漫才とか、コントとかは、見ていて笑えない。
コント55号とか、てんぷくトリオのものは、結構気に行っていたように思う。
最近では、コントや、漫談、落語(もっぱらテレビ放映だった)も、ご無沙汰。
幽霊話以外は、面白いと思って良く見た。
座布団に座って、話し始める落語家の、扇子の使い方、手ぬぐいの使い方、
膝を動かすだけで歩いているように見える芸、一人何役もこなす話口にも、
プロだなあといつも感心して見たものだ。
落語の放映はめったにない。
「笑点」くらいが楽しみだったが、司会者が三波伸介の時が一番おもしろかったように思う。
円楽に変わってもしばらく見ていたが、生活時間の変化とともに、テレビから遠ざかり、
視聴時間の変化から、ここ何年もご無沙汰になった。
生の落語をたまには、堪能したいもの。
志ん生の右手
落語は物語を捨てられるか
矢野誠一
河出文庫