酒が大好きな私、酒であればウィスキー、ブランデー、ジン、ラム、ウォッカ、老酒、焼酎、ワイン、日本酒、もちろん沖縄の銘酒泡盛も含め、種類を選ばず大好きであるが、中でも、日本酒は愛しているといってもいいほど好きである。
日本酒の中では「何といっても大吟醸」と一昨年までは思っていたが、「いやいや、大吟醸よりこっちが旨い」と思うような酒を見つけた。見つけたというか、最初は自分で造った。昨年の冬、日本酒を自家醸造して、これが旨かった。吟醸というのは米を削って不純物を少なくしたものを言うが、私の造ったものは全く削らないもの、謂わば、不純物一杯の酒、これが旨いのだ、白米より玄米が旨いと感じるようなもの。
自家醸造した日本酒の量は約1升、冬場ということもあって約1升は約1ヶ月で飲み干した。愛している日本酒が家に無いというのは寂しい、でも、それまで買っていた日本酒では物足りない、と思っていたら私の造ったのと似たような味の日本酒を見つけた。
我が住まいから週一通っている宜野湾の職場へ行く道の途中に、有機農産物を販売している店がある。ある日、「有機米の日本酒あります」といった内容の看板につられて店へ入った。私の目は有機米の日本酒では無く、「玄米の酒」とか「精米歩合100%」とかいう日本酒に引き付けられた。両方買った、飲んだ、玄米の酒は少々きつかったが、精米歩合100%の酒は旨かった。私が造った日本酒の味に限りなく近かった。
話はあったに(突然という意の沖縄語)飛ぶが、周辺事態の「周辺」を「世界中どこでも日本の周辺」にして、世界中どこにでも自衛隊を派遣することができるようにしたいと政府が考えているらしいことを噂に聞いた。国民生活に重大な支障の出る事態の際はそうするらしい。中東の石油が日本へ届かなくなるような事態は国民生活に重大な支障の出る事態らしい。ということはつまり、中東の石油が日本へ届かなくなるような事態が起こると予想された場合、それを阻止するために自衛隊を中東へ派遣するということなのであろうか?その際は、自衛隊の武力行使も想定しているのであろうか?
中東の石油輸出国の国々が「お前には売りたくないので、売るとしたら他所の倍額だ」などと日本へ意地悪する、なんてことはあり得ないと思うが、ある一つの権力(おぞましきテロ国家のような)が中東の国々を支配した場合を考えると、無いとは言えない。そんなことが無いように心から祈っている。昔、日本帝国軍がやったような、アメリカが意地悪したからアメリカを攻撃した、なんてことが将来起こらないこともまた、祈る。
もしもの場合を考えて、エネルギーは自給したい。日本は掘っても石油は出てこないので、やはりここは再生可能エネルギーに頼る。風力、太陽光、地熱、潮力、波力などなどあらゆるものを駆使して、エネルギーは他国に頼らずとも賄えるようにしたい。
もしもの場合を考えて、食も自給したい。TPPは、輸出国にとっては安全保障の武器となるが、輸入国にとっては弱みになる。しかしそれでも、私のように「芋でいいよ」という覚悟が日本国民にあれば食の自給もそう難しいことでは無い。
もしもの場合を考えて、私は酒も自給できるようにしたい。私好みの酒を置いてある店が「君には売らない」となっても困らぬように、今年も私は日本酒を造った。
記:2015.2.27 島乃ガジ丸
ある星の話。その星にも地球と同じような陸と海があり、陸はいくつかの大陸と多数の島々に分かれていて、そのほとんどを、ある一種の知的生命体が支配していた。
