webニュースに、『異物混入:今度は「ネズミ入りパン」』というのがあった。
記事によると、2008年に「ネズミの頭入りセウカン事件」(ネズミの頭と推定される異物が、セウカンという韓国のえびせんスナックから発見された事件)
日本では、あまり取り上げられなかったような気がする。
webで、一度だけみたようなかすかな記憶しかない。
今回は、今回はクリスマス前の23日、「食パンにネズミが混入しているのが発見された」という書き込みがインターネット上に掲載されたというもの。
製パン・製菓業界にとって最大の需要期であるクリスマス・イブの前日、23日に起きたらしい。
ネットユーザーが、韓国最大のベーカリー・チェーン「パリバゲット」の食パンから、ネズミと思われる異物が見つかったという書き込みと写真をインターネットサイトに掲載。
通常なら、異物混入事件の被害者は該当メーカーに連絡・抗議するものだが、自身の身元を明かさず、同社に対する抗議もなく、インターネット上に書き込みと写真を掲載しただけだとか。
警察が捜査した結果、書き込みをしたのは同社の店舗から約100メートル離れた所にあるライバル会社のパン屋の店主だとか。
しかし店主は警察に対し、「ネズミが出たのは事実」との主張を続け、ついに、国立科学捜査研究所が異物の混入経緯を調査する事態に発展。
しかしながら、これまで同様の事件が繰り返し発生していたのにもかかわらず、うやむやになったケースが多いという問題があるらしい。
さきの08年に全国を騒がせた「ネズミの頭入りセウカン事件」では製品回収や生産中止命令が出されたものの、食品医薬品安全庁は数カ月後に「混入経路を解明することはできなかった」という調査結果を発表。
真実を見極めることが困難なことは多い。
デマや狂言が大騒ぎになったり、翻弄されるものも出る。
「人の噂も75日」とか「喉元過ぎれば熱さを忘れる」というものの、すべての人に当てはまる
わけではない。
すべての人が、正しく判断できるわけもない。
小さな火種が大火になることもあり、軽口が、人生を変えてしまうことに発展することも。
「ヒッチコック劇場#15」の事件もはたして真実は?と興味深いドラマだったが、ドラマなら
一喜一憂するだけで済むけれど、実際の事件は翻弄される者にとっては悲惨な事件のことも。
言動や、情報には慎重に。自身も責任を持って対応したい。