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合唱とパソコンを趣味として、つれづれなるままに、書き連ねます。

扶養

2012-07-26 12:32:30 | 日記

兵庫県の某市内の生活保護受給世帯のうち、年収1000万円以上の親やきょうだいらを持つ世帯が

77世帯あったとか。

生活保護の支給を決定する際、市は2親等以内の親やきょうだいらに支援を求めるが、扶養できないとした

親族からの書面の回答の結果だそうな。

78人が、世帯の合算年収が1000万円以上としながら、「住宅ローンで余裕がない」「教育費がかさむ」などとして扶養を断っていたという。

78人のうち仕送りをしていたのは8人だったそう。

また、市の職員のうち33人が扶養義務がありながら、同様の理由を挙げて、扶養を拒んでいたとか。

仕送りは4人にとどまるという。

同市の受給世帯は6月末時点で、1万2914世帯(1万7780人)とか。

 

生活保護を求めながら、公的機関に、拒否されたりして、餓死した人があいついでいる。

また、生活保護を求めることもせず、ひっそりと亡くなって行った人も最近のニュースで取り上げられていた。

親族がいれば、扶養しろ。というのはわかるが、年収が余裕あれば、扶養するのが当然のような、記事の

扱いには、不満がある。

世帯収入300万円以内は、貧困家庭らしい。

世帯収入1000万円もあったらと思う。

しかし、それが、扶養できるかどうかは、金銭の額の問題ではないのは、当然ともいえる。

金銭の額だけで、扶養を押し付けられるのは、当事者にとっては、心外だろう。

 

よく「童話」のサイトをみにく。

今日の童話のなかに

イスラエルの童話の紹介があった。

本当はやさしい、けちな大金持ち」という題。

寄附金でも、ひっそりと、せっせと寄附金活動をする人。

ぽんと、大金を施設とかに贈与する人。

色々な寄附のよびかけに、率先して応じている人。

さまざまいるけれど、決して強制ではない。

強制されると、出したくないという人もいるだろう。

自助努力とか、自主性とかいいながら、丸め込むようなのは、御免こうむる。

年収1000万あったら、親族を扶養できるかと問われたら、「検討します」かな。

 

けちな大金持ちになってみたいもの。