安曇野の一角に建つ
美術館前景
庭の作品
大学同期のクラス会の翌日はまずは碌山美術館へ。ここは20年ほど前か、穂高でクラス会をやった折にも来たことがある。その時初めて萩原碌山(守衛)の彫像に触れ、力強いタッチに魅了された。
その後家族で訪れたことがあるが、自分が思うほど家族は感激してくれず、少し拍子抜けの体だったが、今回久しぶりに見る碌山の彫刻、デッサンはやはりなにか訴えるものがあった。
碌山はパリに学びロダンのアトリエにも足を運んだり、美術学校アカデミー・ジュリアンで彫刻の勉強に専念したが、帰国後わずか2年で30才5ヶ月の生涯を閉じた。まさに夭折の天才芸術家と言うにふさわしい生き方である。
ここはしのごと言わず、何よりまず彼の残した彫刻、絵画デッサンと対峙することをおすすめする。肥沃な安曇野に眠る天才の息吹と対話するのが一番だ。