ふうせんのホームページ

合唱とパソコンを趣味として、つれづれなるままに、書き連ねます。

怨霊

2012-07-03 09:47:50 | 日記

化け物とか、幽霊とか、は苦手だった。

暗い夜景のなかで、風にそよぐ、草に驚いたものだった。

本物の幽霊とか、怨霊に、まだであったことはない。

ドラマや、映画で、夏場になると、怪談物が増えてくる。

「どろどろどろ・・・・」という効果音が鳴り出すと、体が熱くなるのがわかった。

「ぞおっとする」ものとよく言われるが、ぞおっとしたことはなかった。

悪寒が走るのでなく、いつも、かあっとなった。

 

高校生頃に、一念発起して、怪談物のポスターを眺めては、「あれは偽物。実在しない」と

念じた。

それが功を奏したか、今では、死体や解剖の画面も平気になった。

おどろおどろしいメーキャップにも動じなくなった。

『天国からのささやき』『ボーンズ』なども平然と見られる。

いまだ見ることのない死後の世界。

そんなものは、ナイ気がするが、生まれ変わる人入るかもしれない。

また、生きている人間の精神に作用することは(本人の問題で、逝った人が直接、関与はしていないだろうと思う)事実のようで、興味深い。

 

大分前に、

一人の人が恨みを持って殺されるときに、「恨んでやる」と言ったところ、

「それなら、そこにある石にかみついて見せよ」と言われ、首をはねられて、飛んだ首が、石に噛みついたとか。

それを、見た家臣(?)が、恐れの言葉を言うと、主人は、

かんらからと笑って、「石にかみつくことを念じていたから、これで、もう、心配ない」というようなことを言ったという、話があったとか、なかったとか、何かで読んだような記憶がある。

すんなり、納得したものだった。

真相は?果たして。

 

怨霊と呪いの日本史

山口敏太郎

河出夢文庫