米ニューメキシコ州のロスアラモス国立研究所周辺で発生した山火事は、発生から1週間続いているそうな。
これまでに4万6千ヘクタールが焼け、同州の史上最悪規模とか。
湿った空気が入り、危険性が小さくなったと、避難した住民が街に戻り始めたそうな。
この研究所は、広島・長崎に投下された原爆を開発したことで知られるとか。
面積は約1万ヘクタール。山火事で敷地の一部が被害を受けたらしい。
周辺の火の手は収まりつつあり、緊急事態を解除されたそうな。
閉鎖されていた研究所の再稼働に向けて準備をしているとか。
2000年にも大規模な山火事の被害を受け、その時の教訓から、防火対策を大幅に改善。
山火事の、最大の懸念は、敷地内にある放射性廃棄物が詰まった約1万本のドラム缶など、危険物質の保護。
当研究所は、火事でドラム缶が破損して放射性物質が拡散するような事態はないとホームページなどを通じて再三、住民に説明しているそうな。
住民集会で「早く家に帰りたい」という訴えはあったものの、住民の3分の1が研究所か関連産業に従事していることもあり、放射性物質に対する懸念を口にする参加者はいなかったそうな。
はるか、離れた地域での山火事だけれど、人ごとではない。