唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
牛丼一杯のホスピタリティ
牛丼と云えば吉野家、吉野家と云えば牛丼。牛丼の吉野家を知らない人は日本人1億2770万人の内、3000万人ほどだと思う(郷秋<Gauche>の勝手な想像で、根拠はまったくない)。つまり、牛丼の吉野家は、実際に店に入って牛丼を食べたこの無い人を含め、それ程に知られた店なのであるが、それじゃ、吉野家に食券の自動販売機がないと云う事実をご存知の方はどのくらいおいでだろうか(知らない人が多いことにしておいてください。そうじゃないと話が進まないから(^^;。)。
さて、郷秋<Gauche>が吉野家で牛丼を食べたことがあるかと云えば、実に怪しい。牛丼を食べたことは勿論あるが、それは「松屋」であったかも知れないし、「すき屋」かあるいは「なか卯」であったかも知れない。郷秋<Gauche>が牛丼を食べるのは、とにかく今、何かを食べなければならない緊急時に限られるので、モスバーガーだって良いわけで、別に牛丼でなければならない理由は何もないし、ましてや吉野家でなければならない必然性は無い。
さて、その程度の理由で選ばれる牛丼であり吉野家なのであるのだが、吉野家には確固たる信念があり、それゆえに他の牛丼チェーン店や和食系ファーストフード店では常識となっている券売機を置いていないのだと云う。「効率こそ命」に見えるファーストフード業界にあって、「『ご注文は何にいたしますか』という接客用語がひとつ減ってしまうから、代金の受け渡しという接客行為もひとつ減るから」だと、株式会社吉野家ホールディングス代表取締役社長、安部修仁は事も無げに云う。
牛丼一杯、注文して食べて出るまで、早い人だと5分もかからないかも知れない。そのわずか5分の中にあっても社員・パートタイマー・アルバイトが、お客様と触れ合う機会をなくしたくないのだと安部氏は云うわけだ。外食産業において最も大切なホスピタリティ精神、つまり「おもてなしの心」を発揮する場を確保するために券売機を置かない吉野屋。たかが牛丼、されど牛丼。吉野屋、立派である。この次に「今、何か食べないとならない」時があったなら、迷わず吉野家で牛丼を食べてみようと思った郷秋<Gauche>である。
最後に:今日の記事の元ネタはこちらである事を明記しておきます。
今日の一枚は例によって記事本体とは何の関係もない二輪草。昨日、碇草(いかりそう)をご覧頂きましたが、碇草よりも2週間早く咲き始めていた今年の二輪草をご覧頂くのを忘れておりました。
さて、郷秋<Gauche>が吉野家で牛丼を食べたことがあるかと云えば、実に怪しい。牛丼を食べたことは勿論あるが、それは「松屋」であったかも知れないし、「すき屋」かあるいは「なか卯」であったかも知れない。郷秋<Gauche>が牛丼を食べるのは、とにかく今、何かを食べなければならない緊急時に限られるので、モスバーガーだって良いわけで、別に牛丼でなければならない理由は何もないし、ましてや吉野家でなければならない必然性は無い。
さて、その程度の理由で選ばれる牛丼であり吉野家なのであるのだが、吉野家には確固たる信念があり、それゆえに他の牛丼チェーン店や和食系ファーストフード店では常識となっている券売機を置いていないのだと云う。「効率こそ命」に見えるファーストフード業界にあって、「『ご注文は何にいたしますか』という接客用語がひとつ減ってしまうから、代金の受け渡しという接客行為もひとつ減るから」だと、株式会社吉野家ホールディングス代表取締役社長、安部修仁は事も無げに云う。
牛丼一杯、注文して食べて出るまで、早い人だと5分もかからないかも知れない。そのわずか5分の中にあっても社員・パートタイマー・アルバイトが、お客様と触れ合う機会をなくしたくないのだと安部氏は云うわけだ。外食産業において最も大切なホスピタリティ精神、つまり「おもてなしの心」を発揮する場を確保するために券売機を置かない吉野屋。たかが牛丼、されど牛丼。吉野屋、立派である。この次に「今、何か食べないとならない」時があったなら、迷わず吉野家で牛丼を食べてみようと思った郷秋<Gauche>である。
最後に:今日の記事の元ネタはこちらである事を明記しておきます。
今日の一枚は例によって記事本体とは何の関係もない二輪草。昨日、碇草(いかりそう)をご覧頂きましたが、碇草よりも2週間早く咲き始めていた今年の二輪草をご覧頂くのを忘れておりました。
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ゴキブリがどうした!
