ベッテルには「幸運の女神軍団」がついているのか

 2009年F1GP第3戦、上海GPのPPはレッドブル・レーシングの セバスチャン・ベッテルが獲得した。弱小チームの代表格であったトロ・ロッソのベッテルは、2008年シーズンの後半に入ってその才能を開花させ、第14戦イタリアGPでは初優勝するなど活躍しトータル35ポイントを獲得。ドライバーズチャンピョンシップ8位を獲得し、その実績を買われて2009年、トロ・ロッソの「兄」チームであるレッドブル・レーシングに移籍した。

 しかし、2008年のレッドブル・レーシングはマシンセッティングが決まらず、ドライバーであったウェバーは11位、クルサードに至っては16位と不振のシーズンとなっていた。そんなレッドブル・レーシングであったから、郷秋<Gauche>は果たしてベッテルの移籍が正しいものであったのかどうか、極めて疑問視していたわけだが、今日の予選の結果を見る限り、その移籍は正しかったということになる。

 セバスチャン・ベッテルには「幸運の女神」どころか、どうやら「幸運の女神たちの大応援団」がついているようだが、予選と決勝レースは別物。決勝レースではドライバーの速さだけではなく、マシンの信頼性、チームの戦略など、チームとドライバーの総合力が問われる。果たしてマシンは、チームは、ベッテルの速さに応えることが出来るだろうか。ますます楽しみなF1 2009年シーズンである。


 例によって記事本体とは何の関係もない今日の一枚は、恩田の森の農家の裏庭などで咲き始めた「シャガ」。
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