目つきの悪い奴
沖縄の植物を紹介しようと休日にあちらこちらを散歩して植物の写真を撮り始めたのは2004年秋のこと。植物を撮っていたらそこに虫がたくさんいることを知って、間もなく動物の写真も撮り始める。動物の中でもクモ類は、特に網を張っているクモは割合撮り易い。大きくて目立つオオジョロウグモ、網は張らないが屋内に多くいるアシダカグモやハエトリグモは2005年頃には既に写真を撮り、何者か判明もしていた。
300坪の畑を借りて農夫の真似ごとを始めたのは2012年夏のこと。その1年後には一応畑らしくなって、作物もいくつか育っていた。その作物の収穫などしている時に面白い見た目をしたクモにしばしば出会った。今回紹介するオキナワアズチグモ。
オキナワアズチグモ、それまで見たこと無かったのに、畑ではよくお目にかかる。アシダカグモは大きくて恐ろしげだが、本種は体長1センチ程でそう大きくは無い。
面白いと感じたのは顔、目とそれを含む周辺。アズチグモはヤクザのような強面(こわもて)をしている。目が恐ろしげである。何度も遭遇しているが、見るたんびに何か獲物を仕留めている。闘っているという状況なので、怖い目をしているのかもしれない。
オキナワアズチグモ(沖縄安土蜘蛛):クモ目の節足動物
カニグモ科 沖縄島以南、先島諸島、与那国の南西諸島に分布 方言名:クブ
名前の由来は資料が無く詳細は不明。オキナワ(沖縄)は「南西諸島に分布」ということからであろうが、アズチが何のことか。広辞苑でアズチを引くと「弓を射る時、的の背後に土を山形に築いた所」とある。それだけではヒントにならなかったが、あずちまくらという単語もあって、それは「上が狭く底の広い、垜(的の背後に土を山形に築いた所)の形に似た・・・箱枕」とあり、「上が狭く底の広い」という垜(あずち)の形と本種の形が似ているからであろうと想像した。本種の体の形は台形をしている。
垜は常用漢字では無いようで、PCによっては表示されないかもしれないので、ここでは同じ意味で使える安土という漢字表記を用いることにした。
狩猟行動は待機型と文献にあり、待機型とは「網は張らず、草陰、葉裏などで待ち伏せして、近寄った獲物を狩る」とのこと。私もそれは何度も見ている。
『ネイチャーガイド 日本のクモ』に「白色の腹部に3対の黄色の眉毛状斑を持った鮮やかなクモ、頭胸部と歩脚のまだら模様も目立つ」とあるが、私はそのような鮮やかな本種を見たことがない。「色彩、斑紋には変異が多く、全体白色や黄色の個体も見られる」ともあるように、私の写真は、1つは全体白色の個体、もう1つは全体黄色の個体だと思われる。体長は雌9ミリ内外で、雄3ミリ内外。出現時期は3~8月。
上の写真1は全体白色の個体、下の写真2は全体黄色の個体。
記:2018.9.18 ガジ丸 →沖縄の動物目次
参考文献
『ふる里の動物たち』(株)新報出版企画・編集、発行
『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
『沖縄昆虫野外観察図鑑』東清二編著、(有)沖縄出版発行
『沖縄身近な生き物たち』知念盛俊著、沖縄時事出版発行
『名前といわれ昆虫図鑑』偕成社発行
『いちむし』アクアコーラル企画発行
『沖縄やんばるフィールド図鑑』湊和雄著、実業之日本社発行
『西表島フィールド図鑑』横塚真己人著、実業之日本社発行
『沖縄クモ図鑑』谷川明男著、有限会社文葉社発行
『ネイチャーガイド 日本のクモ』新海栄一著、株式会社文一総合出版発行
よく見る鬼
殺虫剤を使っていないということもあると思うが、畑(もう手放しているが)には多くの生き物が住んでいる。植物も多いが、種類としてはおそらく動物の類が多いと思う。動物の中には怖いものもいる。先ずは、まだ出会ってはいないがハブ、畑にはネズミやカエルがたくさんいて、それを好物とするハブはきっといる。彼らは日向が嫌いみたいなので遭遇していないだけのことだと思われる。同じヘビ類のアカマタには出会っている。