その一種の知的生命体は、見た目が恐竜に似ているので恐竜人という名前にするが。彼らは好戦的な性格をしており、大陸同士の間で戦争が絶えなかった。まあ、戦争が絶えないという点は地球も似たようなものだが。地球と違うのは、彼らが大量殺戮可能な武器を持たなかったということだ。それは、そういった武器を使うことによって、歯止めが利かなくなり、種が絶滅する、ということを彼らが恐れたことによる。
「生きることは戦うこと」とDNAに刻み込まれているので、性格は、さっきもいったように好戦的。そして、彼らの肉体もまた、戦うのに適したようにできていた。手と足には肉を切り裂く鋭い爪を持ち、骨をも噛み潰す強力な顎を持ち、骨ごと噛み切ることのできる鋭い牙を供えていた。また、長い尾を持ち、その尾は鞭のようにしなり、岩を砕くほどの破壊力を持っていた。それらを使って、彼らは戦った。
その星にはもう一種、知的生命体がいた。地球でいう恐竜時代の翼竜に似て顎が強い、歯が鋭い、空を飛ぶ翼が付いている。ただ、翼竜と違って翼に羽が生えているので見た目は地球の鳥に近い。なので、彼らのことは鳥人と呼ぶことにする。
鳥人は、翼の先に人と同じような手があって、自由自在に使え、物作りができ、また、知能が発達していて非常に賢く、いろいろなものを発明してきた。見た目は鳥なんだが、彼らはただの鳥じゃない。その星で最も強く、最も賢かった。
鳥人たちはその星の、一地域のいくつかの島にしか生息していない。彼らは戦闘能力においては恐竜人たちより上回っていたが、人口はその万分の一にも満たなかった。戦えば勝つのにその勢力範囲を広げないのには理由(わけ)があった。彼らはあまりに強かったのである。彼らの生存を脅かすものはいなかったのである。自分たちが生きたいように生きれば、その種が絶えるなんていう不安は微塵も無かったのである。
鳥人たちは他の生き物を捕らえて食料としていたが、無益な戦いはしなかった。種同士の争いはほとんど無く、恐竜人たちとも戦う事はめったに無かった。恐竜人たちは不味かったので、それを食べるという目的で襲うこともめったに(ゲテモノ好きの鳥人がたまにいた)無かった。ただ、戦闘意欲の強い無鉄砲な恐竜人が鳥人に戦いを挑むことはまれにあった。その際、無鉄砲な恐竜人はことごとく鳥人に殺された。鳥人はすごく強いのであった。その強さを恐れ、恐竜人たちは彼らを猛鳥(たけとり)と呼んでいた。
恐竜人は初めの頃、主に狩猟によって食料を得ていた。その食料を奪い合うことが彼らが戦争をする主な理由であった。よって、彼らが戦うのは生きるためなのである。戦争は絶えなかったが、ただ殺すだけの戦争というわけでは無かった。無益な殺生はしないという点では、地球人類より精神の発達は進んでいたと言える。
また、彼らの全てが日夜戦っていたわけでは無い。戦うのは、成長して、身に付いた武器が十分役立つようになった大人の雄である。それも、時代が経って、定住農耕生活をするようになってからは、戦う兵は体の武器がより発達した強い者がなり、強くない者は農民となって働いた。戦うということについては、兵士と農民に大きな力の差があったが、兵士と農民に身分の差は無い。なぜなら、農民は兵士を養うからである。
人々に身分の差が無くて、それぞれがそれぞれを尊重している、何て素晴らしき世界であることよ。歴史の早くから、少なくとも一部族間では確かにそのような素晴らしき世界であり、さらに定住農耕生活をするようになると、狩猟や採集のみに食料を頼っていたそれ以前に比べて他部族間との争いもまた減っていった。
ところが、戦争が減ると人口が増えた。人口が増えると彼らは森を切り拓いて自分たちの生息範囲を広げていった。それによって、森の生き物たちが犠牲となった。
