「顔が違う」
と、指導者から、指摘。
オペラのアリアを歌うこともある歌手の指導者は、時折、「思いなさい」とも言う。
男声には、「イケメン」「乙女に恋する若者」
女声には、「10代の乙女」「(そこのいい男)こっちへ、いらっしゃい」の気持ちで。
「そう思えば、そう見える」
「演技して」と何度となく檄が飛んだ。
某合唱団の練習中、ある人が、指導者から
「顔が違う」と言われたそうな。
別の団での指導者も、「声が出なかったら、顔で」とか
全部歌えなかったら歌っている顔でということもあった。
実際に、演技だけするのは、結構テクニックがいる。
人の演技や、合唱などを見ていると、口パクって結構判断できる。
合唱は、通常、声だけで表現する。
動きは、あまり歓迎されない。
動きがつくときは、演出としての動作になる。
「東海林太郎」という歌手がいたが、彼は、直立不動で歌った。
最近では、表情豊かな映像世代が増えたし、動くことにためらいのない人は
増えている。
合唱の時の表情は、重要。
声にも影響するから、演技が要求される合唱には、顔も重要な要素になる。
少年や少女になったり、イケメンや美女に、なれるのは、面白い。