怖いものは他にハチの類、特にスズメバチの類は刺されると激しく痛いらしいが、私はまだ彼らに刺された経験は無い。チビアシナガバチというハチには数回刺されている。刺された瞬間はチクっと針で刺されたような痛みはあるが、痛みは長く続かないので我慢できる痛さ。毒を持つ毛虫もいる。特にタイワンキドクガがたくさんいる。その毛に触れると触れた箇所が腫れて激しく痛痒くなる。これも何度か経験がある。
あと、刺された、あるいは噛まれた経験は無いが毒を持つムカデの類もいる。クモの類にも毒を持つ、かの有名なタランチュラほど強い毒では無いだろうが、いるらしい。
毒は持たないが、怖い名前のクモの類もいる。今回紹介するホシスジオニグモ、これは畑でよく見る。写真を撮って、図鑑と見比べてホシスジオニグモであると知ったのだが、何でオニ(鬼)と名がつくのか見た目からは想像つかない。「ならば、毒を持っているのだろうか?」と思ったが、そうでもない。私から見ればクモの中でも可愛い方。見た目でオニ(鬼)にふさわしいクモは他にいる。それはチブサトゲグモ。
チブサトゲグモは個体変異が多く、中には鬼の面のような見た目をしているのもいる。本種ホシスジオニグモも個体変異が多いとのこと。私はまだ出会っていないが、鬼のような見た目をしたホシスジオニグモがいるかもしれない。
ホシスジオニグモ(星筋鬼蜘蛛):クモ目の節足動物
コガネグモ科 静岡県以南の本州~九州、南西諸島に分布 方言名:クブ
名前の由来は資料が無く詳細は不明。オニグモが広辞苑にあり「コガネグモ科のクモ・・・全体強剛で暗褐色、歩脚は太く長い」のこと。鬼蜘蛛という漢字表記は広辞苑からであるが、「強剛」から鬼とついたのだと思われる。ホシスジ(星筋)は体の模様からだと推測する。背に3~5対のギザギザ模様の縦筋がある。
全体の形とその筋の形から本種であると判断するのだが、「色彩、斑紋の変異が多く、黒色型、茶色型、黄条型など様々なものが見られる」と文献にある通り、私も色の薄いの濃いのなど色彩変異の個体を見ている。私の写真の古いものは2006年3月のもので、以来何度も出会っていて、パソコンに残っている写真だけでも7枚ある。
「草間、低木間に垂直の正常円網を張り中心に止まる」と文献にあるが、そういう状態にある本種を私は見ていない。「昼間は網の一端の葉裏に潜んでいる」とも文献にあり、そういう状態にあるものは見ている。ウロチョロ動き回っているのも見ている。
「海岸地域に生息する」と文献にあったが、私は、海から離れている以前勤めていた職場(那覇市首里)やその近辺で見ており、西原町の畑でも何度か見ている。
体長は雌9ミリ内外、雄6ミリ内外。琉球列島のほぼ全てに分布している。出現時期は6~9月と文献にあったが、それはたぶん、倭国での話で、私の写真は2月のもの、3月のものもあるので、おそらく沖縄での出現期間はもっと長いのであろう。
成体2 全体の色が薄めの個体。
記:2018.9.16 ガジ丸 →沖縄の動物目次
参考文献
『ふる里の動物たち』(株)新報出版企画・編集、発行
『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
『沖縄昆虫野外観察図鑑』東清二編著、(有)沖縄出版発行
『沖縄身近な生き物たち』知念盛俊著、沖縄時事出版発行
『名前といわれ昆虫図鑑』偕成社発行
『いちむし』アクアコーラル企画発行
『沖縄やんばるフィールド図鑑』湊和雄著、実業之日本社発行
『西表島フィールド図鑑』横塚真己人著、実業之日本社発行
