12月8日 といえば、「太平洋戦争開戦日」とか「第二次世界大戦勃発」とか、「トラ・トラ・トラ」とかのワードが浮かぶ。
この言葉を最近では、知らない人が増えているらしい。
戦後でも65年たち、その後は、戦争のない国だったから、戦争を知らない世代の方が圧倒的になったのは、当然のこと。
しかし、戦争の傷跡は、アジア諸国にはもちろん、欧州にもあるし、日本国内にも、現存している。
トラウマを抱えている人も、戦争体験者や、戦傷者も生存している。
それであるのに、同じような立場にあるドイツ人より、知らない日本人のほうがほとんどというのは、問題だと、思う。
戦争特別番組も、年々減っている。
近隣諸国では、戦争や内紛やらがあっても蚊帳の外。
アニメや漫画の世界で戦争ものや暴力ものをゲーム感覚で見ているという状況は、いいこととは思えない。
夏場は、原爆のことが少し、取り上げられるが、8月15日も含め12月8日のことはヴェールのなか、という気がする。
闇雲にあおるのも困りものだが、戦争をしらない世代に正しい知識と正しい歴史を伝えて欲しい。