい。
写真は、満開のモッコウバラ(4/23)
昨年撮ったプリンセス・ミチコ(5/5)
東京では、例年だと平均でも3月24日にはソメイヨシノの開花が宣言されるが、今年は2月から3月にかけて、低温、雨模様と天候不順が続き、異常気象がもろに日常に影響を及ぼしている。過去の開花日は、2011年-3/28 2012年-3/31 2013年-3/16 2014年-3/25、2015年-3/23、2016年-3/21、2017年-3/21、2018年-3/17 2019年-3/21 2020年-3/14 2021年-3/14 2022年-3/20 2023年-3/14ということで、今年がいかに遅いかがよくわかる。ちなみに、一番遅かったのは、1984年の4月11日だっという。2012年以来の遅さで、昨年より2週間も遅いというから、異常気象を感じる。いつもは毎週水曜にテニスを楽しんでいるが、今年の3月は4回の内3回も雨で中止となり、天候不順を実感していたが、桜も同じ思いでいたことであろう。
桜の開花及び満開予定日は、我々の花見計画に多大な影響を与えるので、皆関心が強く、毎日、テレビの天気予報を見ていたと思うが、今年は気象庁の予想は完全にはずれた感がある。当初、東京の開花予定日は22日頃と言っていたが、それが24日になり、26日になり、ついには28日になっても開花宣言が出されなかった。それほど雨が降ったり、寒かったりの異常気象が続いていたといえる。お花見の宴会やお花見クルーズ等は、事前の手配が必要なので、途中で変更できず、桜も咲いていないのに、宴会をやったり、桜まつりをしたり、クルーズ船に乗ったり、悲劇そのものである。晴れているならまだしも雨模様の天気とあっては、泣きっ面にハチである。
我が卓球クラブの花見も開花予想を参考に29日にセットしていたが、開花宣言は出たものの、ほとんど咲いておらず、それに大雨状態で、最悪の環境となった。会社勤めの人は、宴会を29日の金曜にセットしていたところが多かったと思うが、皆がっかりしたと思われる。我々は、雨天に備え、近くの公民館を借りていたので、まだ咲かぬ桜を恨めしく思いながら、屋内でお花見弁当のランチを取ることに相成った。また、31日に桜の名所でもある洗足池に居を構えた子供・孫家族のところに集まり、皆でお花見を計画しているが、満開とは程遠く、2分咲き程度に終る可能性が大である。当初は、お花見には遅すぎるかと思ったが、とんでもない展開である。このぶんだと、満開は遅れに遅れて4月6~7日の週末あたりとなりそうである。週末は混むので、その前後あたりでどこかでリベンジしたいところである。
今年はどれだけ見ることができるかわからないが、昨年は頑張って品川区の桜の名所を見て回り、50か所を選んでユーチューブを作成したので、まずはこの50選で満開の桜の雰囲気を思い出してみたい。また、開花日には、東京タワーが桜色にライトアップされるので、近くの知り合いのマンションの14階にお邪魔し、上部だけだが、ピンクに彩られた東京タワーを拝んだ。
しながわ桜名所50選: https://www.youtube.com/watch?v=lXtUoAzYdOY
さくら色にライトアップされた東京タワー(3/29)
2月8日、熱海への日帰りバス旅行に行ってきた。これは、PontaカードからSTEPトラベル創業20周年記念として、無料の日帰りバス旅行の招待状が来たもので、一人は無料だが、お連れ様は一人6000円という案内であった。若干怪しいという感もあったが、二人で6000円ならまあ安いと思い、申し込んだ。バスの前列希望であれば、一人500円追加ということで、合計7000円と相成った。支払いは当日ということで、詐欺の疑いはないと判断したもの。一人で参加の場合は、無料なのでお得感が強い。
