「捨てウサギ」という記事があった。
「見た目に引かれ、生態をよく知らず飼ってしまう」ということが要因にあるらしい。
想像以上に大きくなった。
犬猫のようになつかない。
体毛やエサの牧草で飼う側がアレルギーになった。
買う時は安かったのに、病気になり高額な医療費がかかった。
などの言いわけがあったそうだ。
動物でも植物でも、見た目だけで、手に入れる人は必ずいる。
人気があがると、飛びつく人も増え、命の重みを気にしない人の多さに心が痛む。
下水道には、わにやら大蛇やら、野原には、蜘蛛とかカブトムシとか、鳥や、とかげなど
も目撃されたり、ニュースにも時折取り上げられる。
かつて、某CMで「えりまきとかげ」が活躍した時があった。
走る姿が可愛いとかで、ブームになり、たくさんのエリマキトカゲが輸入され、取引されたとか。
ブームが去って、捨てられた「エリマキトカゲ」は人々の記憶から忘れられ、罪のない「エリマキトカゲ」は悲惨な運命をたどったらしい。
電子ゲームでペットを飼うというのがあるらしい。
えさを与えたり、散歩に行かせたり、それで、死んでしまった時は、リセットできるとか。
そういえば、以前から夜店のひよことか亀とか金魚とか。
命が安いお金で取引されていたのだった。
知人にひよこを飼って、大きくなったときに潰して食した者がいた。
また、夜店で手に入れた金魚を父は永いこと飼っていた。
猫や犬を拾ってきたこともあった。
「飼うのは許さん」とその頃言われて、なくなく捨てられていた所に戻しにいったことがあった。
大きくなり、飼う、飼わないの判断が出来るようになった時には、「世話しきれない」「経済的に無理」などの理由で、一切手を出さないでいる。
子どもたちが小さい頃「飼いたい」と言ってきても先の理由を言って、断念させた。
今では、生き物のかわりにぬいぐるみが家じゅうにあふれている。