今日の神奈川新聞にこんな記事が。
「給食用トレーにゴキブリの死骸 平塚市立小」平塚市は13日、市立富士見小学校の学校給食用トレー1枚に体長1.2センチのゴキブリ1匹の死骸が付着していたと発表した。他の食器類に直接触れておらず、同校は児童の健康に影響はないと判断し、給食は通常通り行ったという(以下、省略)。(2009年4月14日付神奈川新聞24面より)
時折、同様の記事を見かけることがある。給食のおかずの中にビニール片が混入していたとか、米飯の中に小石が混入していたとかの類である。いい加減にしろ!今や食材の多くがビニールで梱包されている。入らないほうが良いに決まってはいるけれど、その切れ端が混入することだってあるだろう。米飯の原料である米は、石油を原料にして工場で作られるわけではない。田んぼで、土の上で育てられた稲に実った米を炊いたのが米飯だ。小石が混じっていたって不思議はない。
そのうちに、「○○小学校の今日の給食に出されたアジフライに小骨一本が混入する事故があった。怪我をした児童はいなかったが、教育委員会は事態を重く見て緊急記者会見を行った」とか「□△小学校の今日の給食時に、教室内に「蠅」が一匹飛んでいるのを担任教師が発見し、教育委員会を通して保健所と警察に通報。同校は教育委員会の指示により同校全クラスの給食を取りやめ全児童を緊急下校させた。その後保健所は自衛隊の協力を得て同校の全教室を緊急消毒した。同校の児童、教職員に健康被害はなかった」がなんて記事が登場するかも知れない。
日本人の清潔癖もついにここまで来たかと云う思いである、食品が安全であることに越したことはないが、時に腐敗していたり、異物が混入していることもあること、つまり自分の身は自分で守らねばならないことを教えることも必要なのである。トレイにゴキブリの死骸が一匹ついていたくらいで発表する行政も行政なら、そんなどうでも良い事を報道する神奈川新聞もどうかしているぞ!
今日の一枚は例によって記事本体とは何の関係もない碇草(いかりそう)。二輪草は恩田の森の幾箇所かで見ることが出来ますが、碇草を見ることの出来るのはこの雑木林だけです。
「給食用トレーにゴキブリの死骸 平塚市立小」平塚市は13日、市立富士見小学校の学校給食用トレー1枚に体長1.2センチのゴキブリ1匹の死骸が付着していたと発表した。他の食器類に直接触れておらず、同校は児童の健康に影響はないと判断し、給食は通常通り行ったという(以下、省略)。(2009年4月14日付神奈川新聞24面より)
時折、同様の記事を見かけることがある。給食のおかずの中にビニール片が混入していたとか、米飯の中に小石が混入していたとかの類である。いい加減にしろ!今や食材の多くがビニールで梱包されている。入らないほうが良いに決まってはいるけれど、その切れ端が混入することだってあるだろう。米飯の原料である米は、石油を原料にして工場で作られるわけではない。田んぼで、土の上で育てられた稲に実った米を炊いたのが米飯だ。小石が混じっていたって不思議はない。
そのうちに、「○○小学校の今日の給食に出されたアジフライに小骨一本が混入する事故があった。怪我をした児童はいなかったが、教育委員会は事態を重く見て緊急記者会見を行った」とか「□△小学校の今日の給食時に、教室内に「蠅」が一匹飛んでいるのを担任教師が発見し、教育委員会を通して保健所と警察に通報。同校は教育委員会の指示により同校全クラスの給食を取りやめ全児童を緊急下校させた。その後保健所は自衛隊の協力を得て同校の全教室を緊急消毒した。同校の児童、教職員に健康被害はなかった」がなんて記事が登場するかも知れない。
日本人の清潔癖もついにここまで来たかと云う思いである、食品が安全であることに越したことはないが、時に腐敗していたり、異物が混入していることもあること、つまり自分の身は自分で守らねばならないことを教えることも必要なのである。トレイにゴキブリの死骸が一匹ついていたくらいで発表する行政も行政なら、そんなどうでも良い事を報道する神奈川新聞もどうかしているぞ!
