キシダグモ科 イオウイロハシリグモ
少し前に卵嚢を口に咥えている姿を掲載しましたが、孵化直前に草の中に卵を置きます。その卵から子供が孵化するのですがしばらくの間直ぐ傍で見守っているんです。その姿がこれです。
まどい
孵化してしばらくの間この様に一塊になって一緒に過ごす事を「まどい」と言います。この時に触ったり息を吹きかけたりすると子供たちが四方八方に逃げるのです。これを「蜘蛛の子を散らす」と言います。
蜘蛛の子を散らす
これがその状態です。指でチョンチョンと触ってみた所です。正に蜘蛛の子を散らしました。こんな悪戯をしているのですから親グモは気が気でないでしょうね。じっと同じ場所から動かないで見張っているのですからクモと言えども親の愛情は人間と同じですね。むしろ強いかも知れません。