『ネイチャーガイド 日本のクモ』新海栄一著、株式会社文一総合出版発行
『沖縄クモ図鑑』谷川明男著、有限会社文葉社発行
思い出すこと
昨夜、沖縄県知事が亡くなったというニュースを聞いた。パソコン開いてネットのニュースを見る。知事は痩せていた。「まだ67歳だったんだ、これからもっと活躍できただろうに」と残念に思う。県民のために命を捧げた人と思う。ご冥福を祈ります。
さて、呑気者の私は今後の沖縄の政治がどうなるかではなく、今日もイチムシの話。
『ネイチャーガイド 日本のクモ』にある写真と、私のパソコンの不明クモの写真と照らし合わせ、いくつか判明したクモの中に本種コガタコガネグモもある。であるが、コガタコガネグモについての想い出が私の脳の中に少しも無い。画像のプロパティーを開いて日付を確認すると、2007年8月20日午後1時ちょい過ぎとなっている。
その頃、私はまだ現役バリバリで現場にも時々出て肉体労働に汗をかいている頃、日記でその日を調べる。朝、出勤前に同僚のTから「現場に出てくれ」と電話があって、彼と一緒に現場、現場の地名は日記に書かれていないが、前日翌日の状況も加えて推理すると南城市玉城近辺のようである。その辺りの景色が頭に浮かぶ。職場のヤード、友人Mの住居予定地、誰かとデートした丘の上のレストランなど思い出した。
本種コガタコガネグモはなかなか見られないクモで、私が出会ったのもその時の1度きり。小さい(体長9ミリ内外)ので気付きにくいというせいもあるかもしれない。玉城近辺のどの辺りでコガタコガネグモに遭遇したのか全く思い出せない。が、
その頃、母は入院中、その年4月に母が永くないと担当医から聞いていて、休みの日は母を見舞いに行っていた頃、などということばかり思い出してしまった。
コガタコガネグモ(小型黄金蜘蛛):クモ目の節足動物
コガネグモ科 本州、四国、九州、南西諸島に分布 方言名:クブ
名前の由来は資料が無く正確には不明。コガネグモは広辞苑にあり、黄金蜘蛛と漢字が充てられ「雌の腹部の背面は黒褐色の地に3条の黄帯を走らす」の「黄帯」から黄金とついたと思われる。本種はコガネグモに比べ小さいのでコガタ(小型)とつく。
ナガマルコガネグモは畑(西原町)でもよく見かけたが、本種はなかなか遭遇しない。写真は2007年8月のもの、この日私は現場仕事で沖縄島南部の、周りに畑の多い田舎にいて、そのお昼休みに辺りを歩いていて見つけた。「日当たりの悪い樹木の枝葉間、草間に垂直の正常円網を張る」と文献にある通りの環境で、その状態でいた。
「網の中央部にはX字形あるいはその一部を省略したかくれ帯を付け、その中心に脚を2本ずつそろえて止まる」と文献にあるが、写真の個体の網に帯は見えず、何か事故に巻き込まれたのか左脚の2本が無くて、「脚を2本ずつ揃えて」ができていない。
体長は雌9ミリ内外 雄5ミリ内外。出現時期は7月から10月とのことだが、これは倭国においてであり、沖縄での出現時期は資料が無く不詳。
記:2018.8.9 ガジ丸 →沖縄の動物目次
参考文献
『ふる里の動物たち』(株)新報出版企画・編集、発行
『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
『沖縄昆虫野外観察図鑑』東清二編著、(有)沖縄出版発行
『沖縄身近な生き物たち』知念盛俊著、沖縄時事出版発行
『名前といわれ昆虫図鑑』偕成社発行
『いちむし』アクアコーラル企画発行
『沖縄やんばるフィールド図鑑』湊和雄著、実業之日本社発行
『西表島フィールド図鑑』横塚真己人著、実業之日本社発行
『沖縄クモ図鑑』谷川明男著、有限会社文葉社発行
『ネイチャーガイド 日本のクモ』新海栄一著、株式会社文一総合出版発行
生きている意味