今日の一枚は例によって記事本体とは何の関係もない碇草(いかりそう)。二輪草は恩田の森の幾箇所かで見ることが出来ますが、碇草を見ることの出来るのはこの雑木林だけです。
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上を向いて歩こう、じゃなくて・・・
こういう歌詞の歌が大昔に流行ったけれど、人とはちょっと違った新鮮な写真を撮りたければ「上を向いて撮ろう」である。ただし、上を向いて歩いて、転んだりクルマにぶつかったりしてはつまらないので、周囲や足元の安全を確認してから上を向くようにしましょう。
小さな子供が可愛いのは、大人の目線で見下ろしているから。自分が腰を落として子供の目線で撮れば、更に子供よりも地面に近いところから見上げて撮れば、今まで見たことのない新鮮な写真が出来上がる。子供を下から見上げて撮れば、可愛らしさよりも腕白さが強調される。
愛犬は常に見下ろすもので、その限りでは可愛らしいものであるが愛犬の目線よりも低いところから見上げれば、時に獰猛な生き物にも見える。ありんこだって、目線よりも高いところを歩かせマクロで大きく捕らえれば、こちらが食われてしますのではないかと思うほどの怪獣に見えるはず。
自然写真も同じ。いつも同じ目線で遠くを見るのではなく、時に立ち止まって真上を向いてファインダーをのぞいてみよう。首は痛いし腕はプルプル云い出すし足元はふらつくはで、結構辛い姿勢での撮影となるけれど普段目にしない新鮮な一枚が撮れること間違いない。重ねて云うけれど、最初はフラフラするから誰かに身体を押さておいてもらったほうがいい。それと、プラス1.5~2.0くらいの思い切った露出補正が必要になるのでお忘れなく。
今日の一枚は、雑木林の中で真上にレンズを向けて撮った一枚。ほらね、ちょっと新鮮な感じがしやしませんか?
小さな子供が可愛いのは、大人の目線で見下ろしているから。自分が腰を落として子供の目線で撮れば、更に子供よりも地面に近いところから見上げて撮れば、今まで見たことのない新鮮な写真が出来上がる。子供を下から見上げて撮れば、可愛らしさよりも腕白さが強調される。
愛犬は常に見下ろすもので、その限りでは可愛らしいものであるが愛犬の目線よりも低いところから見上げれば、時に獰猛な生き物にも見える。ありんこだって、目線よりも高いところを歩かせマクロで大きく捕らえれば、こちらが食われてしますのではないかと思うほどの怪獣に見えるはず。
自然写真も同じ。いつも同じ目線で遠くを見るのではなく、時に立ち止まって真上を向いてファインダーをのぞいてみよう。首は痛いし腕はプルプル云い出すし足元はふらつくはで、結構辛い姿勢での撮影となるけれど普段目にしない新鮮な一枚が撮れること間違いない。重ねて云うけれど、最初はフラフラするから誰かに身体を押さておいてもらったほうがいい。それと、プラス1.5~2.0くらいの思い切った露出補正が必要になるのでお忘れなく。
今日の一枚は、雑木林の中で真上にレンズを向けて撮った一枚。ほらね、ちょっと新鮮な感じがしやしませんか?
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12,000円で何をする
景気刺激策として「定額給付金」の支給が始まった。早い自治体(多くは人口の少ない自治体)では既に3月末に支給されたようであるが、郷秋<Gauche>の住む横浜市では5月7日から申請書が送付され、同18日から受付が開始されることが、今日の神奈川新聞に載っていた。
12,000円。微妙な金額である。住宅は無論のこと、クルマを買う足しになる金額では勿論無い。郷秋<Gauche>が狙っているD300の後継機購入の足しにしても、額が少な過ぎる。コンパクトタイプのデジタルカメラ購入を考えている方にはちょっとした足しになるかな。
数日前の新聞にこの定額給付金を何に使うかと云う記事があったが「回らない寿司を食べる」とか「本物の」ビールを飲むとか、飲食関係に使うという方が多かったような気がする。耐久消費財を買うには額が少な過ぎる。
12,000円。確かに貰わないよりは貰ったほうが嬉しいけれど、郷秋<Gauche>が経済的に裕であるというわけではないけれど、別に貰わなくても困る金額ではない。もっと云えば、いちいち12,000円を支給するより、年末調整で戻してもらえば良いし、まったく別なところに使って貰っても良い気はする。
横浜市の人口は369万人(市としては全国一である)。その369万人に549億円が支給され、支給のための経費が31億円、しめて580億円。パイプオルガンを備えたコンサートホールをいくつくれる?図書館をいくつ?遅れている小中学校の耐震補強工事なら何校分?市内の公園の古くなった遊具を全部新しくてきるんじゃないか?
