「認可外保育施設で2歳児溺れる」というニュースがあった。
人が人と関わるには、許容される人数がある。
学校の教師なら、学年によって、一クラスが何人。
幼稚園や保育所でも配置基準というのがある。
0歳児なら3人、1歳児2歳児なら6人という基準が決まっている。
3歳児で20人、4歳児5歳児だと30人に保育士一人というのが国の基準。
保育施設というのは、どういう類になる施設なのか定かではないが、通常15名に一人で対応のはずが、2歳児を含めて45名を二人のスタッフで対応していたとか。
国の基準も、これで、安全と言える、人数とは言えないと常々思っている。
たいていは、0歳児が3人、1歳児6人を3人の保育士が、担当、手が必要な時にはお互いに助け合ったり、相互に手を出したりして、切り抜けることもあるのが、現状だろう。
45人が、すべて4、5歳児で通常の保育であれば、何とかなる範囲かもしれないが、水泳指導という場合、子どもが何人も一度に水に入っているわけで、終始目配りが、要求される。
そうした状況での、事故は、起こるべくして起こったと言えるだろう。
2歳児というと、探究心や、興味に対する感情も豊かになってきているけれど、危険に対する認知はまだ未熟。
大人でも、水の事故はつきもの。
子ども同士のちょっとしたことも、念頭にしておかなければ、危険極まりない。
このような事故は、本当に、心が痛む。
責任の所在を明らかにして、策を講じて欲しい。