世界バブルの再復活？

　ヨーロッパ、アメリカと金融支援の資金作りに奔走する中、再びバブルが数倍の規模で拡大しようとしています。　前にも述べたように、ある意味で麻薬なのです。

　金本位制から不換紙幣の時代を過ぎて、今では信用を得れば幾らでも大きなお金が動かせ、紙切れでも世界を牛耳れる怖い社会への変貌です。

　これが良いのか悪いのかは別として、事実上、このシステムが成立っている限り、いずれ来る牙城の崩壊を覚悟して置かなければなりません。

　新たな金融の機構を構築すれば、資金は幾らでも集まり、拡大を続けて崩壊すると言う繰り返し！　これは、ある意味で、相対性理論にも繋がる必然かも知れません。

　即ち、いつか来るバブルの崩壊の日を見据えて世界を生き抜く事こそ、現実の世界の最善の施策かも知れないという事です。　それは、現在も信用と言う絶対的な関係が成立つ間の束の間の極楽なのでしょう！

　この現代の時代が長い後に歴史で語られる時には、果たして正しかったと結論付けられるかどうかは予測出来ません。　

ヨーロッパではＥＵを中心に、アメリカではＦＲＢを中心に資金供給が異常な範囲に拡大させられています。　数字は無限です。　見方を変えればこの無限の数字を玩具のように遊んでいる形に似ています。

　この信用が全ての世界には、無限に拡大すればの前提が必要です。　信用不安による矛盾をそれぞれの国々が抱えていて、リーマンショックのような破綻が起きなければ上手く行くと言った極めて不安定な発想から構築されているという実情を知っておくべきでしょう！！

　日本、アメリカ、ＥＵと始まり、いずれ中国、インド、ブラジルと拡大して巻き込んで行くのでしょう。　全ては、信用不安が起きなければの前提です。

　このシステムの発祥は、かつての日本であった事を認識しておく事です！！

　この日本のバブルの仕組を、如何にも素晴らしいシステムの如く復活させているのが現在の世界経済です。　大きな不安や破綻が無いことを願うしかありませんね！！