年末調整で戻したのでは確かに効果は無いかも知れないけれど、景気刺激のためならば公共事業に使ったって同じ効果はあるはず。これをホントに必要としている方に配るのは良いとしても、無くても特別に困らない人にまで配るってのはいかがなものかな?決まってしまったことだからやらなくちゃいけないんだろうけれど、なんだかふるさと創生の1億円みたいだ。
例によって記事本体と何の関係も無い今日の一枚は、ソメイヨシノに遅れて咲出した、すみよしの森の農家の庭先の桜。
☆☆☆
今日、恩田の森で撮影した写真をこちらに掲載しておりますので、ぜひご覧ください。
恩田Now
12,000円。微妙な金額である。住宅は無論のこと、クルマを買う足しになる金額では勿論無い。郷秋<Gauche>が狙っているD300の後継機購入の足しにしても、額が少な過ぎる。コンパクトタイプのデジタルカメラ購入を考えている方にはちょっとした足しになるかな。
数日前の新聞にこの定額給付金を何に使うかと云う記事があったが「回らない寿司を食べる」とか「本物の」ビールを飲むとか、飲食関係に使うという方が多かったような気がする。耐久消費財を買うには額が少な過ぎる。
12,000円。確かに貰わないよりは貰ったほうが嬉しいけれど、郷秋<Gauche>が経済的に裕であるというわけではないけれど、別に貰わなくても困る金額ではない。もっと云えば、いちいち12,000円を支給するより、年末調整で戻してもらえば良いし、まったく別なところに使って貰っても良い気はする。
横浜市の人口は369万人(市としては全国一である)。その369万人に549億円が支給され、支給のための経費が31億円、しめて580億円。パイプオルガンを備えたコンサートホールをいくつくれる?図書館をいくつ?遅れている小中学校の耐震補強工事なら何校分?市内の公園の古くなった遊具を全部新しくてきるんじゃないか?
年末調整で戻したのでは確かに効果は無いかも知れないけれど、景気刺激のためならば公共事業に使ったって同じ効果はあるはず。これをホントに必要としている方に配るのは良いとしても、無くても特別に困らない人にまで配るってのはいかがなものかな?決まってしまったことだからやらなくちゃいけないんだろうけれど、なんだかふるさと創生の1億円みたいだ。
例によって記事本体と何の関係も無い今日の一枚は、ソメイヨシノに遅れて咲出した、すみよしの森の農家の庭先の桜。
今日、恩田の森で撮影した写真をこちらに掲載しておりますので、ぜひご覧ください。
恩田Now
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闌春から晩春へ
辞書にも出ておらず余り使う言葉ではないようだが、俳句の世界では春の最も春らしい時季の事を「闌春」(らんしゅん)と呼ぶ。「春も酣」(たけなわ)と云う意味だが、「酣」ではなく「闌」の文字が当てられ「闌春」と書く。
2008年1月31日の「五季」と云う記事の中で、春は早春、闌春、晩春の三つに分けられるが、早春の前の厳冬の更に前に「新春」という春があるが、これは正月のことであり本当の意味での春ではないと書いた。
「闌春」とは春の中ほど、まさに首都圏のここ一週間あたりのことを指すのだろ。桜(ソメイヨシノ)の開花直後から低温が続きもう二週間も花が咲いているという珍しい今年ではあるが、それも明日まで。さすがにここ数日の高気温と風とで、葉桜へとその姿を変え、季節は短い晩春をへて初夏へとなだれ込む。
目覚めの季節から躍動の季節への移ろいには、時に気持ちが追いつかず時に身体がついて行かずに心身の不調を伴うこともある。それは気候のせいばかりではなく、この季節に別れと出会いの時をほぼ同時に経なければならない日本人の身体に備わったDNAがそうさせるのかも知れない。
今日の一枚は、サンシュは長かった花期を終え、換わって桜。モミジ、クヌギ、コナラが一斉に芽吹き始める闌春最後の日の有様。
2008年1月31日の「五季」と云う記事の中で、春は早春、闌春、晩春の三つに分けられるが、早春の前の厳冬の更に前に「新春」という春があるが、これは正月のことであり本当の意味での春ではないと書いた。
