帰りの電車を待つ
大学時代の友人と久しぶりに一杯やることにした。同窓ではあるがもっと近い仲間である。同じお寺に下宿をしていたので同宿会というべきだろうか。その3人が久しぶりに出会った。
名古屋のゲートタワービルでの再会。3年前だったか松本でお世話になった尼寺の庵主様が90歳を超えて亡くなられたので、その弔いをかねて伺った時以来だ。一番若い農学部の後輩が糖尿病の影響か、少し歩くのに支障がある程度で、一緒に喋るし、結構飲めるし、たちまち50年前の雰囲気に戻った。
お互いの近況、家族の音信、現在の関心事、などとりとめもなく話は弾む。炬燵に入っての論議をあの頃はよくやった。後輩は学部が違うので一年しか一緒にいなかったが、青春時代のつながりは強い。
もう一人の同級生は高校3年間同じクラスでもあり、大学も学部は同じだった。彼がもっとも元気でいまだに年間200日近く山歩きを楽しんでいる。
楽しい時間はあっという間に過ぎ、2時間半は矢の如く過ぎた。昼間の酒はよく回る。私も気分良くなってつい議論をふっかけたりしたが、皆は昔より穏やかになって耳を傾けてくれた。