ポイント半分

 2009年F1第2戦、マレーシアGPは23周目頃から降りだした雨が激しくなり残り24周時点で赤旗中断、天候が回復しないことからそのままレースは終了し、31周時点での順位がリザルトとして確定。ただし、規定周回の75%を消化していないことから、入賞者に与えられるポイントは規定の半分とされた。

 例えば1984年、ニキ・ラウダが0.5ポイント差でドライバーズチャンピョンを獲得したことがあったが(第6戦が31周で打ち切りとなりハーフポイントが与えられた)、フジTVが全戦中継するようになってからは始めての「ハーフポイント」だと思ったのだが、念のために調べてみると1991年の最終戦、オーストラリアGPではわずか14周で終了していた。見ているはずなのに記憶に無かった。

 さて、マレーシアGPの勝者は2009年初戦に続いてまたしてもブラウンGPのジェンソン・バトン。いろいろご意見をお持ちも方もおいでかも知れないが、PPからスタートし、大部分の周回でトップを走行していたことを考えれば、今年のセパン・インターナショナル・サーキットにおいて最も速かったのはBGP001とバトンであったことに異議を挟むよりは極めて少ないと云える。

 2009年シーズンのF1は誰も予想し得なかった緒戦2戦を終えたが、いかに予想もしえない展開になっているのかは、第2戦終了時点でのコンストラクターズポイントを見れば明白。参戦さえも危ぶまれたホンダF1あらためブラウンGPが25ポイントでトップ、2008年にルイス・ハミルトンをドライバーズチャンピョンに押し上げたマクラーレンがわずかに1ポイント、8位。昨年のコンストラクターズチャンピョン、フェラーリに至ってはなんとノーポイントなのである。

 強すぎるフェラーリはシーズンをつまらなくするが、弱過ぎるフェラーリも「いないよりはまし」じゃ、寂しいを通り越して、情けないというものだぞ。


 例によって記事本体とはなんの関係もない今日の一枚は、今が盛りのトリテリア。「トリテリア」と書くと何だか奥ゆかしげに聞こえるが、いまどきの日本では道端で咲いている雑草。またの名を「花韮」という。南米アルゼンチン原産のトリテリアがいかにして日本の雑草になったのか、気にしだすと夜も眠れなくなりそうなので考えないようにしよう(^^;。
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