「闌春」とは春の中ほど、まさに首都圏のここ一週間あたりのことを指すのだろ。桜(ソメイヨシノ)の開花直後から低温が続きもう二週間も花が咲いているという珍しい今年ではあるが、それも明日まで。さすがにここ数日の高気温と風とで、葉桜へとその姿を変え、季節は短い晩春をへて初夏へとなだれ込む。
目覚めの季節から躍動の季節への移ろいには、時に気持ちが追いつかず時に身体がついて行かずに心身の不調を伴うこともある。それは気候のせいばかりではなく、この季節に別れと出会いの時をほぼ同時に経なければならない日本人の身体に備わったDNAがそうさせるのかも知れない。
今日の一枚は、サンシュは長かった花期を終え、換わって桜。モミジ、クヌギ、コナラが一斉に芽吹き始める闌春最後の日の有様。
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インサイトにすればいいのに
アメリカ政府がビッグスリーから低燃費車1万7600台購入するとのニュース。
日本でも広島県だか市がマツダのクルマを買ったとか、岡山県が三菱のクルマを買ったとか云うニュースが伝わってきているけれど、今度はアメリカ政府が低燃費車を買うんだって。それも1万7600台も。一度に買い換えるってことは数年後にまた一度に買い替えが必要になるってことだけれど、そこまで考えているんだろうか。
それにしても、その調達先がGM、フォード、クライスラーだって言うから、低燃費って云ってもたかが知れている。本気で低燃費車が欲しいならインサイトか、もうちっと待ってトヨタの新型プリウスにすればいいのに。「低燃費車」云々じゃなくて国内向け景気対策だから、仕方が無いか。アメリカはあくまでも自国の産業が大切なわけで、資源の節約とか地球温暖化防止のことなんて、結局考えていないってことだよね。
今日の一枚は、例によって記事本体とは何の関係もない、春の彩り。白はユキヤナギ、ピンクはミツバツツジ、黄色はさて・・・。
日本でも広島県だか市がマツダのクルマを買ったとか、岡山県が三菱のクルマを買ったとか云うニュースが伝わってきているけれど、今度はアメリカ政府が低燃費車を買うんだって。それも1万7600台も。一度に買い換えるってことは数年後にまた一度に買い替えが必要になるってことだけれど、そこまで考えているんだろうか。
それにしても、その調達先がGM、フォード、クライスラーだって言うから、低燃費って云ってもたかが知れている。本気で低燃費車が欲しいならインサイトか、もうちっと待ってトヨタの新型プリウスにすればいいのに。「低燃費車」云々じゃなくて国内向け景気対策だから、仕方が無いか。アメリカはあくまでも自国の産業が大切なわけで、資源の節約とか地球温暖化防止のことなんて、結局考えていないってことだよね。
今日の一枚は、例によって記事本体とは何の関係もない、春の彩り。白はユキヤナギ、ピンクはミツバツツジ、黄色はさて・・・。
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それでも開催するのか、東京モーターショー
日本自動車工業会が発表した第41回東京モーターショー2009の出品者リストを見てびっくり仰天した。
さすがに国内の乗用車メーカーは全社出品するようだが、海外メーカーが総崩れ。アメリカの3メーカー(三大メーカーではなく「3メーカー」)がやってこないのは当然としても(来たとしてもたいして面白くも無い)、VWが来ないアウディが来ない、BMWもメルセデスもプジョーもシトローエンもルノーも、フィアットもアルファロメオも、ランボルギーニもミニもジャガーもボルボもサーブも出品しない。
来るのはポルシェ、フェラーリ、マセラティとロータス。出品する海外メーカーが「異例」とも言える有様だ。これじゃ、日本メーカーの「展示会」だけれど、日本メーカーでも日野、三菱ふそう、日産ディーゼル、いすゞと云った商用車メーカーはいずれも不参加。地味だけれど、商用車メーカーの展示が面白いと思っている郷秋<Gauche>としてはまさに興味半減だな。
ポルシェとフェラーリ、ロータスと云ったスポーツカーメーカーが参加してくれるのがせめてもの救いとは云え、「買えそうなクルマ」のメーカーが軒並み不参加じゃ、はるばる千葉まで出かける意味は、ほとんど無いな。もっとも「東京モーターショー」はTOKYO INTERNATIONAL MOTOR SHOWではなく、TOKYO MOTOR SHOWだから、そんな程度で良いということか。