森の生き物たちは、それまでも狩によって命を失っていたが、生息場所の減少はそれよりもはるかに深刻なダメージとなった。彼らは集まって相談した。その結果、恐竜人たちの人口を減らすべく、鳥人を頼ることにした。
森の住人の代表者たちが鳥人に会いに行った。恐竜人たちの横暴をなんとか止めてくれないかと頼みに行ったのだ。鳥人の長老が応じる。
「お前たちの話は解ったが、しかし、恐竜人たちを懲らしめたからといって、私たちには何の益も無い。私らは、お前らも食うが、恐竜人は不味いので食わない。食わないのに殺すなんて事は私らの倫理に反する。」
「そこを何とか。」
「何とかと言われてもだな、私らの益にはならないことだからな・・・。」
「それは違います。恐竜人たちの増加は我々他の生き物の絶滅に繋がるだけで無く、種の減少はこの星そのものを滅ぼすことになります。」
「うーん、そうか。なるほど、そうだな。そうなるな。」
「長老。」とその場にいた幹部の一人が声をあげる。
「確かにこの者達の言う通りです。恐竜人の増殖は防がなければなりません。」
「そうだな。ちっと懲らしめてやるか。」
ということで、いよいよ恐竜人対鳥人の戦いが始まる。
鳥人は、強力な爪と嘴を武器として、素早い動きと空中からの攻撃で、1対1で戦う限りにおいては恐竜人に不覚を取ることは無かった。だが、相手が複数だと不利になる。人口においては圧倒的に恐竜人が多く、その割合は1000人対1人である。全面戦争となれば、負ける恐れもあった。よって、肉弾戦を避け、飛び道具を用いることにした。
彼らが用いたのは弓矢、鳥人はそういった武器を発明する頭脳を持ち、そういった武器を作れる手先の器用さも持っていた。弓矢を大量に生産し、戦いに備えた。
恐竜人を殺すことが目的では無い。恐竜人の人口が増えないようにしたいのである。よって、鳥人の矢は概ね恐竜人のキンタマを狙った。生殖不能にするためである。鳥人はこれを「恐竜人不妊化作戦」と呼んだ。そして、ついに開戦となった。
鳥人は空を飛び、空中から弓矢を放った。恐竜人の戦士の全ては男である。男の一番痛い所に矢は突き刺さった。鳥人の放つ矢は強力で、その激しい痛みを恐れて一番痛い所をかばったとしても、矢は恐竜人の体を突き刺した。離れた場所から矢が飛んでくるのである。恐竜人たちは成す術も無くバタバタと倒れていった。
恐竜人対鳥人の戦いは圧倒的に鳥人の優勢で進んでいった。ただ、人口では恐竜人の方がはるかに多い。戦いは短期で終わるものではなかった。日が経つうちに、恐竜人も鳥人の使う弓矢を真似て、作って、反撃した。上から攻撃する鳥人の優位に変わりは無かったが、そのうち、恐竜人は戦士以外の農夫が戦いに参加し、また、多くの女も参加するようになり、鳥人に向かって矢を放った。情勢は一進一退となり、戦争は泥沼化した。
1年が経った。恐竜人の死者は開戦前の人口を半減するほど膨大な数であったが、鳥人の死者数も日を追うごとに増え、開戦前人口の2割を失っていた。
鳥人は作戦を変更せざるを得なくなった。このまま進めば、数においてはるかに勝る恐竜人がどんどん優勢となり、鳥人の敗北になりかねない。
「キンタマを射抜いて、これからの人口を減らす作戦だけではダメです。今現在の人口を激減させなくてなならないでしょう。」と幹部の一人が言う。
「その通りだな。」と長老が肯き、
「で、その方法は何かあるか?」と周りを見渡す。
「火矢を使いましょう。彼らの住処を焼き討ちにしましょう。」と別の幹部が言う。
「火矢か。うーん、しかし、それもすぐに真似られるな。」
「今日のような風の強い日に、各地でいっせいに火を放ちましょう。火は瞬く間に広がって、彼らに反撃する暇を与えないでしょう。」
「皆殺し作戦となるな。・・・しょうがないか。やるか。」