集合場所は、品川駅近くの広場で、朝6時30分出発し、帰りは17時であった。参加者は42名で、訪問場所は、高木ミンクのファクトリー、金時力まんじゅうのお店、伊豆フルーツパーク、熱海梅園、糸川あたみ桜、鈴廣かまぼこの里という順であった。ファクトリーとは、Fur-ctoryという毛皮工房のことで、健康医療器具としても認定されている特殊磁気の入ったムートンのシーツの紹介、使用体験という謂わば販売宣伝でバスツアーとタイアップしているようである。40数万円するので、即購入することはあり得ないが、そんなムートンの健康シーツがあることを初めて知った。「金時力まんじゅう」というのは、内閣総理大臣賞を受賞した銘菓で、試食もさせてもらったが、バスの車内販売で、1箱1000円でお土産として購入した。バスツアーの場合、この手の販売でお店とのタイアップはよくある話なので、違和感はなかった。昼食は、伊豆フルーツパークで、山菜鶏釜めし御膳がサービスされた。ツアー代金に含まれているが、追加の特別メニューを注文することもできる。このフルーツパークでの昼食は、2回目で、前回は、2018年に河津桜まつりのバスツアーに参加した時であった。ここは昼食のメッカともいえるものすごい収容力があり、多い時は、約1000食の昼食を提供しているようである。
昼食後は、すぐ近くでいちご狩りを楽しんだ。1800円の別料金が必要だが、相場よりは安い印象である。メインは、「かおりの」という品種で、「紅ほっぺ」も味わうことができた。もぎっては練乳につけてまさに新鮮で美味しいので、どんどん食べることなり、40個以上は食べたと思うが、お腹がいっぱいになり、20分ちょっとで切り上げた。いちごが市販のものより大きいので、ビックリしたが、やはりもぎたては美味しく、元は取った感じである。その後は、熱海梅園を訪問したが、滞在時間が若干短くもうちょっとゆっくり梅を鑑賞したいと感じた。満開の梅もあるが、全体的には若干ピークを過ぎた印象であったが、赤、ピンク、白といろいろな種類の梅があるので、十分楽しめる。熱海梅園を訪れたのは、3回目だと思うが、園内にある中山晋平記念館にも二度目の立寄りをした。梅園の後は、近くの糸川沿いに咲く「あたみ桜」を鑑賞した。「あたみ桜」は、この時期にこの場所でしか見られない早咲きの桜で、色は若干ピンク色が赤い印象であった。糸川あたみ桜を見たのは初めてであったが、規模が小さいので、やはり河津の河津桜に比べると見劣りする印象であった。
帰路は、小田原で、お土産の買物として、「鈴廣のかまぼこの里」に立ち寄った。途中の立ち寄りは、トイレタイムとなっているので、それなりに助かる。今回のバスツアーで感じたのは、女性同士や男女同伴等は、車内でのお喋りが多く、話し声が気になった。我々のすぐ後ろの座席の二人は60代位のカップルだが、婚活イベント知り合った仲のようで、お喋りが多く、全部聞こえてしまうので、その内容も気になった。夫婦の二人連れが一番静かであったような気がした。次回は静かに寛ぎたいなら耳栓も必要になりそうである。
熱海日帰りバス旅行アルバム: https://www.youtube.com/watch?v=KVCEFOiqFBw
11月23日~12月25日までの間、明治神宮外苑において、「東京クリスマスマーケット2023」が開催されている。クリスマスマーケットというとドイツが有名であり、このクリスマスマーケットも、ドイツ観光局、バイエルン州駐日代表部、ザクセン州観光局、ザイフェン村が後援者に名前を連ねていた。ドイツのザイフェン村はクリスマスグッズで有名なところで、2006年7月に訪れたことがある。知る人ぞ知るというドレスデン近くの田舎にある村なので、行ったことがある人は少ないと思う。季節はずれであったが、クリスマス村の名に恥じない雰囲気のある小さな村であった。
開催場所は、聖徳記念絵画館前・総合球技場で、目の前には、黄葉で有名な「いちょう並木」がある。いちょう並木の黄葉狩りも兼ねて、12月6日にクリスマスマーケットを見に出かけた。いちょう並木は若干ピークを過ぎた感もあったが、十分楽しめた。外国人も含めインスタ映えをねらう若者がいっぱい訪れていた。いちょう並木はライトアップもされていると紹介されたいたが、残念ながらそんな印象はなかった。