今日の一枚は、例によって記事本体とは何の関係もない、いっせいに芽吹きだした東京都下某所の木々。
さすがに国内の乗用車メーカーは全社出品するようだが、海外メーカーが総崩れ。アメリカの3メーカー(三大メーカーではなく「3メーカー」)がやってこないのは当然としても(来たとしてもたいして面白くも無い)、VWが来ないアウディが来ない、BMWもメルセデスもプジョーもシトローエンもルノーも、フィアットもアルファロメオも、ランボルギーニもミニもジャガーもボルボもサーブも出品しない。
来るのはポルシェ、フェラーリ、マセラティとロータス。出品する海外メーカーが「異例」とも言える有様だ。これじゃ、日本メーカーの「展示会」だけれど、日本メーカーでも日野、三菱ふそう、日産ディーゼル、いすゞと云った商用車メーカーはいずれも不参加。地味だけれど、商用車メーカーの展示が面白いと思っている郷秋<Gauche>としてはまさに興味半減だな。
ポルシェとフェラーリ、ロータスと云ったスポーツカーメーカーが参加してくれるのがせめてもの救いとは云え、「買えそうなクルマ」のメーカーが軒並み不参加じゃ、はるばる千葉まで出かける意味は、ほとんど無いな。もっとも「東京モーターショー」はTOKYO INTERNATIONAL MOTOR SHOWではなく、TOKYO MOTOR SHOWだから、そんな程度で良いということか。
今日の一枚は、例によって記事本体とは何の関係もない、いっせいに芽吹きだした東京都下某所の木々。
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『考える人』2009年春号
『考える人』2009年春号が届いた。
今号の特集は「ピアノの時間」。「ピアノ」でも「ピアノを考える」でも「ピアニスト」でも「ピアノについて」でも「ピアノという楽器」でもなく、「ピアノの時間」。実に素晴らしいタイトルである。何の考えも無く日々いい加減なタイトルでお茶を濁している『郷秋<Gauche>の独り言』とは大違い。さすが、新潮社である。
今号の特集は「ピアノの時間」であるが、新しい『考える人』が届いたら、まず最初に読むのは、もちろん「娘と私」(がげさかのりこ氏)である。なんともホンワカとした優しい語り口(郷秋<Gauche>の刺々しい文体とは大違い)、これ以上省いたら絵にならないだろうと思うくらいの必要最小限、いや、厳選された必要不可欠な線のみで描かれた、心の柔らかなところに沁み込んでくるイラスト。読むたびに心温まる「娘と私」なのである。
「娘と私」、その娘である「ハナちゃん」がインフルエンザに罹った。でも心配後無用。「私」の看護により、数日後には自宅で過ごすことに「つまんな~い」を連発するほど元気になっていた。
今森光彦氏の「琵琶湖水系」はいつも通り繊細かつ骨太な絵で楽しませてくれると同時に、郷秋<Gauche>の写真の方向性を確認させていただいている(感謝)。原武史氏の「レッドアローとスターハウス」は連載三回目にして氏の専門である日本政治思想史に踏み込み佳境に入った様相で読み応え十分。
さて、特集の「ピアノの時間」はと云えば、矢野顕子氏のインタビュー記事、「ピアノと私の歌」を読んだだけであるが、ほとんど「ほ~ら春咲小紅~ミニ、ミニ~見に来てね」しか知らなかった郷秋<Gauche>には、特集記事の前菜のみではや十分満足するほどの内容。吉田秀和氏と堀江敏幸の対談、高橋悠治氏のインタビュー記事他は、次号発売までの間にゆっくり楽しませていただくことにしよう。これが季刊雑誌の良さでもあるのだから。
季刊『考える人』(2009年春月号)
新潮社(雑誌コード:12305)
発行年月日 2009年4月4
B5版 264頁
1,400円(税込)
今号の特集は「ピアノの時間」。「ピアノ」でも「ピアノを考える」でも「ピアニスト」でも「ピアノについて」でも「ピアノという楽器」でもなく、「ピアノの時間」。実に素晴らしいタイトルである。何の考えも無く日々いい加減なタイトルでお茶を濁している『郷秋<Gauche>の独り言』とは大違い。さすが、新潮社である。