その後、その作戦の細かい打ち合わせが行われた。失敗の許されない作戦であった。熱心に時間をかけて会議が成された。その時誰も、自分たちの住む島のあちらこちらに火矢が放たれたことに気付かずにいた。「ギャー!」と叫び声が聞こえてきた時にはもう、彼らの周りは火に包まれていた。鳥人の羽は水を弾くよう油分を含んでいた。燃え易くできていたのである。風の強い日であった。逃げる暇は無かった。
その強さから、多少鷹揚な性質である鳥人よりも先に、好戦的な性質である恐竜人が焼き討ち皆殺し作戦を先に思い付き、それをすぐに実行したのであった。鳥人の住む島は焼けた死体で埋め尽くされた。多くの生き物たちがやってきて、焼けたご馳走を味わった。そして、猛鳥物語は、一部の地域では焼き鳥物語として伝わったのであった。
強さを過信してはいけないという教訓話はこれでお終い。
語り:ケダマン 2007.11.9 →ガジ丸のお話目次
「その島のルールはたった一つなんだ」と真迦哉は言う。たった一つのルールで成り立つ国があるということに私は興味を持ったが、「春になって暖かくなると、男も女もほとんど裸で生活し、フリーセックスなんだ」にはさらに強く興味を持った。
「裸って、真っ裸か?」
「いや、バナナの葉やクバ(ビロウ)の葉で作った腰蓑のようなものは着ている。」
「女もか?おっぱいは丸出しなんだ。」
「丸出しだし、下半身だってちらちら見えている。」
「それでフリーセックスか?」
「おう、いつでもどこでもOKということだ。」
「好みの男では無いから断るということはないのか?」
「それはある。よくある。頻繁にある。断られてばかりの男だっている。」
「断られてばかりいるなんて可哀想だな、強姦はしないんだ?」
「女は断れるし、男は強姦しない。それもたった一つのルールを守っているからだ。」
真迦哉によると、フリーセックスで生まれた子供は父親が誰なのか特定できない者も多くいる。よって、その島の子供達はみな島の子供として村中で面倒を見る。子供だけでなく、妊婦も授乳期間中の母親も村中が面倒を見る。それはルールでは無く慣習とのこと。その方が島の全体の幸せに繋がるという共通認識を持っているらしい。
温かい島なので暖房冷房の人為的環境作りはあまり必要なく、それに費やす時間や労働は要らない。島人の労働は主に食料取得だけとなる。島人の多くが畑仕事をし、芋などを育てているが、海にも野山にも食料はあり、畑が無くても食ってはいけるそうだ。
食っていける安心感があるから余計な競争はしない。島人の多くが心穏やかでのんびりしている。惚れた女に見向きもされない男供は少々鬱屈しているが、女同士の諍いもたまにはあるが、いずれも大事には至らない。村の長老たちによる叱咤激励、慰め、調停などの力もあるが、島人の全てに生まれた時から教え込まれ、心に深く染み込まれているたった一つのルールが、島の平和維持に大きく寄与しているとのこと。
「その、たった一つのルールっていったい何なんだ?」
「普通のことだ。他人の生命財産を勝手に奪ってはならぬ、ということだ。」
「確かに普通だな、たったそれだけなんだ。」
「しかし、それがあるから他人を傷付けることもできない。まあ、島が穏やかだから傷付けることが好きという悪党も生まれないのさ。世の中がギスギスしているから、他人を傷付け、残虐に殺すのが好きなんて極悪非道の輩も生まれるんだと俺は思うぜ。」
言い遅れたが、真迦哉とは私の夢の中に出てくる、謂わばもう一人の私。彼とは度々、夢うつつの中で妄想を語り合っている。気になっていることを最後に訊いた。
「いいなぁ、そんな島。そこで暮らしてみたいよ。あー、でも、問題が一つ。女に断られてばかりいる男は一生、性行為ができないのか?それは嫌だなぁ。」
