練習が終わって、楽友と部屋を出るときに、楽友が頭声のような声を発しました。
まだ、少し不完全気味の頭声。
頭の後ろに手をあてて、こっちのほうから出す感じで、とアドバイスしました。
そのあとは、何回か、ほぼ頭声で出ていました。
「それそれ、その声で歌えばいい」と、言葉を添えました。
体験的に理解してくれたようでした。
頭声の出し方は、いろいろな方法があります。
ヴォイストレーナーによっても、頭の後ろへとか、頭頂から声を出すとか、手を後ろへ振るとか、
頭声を感覚で理解しないと、思う通りの声にはなりません。
赤ちゃんの泣き声、猫の泣き声、をまねるという方法もありますが、悲鳴に似た声を出すというのが一番なじみやすいように思います。
しかしながら、練習場や室内では出しにくいもの。
階段でのミニトレはその点、最適でした。
高い声を出せるか否かの判断に、悲鳴が出せるかを使うことがあります。
悲鳴が出れば、結構高い「g」「a・h」なども楽に出ると判断できます。
悲鳴の出し方を、咽喉部で、息の流れとして、こつをつかめば、8割以上取得できたものと言えると思います。
喉をいたわりながら、加齢にまけないで、合唱を楽しめるように、頭声、胸声を、身に着けることをお勧めします。
テナーやソプラノばかりのことではありません。
もちろんあるとさんも、そしてベースさんも、声の出し方は、共通です。