前回紹介した『チュウガタシロカネグモ』の中で『ネイチャーガイド 日本のクモ』のお陰で何者か不明だったクモの類がいくつか判明した。と書いたが、それ以前に判明していたクモの類もいくつかあった。今回紹介するナガマルコガネグモはその1つ。
本種ナガマルコガネグモは大きく(雌23ミリ内外)て、派手な色模様をしていて目立つので、これまで何度もカメラに収めている。去年まで使っていた300坪の畑でも何度も見つけている。きれいなクモだと私は思う。それでも、
クモ、特に女性には嫌われる類の動物であり、紹介しても喜ばれない、少なくとも友人のK子やE子、近くにいるH子やM子に見せたとしたら「えーい、気持ち悪い」と一蹴されるであろう。しかし、クモも生きている。きっと訳あってこの世に存在している、クモにも生きている意味があるのだ、と私は思うようにしている。ところが、
カマキリもそうであると聞くが、ナガマルコガネグモも「交尾が終わると雄は雌に食われてしまう」とのこと。ナガマルコガネグモの雄の生きている意味って何だろうと考えてしまう。「子孫を残すだけか?」と、人間の雄である私は同情してしまう。
ナガマルコガネグモ(長丸黄金蜘蛛):クモ目の節足動物
コガネグモ科 沖縄、宮古、八重山、大東など南西諸島に分布 方言名:クブ
名前の由来は資料が無く正確には不明。コガネグモは広辞苑にあり、黄金蜘蛛と漢字が充てられ「雌の腹部の背面は黒褐色の地に3条の黄帯を走らす」の「黄帯」から黄金とついたと思われる。本種はコガネグモと同属の近縁種で、体型が長くて丸い。
体長は雌23ミリ内外、雄5ミリ内外。コガネグモはそれより少し大きく雌25ミリ内外雄6ミリ内外。本種は南西諸島に分布で、コガネグモは本州以南に分布する。
林縁や草地など開けた場所に垂直の正常円網を張る。網型は正常円網で直径20センチ内外、中央にX字状あるいはその一部を省略した白帯を作る。
「出現時期は3~8月」と文献にあったが、私は10月30日にも網を張って獲物を待っている本種を見ている。発見場所は当時働いていた職場(首里石嶺)の庭。「交尾が終わると雄は雌に食われてしまう」と『沖縄クモ図鑑』にあった。ちなみに学名、
コガネグモ Argiope amoena
コガタコガネグモ Argiope minuta
ナガマルコガネグモ Argiope aemula
ナガコガネグモ Argiope bruennichii
この4種は沖縄にいてよく似ている。
成体2 「網の中央部にはX字形あるいはその一部を省略した帯」と文献にある通りの帯。
成体3 脚が白っぽいもの黒っぽいものあるが、個体変異ということであろう。
成体4 こっちはまた、腰に赤い帯がある。これも個体変異ということであろう。
記:2018.8.6 ガジ丸 →沖縄の動物目次
参考文献
『ふる里の動物たち』(株)新報出版企画・編集、発行
『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
『沖縄昆虫野外観察図鑑』東清二編著、(有)沖縄出版発行
『沖縄身近な生き物たち』知念盛俊著、沖縄時事出版発行
『名前といわれ昆虫図鑑』偕成社発行
『いちむし』アクアコーラル企画発行
『沖縄やんばるフィールド図鑑』湊和雄著、実業之日本社発行
『西表島フィールド図鑑』横塚真己人著、実業之日本社発行
『沖縄クモ図鑑』谷川明男著、有限会社文葉社発行
『ネイチャーガイド 日本のクモ』新海栄一著、株式会社文一総合出版発行
頼もしい先生
沖縄の動植物を紹介しようと思ってガジ丸HPを始め、平日は仕事の休憩中、10時休み、昼休み、3時休みなど、休日は趣味としていた散歩の途中などに出会った動植物を片っ端から撮っていた。パソコンの中にそれらたくさんの写真が収められているが、大きく分けてアップ済み、判明写真、不明写真の3つのフォルダがあり、植物も動物も種類別に多くの子フォルダを設けてその中に分けて入れている。
