昔から写真のアルバムは、ただ貼るだけでなく、きちんと整理していたが、旅行好きが高じて莫大な量のアルバムが我が家の押入れを占拠する羽目となった。年月を重ねるとアルバムの冊数がどんどん増え、60冊を超えるほどで置き場所にも困る状態が生じてきた。どのアルバムも単に写真を貼ったものではなく、写真の切り抜き、写真の解説、観光名所の説明書き、旅行パンフレットの切り貼り、旅程表等まで綺麗に整理して貼ってあるカラフルなアルバムになっているので、とても捨てがたい代物でもあった。
2015年頃、自分史フェスティバルで節目写真館という昔の写真をデジタル化してくれるサービスを知り、飛びついた。アルバムに貼ってある写真を1枚ずつ及びページ全体をスキャンしてデジタル化してくれるというものである。サービス期間で安価なこともあったが、約50冊分(約150㎏)のアルバムを6万円程度ですべてデジタル化できた。ページ全体もデジタル化してくれるので、今まで苦労して作った解説付きのアルバムがすべて保存されることになった。これにより、従来のアルバムは、断捨離で処分することが可能になり、適宜廃棄処分しているが、子供達がいろいろ写っているものは子供に渡すため一部保管している。収納スペースが大幅に節約できたことは大収穫であった。
自分には芸術的センスはないが、アルバムだけは褒められ、旅行パンフレットを見ているようで、とても楽しいし、行ってみたくなるという。そんな声にほだされて数十年にわたって旅行に行っては綺麗にアルバムを整理するのが一つの趣味のようなものになっていたが、デジカメの普及で写真のデジタル化が可能になってからは、写真を現像してアルバムに貼るという従来方式を卒業し、自分のホームページ上に、デジタル化した写真をアルバムとして掲載することにした。写真には、日本語および英語で説明書きを付けるようにした。
しばらくは、この方式で写真の整理をしていたが、意外と面倒なのと多くの写真を載せることができないので、ここ数年は、さらに進化させ、YouTubeを使ってアルバムを作成している。YouTubeは、2種類作成し、一つは公開用、もう一つは個人が写ったプライベート用(パスワード付き)としている。YouTubeの作成は楽だし、サウンドトラックを入れることができるので、楽しみが増える。かくして、アルバム整理は、アナログ作成 ⇒ デジタル作成 ⇒ YouTube作成へと進化を遂げて現在に至っている。古いアルバムは、かさばるので、子供や孫に間違いなく捨てられる運命にあるが、デジタル化しておけば、場所も全く取らないので、ずうっと保存されていくと確信する。古いアルバムの処理に困っている人がいたら、すぐにでもアルバムをデジタル化し、断捨離することをお薦めする。
最近のアルバム例(昨年10月の那須旅行): https://youtu.be/Iudb72lZRJQ
デジタルカメラになって写真のプリントサービスを利用する機会が極端に減ったが、今でも時々利用することがある。卓球クラブの行事で撮った集合写真をプリントしてメンバーに配布する時などである。昔は写真屋さん、最近ではプリントの機械が置いてあって、SDカードから自分でプリントするようなものもあるが、割高なので、自分の場合は、格安のネットプリントサービスを利用している。
ネットのデジカメプリント会社もいろいろあるが、自分の場合は、Lサイズで1枚5円という「しろくまフォト」というところを利用している。画像をパソコンで送付するだけなので、極めて簡単である。最近は、ネットで写真に文字を入れて、画像を加工し、それを送付することもよくある。文字入りの写真が1枚5円でプリントできるのだから、便利になったものである。写真をプリントできるプリンターもあるが、用紙自体が5円以上するようなので、ネットの方がはるかにお得である。今回合宿の集合写真を44枚プリントしたが、送料98円を含め、総額349円で済んだ。また、注文した翌々日には届くという便利さである。