マーケットは前売りチケットを購入するとオリジナルマグカップがプレゼントされるということで、事前に1000円で購入した。(土日は1500円、23~25日は2000円)テレビでもオープニングの日にマーケットの状況を紹介していたが、世界最古といわれるドレスデンのクリスマスマーケットを再現しており、世界最大級ののクリスマスピラミッドが目玉であるという。
いちょう並木の黄葉を楽しんだ後、16時頃に入場したが、平日ということもあってかさほどの人出ではなかった。大きなクリスマスピラミッド以外は、見るべきものは特になく、やたらグルメというか食べ物屋のスタンドが37軒と多く、クリスマスグッズや雑貨を売っているスタンドが18軒といった感じで、期待していた本場ドイツのクリスマスマーケットというイメージではなかった。食べ物屋はほとんど同じようなメニューなので、たくさんあってもどれも同じといった感じで、クリスマスグッズのお店も、どこも値段が高く、購買意欲が沸くと言う雰囲気ではなかった。ちょっとした飾り物でも2000~3000円もするのでびっくりした。
暗くなるとライトアップが行われ、若干雰囲気が出てきたが、ドイツを知る者からするとやはり物足りない印象であった。ちょっとした歌や踊りのパフォーマンスも行なわれていたが、ステージがあるわけではなく、何となく片隅で目立たず歌や踊りが行われているといった印象であった。ドイツだと教会の奏でる荘厳な音楽が雰囲気を醸し出すが、ここでは教会の厳かな音楽やクリスマスソングが流れるわけでもなく、シーンとした雰囲気であった。ドイツらしいバイエルンの音楽や本場から来たアーティストやミュージシャンでもいれば、もっと盛り上がるような気がした。会場内は、日本人しかおらず、本場ドイツの雰囲気はあまりなかった。本場から人を招き、色を添えたらどうかとも感じた。
前売チケット購入でオリジナルマグカップの記念品がもらえ、そのマグカップは1000円で売られていたので、元は取った感じである。予約チケットでは3時間を目安にしてほしいと案内されていたが、見るべきものがほとんどないので、食事時間も含め、1時間ちょっとで十分であった。食事をしたり、お茶をしたりする場所として椅子を用意したスペースは、十分確保されていて、グルメ中心のマーケットといった感じであった。正直言って、クリスマスマーケットと称するなら、皆が本場ドイツのクリスマスマーケットに行って見たいと感じられるような雰囲気のあるものになるよう少し工夫してほしいと感じた。
写真は、クリスマスピラミッド
いちょう並木
ザイフェンのお店
19日に来日してから、2日を除いてほぼ毎日アテンドしてきたが、普段あまりしゃべることがないのに、急に、それも英語ばかりで話し続けたことが原因だ思うが、声がかすれて出なくなってしまった。咳も出ていたし、毎日マスクなしで人混みを歩いていたので、若干無防備で、コロナかインフルエンザを心配して、近くのクリニックで検査を受けた。両方とも陰性であったが、声はかすれて出ないままなので、薬をもらった。30日は、卓球クラブの1年に1回の総会が予定されてたが、声が出ないため失礼し、他の役員に迷惑をかけてしまった。
夜は、まさに最後の晩餐として、同じマンションの1階にある洋食レストランを予定していたが、あいにく特別にクローズされていたため、近くの回転すしレストランに切り換えた。回転しない回転レストランで新幹線が寿司を運ぶシステムとなっている。2回目だが、日本の美味しい寿司は外国人にも大変評判がいい。値段も新鮮なネタを目一杯食べて一人2000円程度におさまるので、気軽に利用できる。そのレストランも我が家から徒歩1分のところにあり、大変便利なロケーションに自己満足している。明日は朝早いがタクシーを利用するので、見送りに行こうと思っている。