遅いことは猫でもやる

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都会の秋祭り

2017-09-11 08:24:42 | 行ってきました

路地に止まるお祭りの車

路傍に置いてある神輿

この土日ちょっとした用事があり上京した。峠を越したとは言え都会のアスファルトはまだまだ暑い。早稲田辺りの街角を歩いていたら祭り囃子が聞こえる。路地を覗いてみると紅白の幕を引いた車から音楽が聞こえる。傍らには神輿も置いてある。

祭り好きの私としてはちょっと心が浮き立つ。まだ彼岸前なのでこれは夏祭りか、早めの秋祭りかよくわからない。昼間の事ゆえ参加者もまばらである。揃いの法被で車に乗り込んでいるが、笛も太鼓もなくスピーカーから囃子が聞こえてくる。

車から降り立った面をつけた女性が二人、一礼後囃子に合わせ踊りだす。手振りも、足さばきも見事だ。静かで細かい動きだが無駄がない。相当な手練である。田舎の盆踊りとは違い、きちんとした舞踊になっている。

「都会の祭りだなあ」と感心してその場を離れた。翌日ここだけでなく、都内のあちこちで祭りが行われ、参加者もたくさん出ていた。祭りにしてはどこか抑制的でスマートな雰囲気はいかにも都会的である。


おかめ&ひょっとこ踊りの足さばきも見事

国宝所蔵 縄文考古館

2017-09-11 04:55:24 | 行ってきました

考古館へのアプローチ

館内展示

縄文のビーナス

仮面の女神

仮面の女神 出土状況の模型

散歩を終え尖石縄文考古館前を通るとバス停前に「本日無料開館」と看板が出ている。ここは以前4回も来ているし、ボランティア説明員、学芸員の説明も受けているのだが、無料ならもう一回見てみようかと立ち寄ってみた。

この博物館はご存知の「縄文のビーナス」「仮面の女神」の2体の土偶が国宝に指定されていることで著名である。

展示室では学芸員が何やら土器の前で文様の説明をしている。数多くの土器にはそれぞれドラマがあるのだろう。それにしても以前聞いたことのある謎。仮面の女神の破損部分が入り様のない形で土偶内部から発見された。人為的に入れたとしか考えられない。それは何を表しているのか謎である。ということが引っかかっている。

仮面の女神は平成26年国宝指定の新しい国宝である。こういう謎が残されているのは考古学者にとってはたまらない魅力であろう。