バトン3勝目

 ホンダへの移籍以降まったく良いところがないまま、F1ドライバーとしての「旬」が過ぎてしまったのではないかと云われていたジェンソン・バトンだが、圧倒的な速さを誇るBGP001を駆り、早くも3勝、31ポイントを獲得して(第2戦はハーフポイント)ドライバーズランキング、トップ。

 同僚のバリチェロも全戦ポイントゲット(19pt)しランキング2位。バーレーンGPでは不可解な3ストップ作戦のために5位フィニッシュとなったが、バトン同様の変則2ストップであればブラウンGPの1-2フィニッシュであったことは間違いない。「不可解な3ストップ作戦」と書いたが、二人のドライバーに違った作戦で走らせるのは、1台かコケてももう1台でポイントを取るという、ロス・ブラウンの常套手段である。

 昨晩の中継では盛んに「新トップ3」と云う言葉が使われていた。ブラウンGP、レッドブルそしてトヨタのことだが、昨シーズンは9位、7位、5位といずれも低迷していたチームであるだけに2009年の特殊性が良く表された「新トップ3」と云う言葉である。

 さて、マシン、ドライバー、チーム戦略のどれを取っても弱点を見出せないブラウンGPはヨーロッパラウンドに入ってもその好調を維持することは間違いないが、問題はこれらに対抗すべき「旧トップ3」つまりフェラーリ、マクラーレン、BMWの3チームがいつ「新トップ3」の間に割って入れるかだ。2009年を面白くするのは、やはり「旧トップ3」だろうな。


 記事本体とは何の関係もない今日の一枚は、大甘菜(おおあまな)、別名「ベツレヘムの星」。東方の三人の博士にイエス・キリストの誕生を知らせ、その元へと導いた星が草原に降り注ぎ、そして花になったという美しい話が伝えられています(果たしてベツレヘムに草原があったかどうかは怪しいが)。地中海沿岸地方が原産のこの花は明治期に観賞用として輸入されたようですが、日本の気候が気に入ったらしく、今では庭から逃げ出し野生化していうようです。これはすみよしの森で見つけたものです。

☆☆☆

 昨日恩田の森で撮影した写真をこちらに掲載しておりますので、ぜひご覧ください。
恩田Now 
コメント ( 2 ) | Trackback (  )