遅いことは猫でもやる

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夜の高遠桜 絢爛

2013-04-13 15:14:23 | 雑感


出来心でふと高遠へ立ち寄った。弘前、吉野などと並ぶ桜の名所です。
大奥の御年寄絵島が歌舞伎役者生島と浮名を流したという科(実は政治的陰謀らしいでこの土地に流されたところでもあります。

それはさておき、夕方に伊那インターを降り、高遠城址公園についたのは午後七時を回っていた。
ライトアップはされているが、岡崎公園などの都会と違い、光源は豊富ではなくまだらに照らされた桜が幻想的に浮かびあがています。

肝心の桜は「タカトオコヒガンザクラ」という山桜の一種で、樹勢が今が盛りとみえ、満開間近の桜が電光に映えて実に綺麗でした。
ここの桜は、斜面に生えているせいもあり、足元、目の高さ、高い梢と視野全体に桜の花が圧倒的に広がっています。
ウイークデイであったが人出はそこそこあり、売店も賑わっていました。



駐車場の係の人も素朴で感じがよく、おやきや、たこ焼き・お好み焼き屋、高遠そばの売店の係の人も、町の青年部か婦人会の人が取り仕切っているようでした。
真面目な応対で、街場の露店のようなテキヤの人ではないのが好感を持てました。

信州の事ゆえ、夜は底冷えのする気温で、花見の人達はあんまり盛り上がっていなかったが、薄暗い城内には、三味線・笛・太鼓・歌の行列がしみじみと練り歩く行列もあり、絢爛と咲き誇る桜とは対照的に、浮かれ騒ぐ花見とは一味違った桜鑑賞会でした。
今年は隅田川公園、刈谷の亀城公園、に続き三度目の花見だ。確かに、桜の花は艶やかであるだけ逆に寂しさを感じさせる。