「そんなこたぁ無ぇよ。そういった男供は年増の女がたっぷり面倒みてくれる。」
「真迦哉、その島へ俺を連れて行ってくれ。」と頼んで、その日の妄想はお終い。
記:2015.2.20 島乃ガジ丸
先週の通信『戦いたい遺伝子』で「私は「勝つ」ことより「達成する」ことの方により大きな幸せを感じるように」なっていると、いかにも自分が平和主義者であるかのように書いた。その通り、私は争い事が嫌いで、平和主義者だと自分では思っている。が、「いやいや、お前はそうでもないぞ」と思い知らされる夢を、その翌日に見た。
夢の場面設定は戦国時代、それらしき侍、足軽たちが戦っている。そんな中、私も戦士なのだが、階級が上位なのか戦いを遠くから見ている。そこまではいい。味方が優勢で、その内敵方が降伏し、敵の兵隊たちが砂浜(初めは草原の戦いだったのだが・・・)に跪きになって顔を伏せている。そこへ私は行って、あろうことか、その一人を馬乗りになって殴り殺した。「なんて恐ろしいことを!」と私は夢の中の私に叫んだ。
夢の中の自己が潜在の自己であるとすれば、私は戦いを遠くから眺め、勝ちを確認してから現場へ出るような卑怯者であり、無抵抗の人間を殴り殺す極悪非道者である。
現実にはどうかと考えてみた。おそらく私は、自ら戦いを挑んだりはしない。ではあるが、戦いを挑まれる可能性はある。その時どうするか。
私は日中概ね畑に一人でいる。私の畑の南方100mほどに教会、東方200mほどに保育園、その隣に自動車整備工場があるが、西方は森で、北方は畑が続いている。私の畑は寂しい所である。大声を出しても、その声が誰かに届くことは無い。
そんな所に一人だ。ある日突然、不良少年たちに襲われ殴り殺されるかもしれない。野犬に襲われ噛み殺されるかもしれない。その時、私はきっと抵抗する。殺される恐怖に私の潜在の残忍さが目覚め、鉄パイプを手にし、逆に相手を殴り殺すかもしれない。
さらに想像してみた。想像というよりここからは妄想だ。
米軍基地内の核実験施設、その周辺を縄張りにしていた数匹のネコ達がある日、施設から漏れ出た放射線によって精子や卵子に傷が付いた。彼らから生まれた子供は突然変異で体が親の数倍の大きさになった。ドーベルマン程の大きさのネコ、その1匹が森に住み着いた。ヤビョウ、夜の病気という意では無い、野猫のこと。野良猫という意味では無く、野生化した猫という意。彼は森の向かいの畑にいる農夫を虎視眈々と狙っていた。
ある日、ついに野猫は農夫を襲った。農夫はとっさに身をかわしたが、手の平を野猫の鋭い牙が掠った。牙は手の平の肉を少し削り取り、そこから血が吹き出た。
農夫は傍にあったゴーヤー用の網を野猫に投げつけた。網は上手い具合に野猫を覆い、野猫は網に絡まり動きが鈍った。農夫は鉄パイプを手にし、野猫の頭目がけて振り下ろした。パイプは野猫の右目に当り、野猫はグォーと叫び声をあげ倒れた。「勝った」と思った農夫だが、彼はさらにパイプを振り下ろした。パイプは野猫の前脚の骨を折った。野猫はさらに大きな叫び声をあげ静かになった。その顔からは戦意が失われていた。
農夫は野猫に絡まった網を外し、野猫を自由にした。野猫は足を引き摺りながら森へ帰っていった。農夫は、片目を潰し片足を折られた戦意喪失の野猫、その命までは奪わず逃がしてやった。そうなのである。農夫はさほど残忍ではなかったのである。
その後、農夫は傷の手当てをしようとベンチに腰掛け、そのまま気を失った。野猫の唾液には毒が含まれていた。手の平の傷からその毒が体に回り、・・・妄想お終い。
記:2015.2.13 島乃ガジ丸