「死は電池切れのように突然やってくる」
という言葉にショックを受けた。
そうなのだ。
ある日、ある時に、突然終わりはやってくる。
それはまさに、電池切れのように。
近しい人を亡くしたが、死に目に会えなかった。
ある日、突然に逝ってしまった。
しばらく、家族の誰かがまた逝ってしまうかもしれないと思って、しばらく、過敏になったことが
あった。
最近では、少し落ち着いたものの、自分の死は、一年後か、半年後か、明日なのか、知る由もなく、時折、思いついては、身辺整理じみたことをすることもある。
長さではない命の豊かさ
日野原重明
朝日文庫
電車に乗ると、周りの人のことが、こちらの意思に関係なく、気にかかる。
観察をしようとは思わなくても、つい観察じみたことを、していることもある。
電車に乗り合わせた、様々な人たち。
毎日のように、何百に近い人に接している。
言葉を交わすこともなく、ほんの一瞬、あるいは、小一時間、隣り合わせだったっりする。
お互いに意識をしないまま、時には、迷惑な思いをさせられ、時には、ほのぼのとした気分に
させられ、一時を共に過ごす。
たまに、顔を見合わせたり、一言声をかけたり、かけられることもある。
人は、孤独には、慣れないものらしい。
電車で楽しむ心理学の本
渋谷昌三
知的生き方文庫
タイトルに惹かれて、表紙の絵に戸惑いがあったが、読んでみた。
感想としては、面白かった。
アニメにすると、「もののけ姫」みたいな、ちょっとした、物語になるのではないかと思う。
水の伝説
たつみや章
講談社文庫