アベマキやコナラの葉に赤く丸い球が、いっぱい付いていました。球体はピンク色や赤色で綺麗な色ですが、これだけ付いていると何か不思議で変な感じです。
赤い球体の正体は、クヌギハマルタマフシと言うらしく、クヌギハマルタマバチが葉に産卵管を突き刺して産卵すると葉の組織体が反応して球体の虫こぶになる様です。
赤い球体の幾つかを割ってみました。中は自転車のスポークの様になっています。
割った球体の拡大です。中央の部分に卵があるらしいのですが、確認できません。
地面にも少し赤味の抜けた球体が沢山落ちています。
落ちた球体を割ってみました。幾つかの中、中央の部分に乳白色の幼虫がいました。これが羽化して成虫になるのでしょうね。葉についている段階では、球体の中に卵の状態で存在しているため確認出来なかったものと思いました。しかし、葉の組織が反応して産室を形成するのか、本当に不思議なメカニズムです。