不明クモフォルダの中には30種ほどのクモがあったのだが、クモについて詳しく説明された文献を探せなくて、不明クモは長い間不明クモのままであった。
今年(2018年)になって『ネイチャーガイド 日本のクモ』を宜野湾市民図書館で見つけ、早速借りてパソコンの不明クモの写真と照らし合わせ、いくつか判明した。
今回紹介するチュウガタシロカネグモもその中の1つ。本種の写真2枚は当時勤めていた職場の庭で見つけた。1枚は2006年2月、もう1枚は同年5月。その頃はまだ、現役バリバリで働いていた頃、辛かった炎天下での肉体労働も、同僚たちと同じ苦労を分かち合っているという連帯感も、今となっては懐かしい想い出。
なんてことはおいといて、『ネイチャーガイド 日本のクモ』は詳しい説明もあって、写真のものがチュウガタシロカネグモであると判断し易かった。同書は、クモを調べるにあたって、『沖縄クモ図鑑』と並んで頼もしい先生となっている。
チュウガタシロカネグモ(中型白金蜘蛛):クモ目の節足動物
アシナガグモ科 千葉県以南の本州、四国、九州、南西諸島に分布 方言名:クブ
名前の由来は資料が無く正確には不明。オオシロカネグモ、コシロカネグモと同じく腹部が銀色なのでシロカネと思われるが、銀色という意味ならシロガネと濁ってもいいのではないかと思う。オオシロカネグモは体長(雌)13~15ミリ、コシロカネグモは8~11ミリ、本種は9~13ミリと中間なのでチュウガタ(中型)とつく。ちなみに、シロガネはシロガネ色(銀色)の略で「銀のように光る白色」(広辞苑)のこと。
『ネイチャーガイド日本のクモ』に「オオシロカネグモ、コシロカネグモによく似ている」とあり、3種とも南西諸島にいる。「腹部に金色が多く、腹部前端両肩が突出あるいはこぶ状に盛り上がり、黒点がある」と他2種との見極め方が書かれてあり、「腹部前端両肩が突出・・・、黒点がある」ことから写真のものを本種と判断する。
出現時期は6~8月と『ネイチャーガイド日本のクモ』にあるが、それはおそらく、倭国での話で、私の写真は2月のものもあり、沖縄ではもっと長い期間出現していると思われる。沖縄での分布は沖縄諸島、宮古諸島、八重山諸島、大東諸島。
私の写真の個体は文献の写真と少々体の模様が異なっているが、オオシロカネグモの説明の中に「刺激を与えると3本の褐色条が太くなる」とあって、本種もそれと同じ現象が起きていると思われる。網は円形で水平に張り、直径30~40センチ。
平地から山地に生息している。私の写真は首里石嶺、西原町幸地で、どちらも平地。
ちなみに学名、いずれもアシナガグモ科シロカネグモ属。
オオシロカネグモ Leucauge magnifica
コシロカネグモ Leucauge subblanda
チュウガタシロカネグモ Leucauge blanda
腹側
雄 「刺激を与えると3本の褐色条が太くなる」とあり、私の写真は図鑑のと少し異なる。
記:2008.8.3 ガジ丸 →沖縄の動物目次
参考文献
『ふる里の動物たち』(株)新報出版企画・編集、発行
『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
『沖縄昆虫野外観察図鑑』東清二編著、(有)沖縄出版発行
『沖縄身近な生き物たち』知念盛俊著、沖縄時事出版発行
『名前といわれ昆虫図鑑』偕成社発行
『いちむし』アクアコーラル企画発行
『沖縄やんばるフィールド図鑑』湊和雄著、実業之日本社発行
『西表島フィールド図鑑』横塚真己人著、実業之日本社発行
『ネイチャーガイド 日本のクモ』新海栄一著、株式会社文一総合出版発行
『沖縄クモ図鑑』谷川明男著、有限会社文葉社発行