久住昌之「こんどは山かい!?」山と渓谷社
ふらっと寄った図書館でパラパラめくって読んだ本。著者はグルメの分野で売れている漫画家だという。
内容は低山登山を楽しみ、温泉に浸かり、居酒屋で酒を喰らうという、まさにおじさん族の本音というか、やりたいことを体現した本である。
好奇心旺盛な著者が見つけた新しい楽しみはなんと「山登り」。関東近郊の楽しいハイキングコースで、つらくない山登りを満喫したら、山麓の温泉にまっしぐら、
そして地元色100パーセントの居酒屋や食堂で一杯やりながら地元グルメを満喫。まさにこれは、大人の遊園地登山ともいうべきもの。
メニューを並べれば、奥多摩・むかし道&ヤマメの刺身とキノコ汁、真鶴半島・魚つき保安林&おさしみ定食、房総・鋸山&驚きアジフライといった塩梅。
庶民的なところがなんとも共感できる。私も体力がればこんな山旅をしてみたい。