今号の特集は「ピアノの時間」であるが、新しい『考える人』が届いたら、まず最初に読むのは、もちろん「娘と私」(がげさかのりこ氏)である。なんともホンワカとした優しい語り口(郷秋<Gauche>の刺々しい文体とは大違い)、これ以上省いたら絵にならないだろうと思うくらいの必要最小限、いや、厳選された必要不可欠な線のみで描かれた、心の柔らかなところに沁み込んでくるイラスト。読むたびに心温まる「娘と私」なのである。
「娘と私」、その娘である「ハナちゃん」がインフルエンザに罹った。でも心配後無用。「私」の看護により、数日後には自宅で過ごすことに「つまんな~い」を連発するほど元気になっていた。
今森光彦氏の「琵琶湖水系」はいつも通り繊細かつ骨太な絵で楽しませてくれると同時に、郷秋<Gauche>の写真の方向性を確認させていただいている(感謝)。原武史氏の「レッドアローとスターハウス」は連載三回目にして氏の専門である日本政治思想史に踏み込み佳境に入った様相で読み応え十分。
さて、特集の「ピアノの時間」はと云えば、矢野顕子氏のインタビュー記事、「ピアノと私の歌」を読んだだけであるが、ほとんど「ほ~ら春咲小紅~ミニ、ミニ~見に来てね」しか知らなかった郷秋<Gauche>には、特集記事の前菜のみではや十分満足するほどの内容。吉田秀和氏と堀江敏幸の対談、高橋悠治氏のインタビュー記事他は、次号発売までの間にゆっくり楽しませていただくことにしよう。これが季刊雑誌の良さでもあるのだから。
季刊『考える人』(2009年春月号)
新潮社(雑誌コード:12305)
発行年月日 2009年4月4
B5版 264頁
1,400円(税込)
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桜満開
花の写真のモデルは一般的に開花し始めが良いのですが、特に梅や桜は満開だともう遅く、五分咲から七分咲で蕾が残っているくらいの状態が一番良いようです。特に接写の時には満開では散り始めている花が混じるので美しくない。でも、遠景を捉えようとするとこれはもう満開に限りますね。ただ、真っ白に咲き誇った梅や薄ピンクの桜は「白トビ」(白い部分が明る過ぎの状態)し易く、露出補正が必要になります。
さて、横浜北部・東京多摩地区南部の染井吉野(そめいよしの)は今日あたりが満開のようです。風に吹かれて花片がひらりひらりと舞う様は儚くも実に心和みます。
そんな訳で今日の一枚は、満開の桜の中を走り抜ける小田急線最新の4000型。郷秋<Gauche>は乗り物全般が大好きですが、特に「鉄」と云う訳ではありませんので、電車の写真を撮ることはめったにありません。だから今日の一枚は「電車のある風景写真」です。ロケーションは抜群、小田急のカレンダーになったこともあるほどで、沿線では指折り数える場所だとは思うのですが、技術が付いて行きませんね。時間も悪かったかも(^^;。
さて、横浜北部・東京多摩地区南部の染井吉野(そめいよしの)は今日あたりが満開のようです。風に吹かれて花片がひらりひらりと舞う様は儚くも実に心和みます。
そんな訳で今日の一枚は、満開の桜の中を走り抜ける小田急線最新の4000型。郷秋<Gauche>は乗り物全般が大好きですが、特に「鉄」と云う訳ではありませんので、電車の写真を撮ることはめったにありません。だから今日の一枚は「電車のある風景写真」です。ロケーションは抜群、小田急のカレンダーになったこともあるほどで、沿線では指折り数える場所だとは思うのですが、技術が付いて行きませんね。時間も悪かったかも(^^;。
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ポイント半分
2009年F1第2戦、マレーシアGPは23周目頃から降りだした雨が激しくなり残り24周時点で赤旗中断、天候が回復しないことからそのままレースは終了し、31周時点での順位がリザルトとして確定。ただし、規定周回の75%を消化していないことから、入賞者に与えられるポイントは規定の半分とされた。
例えば1984年、ニキ・ラウダが0.5ポイント差でドライバーズチャンピョンを獲得したことがあったが(第6戦が31周で打ち切りとなりハーフポイントが与えられた)、フジTVが全戦中継するようになってからは始めての「ハーフポイント」だと思ったのだが、念のために調べてみると1991年の最終戦、オーストラリアGPではわずか14周で終了していた。見ているはずなのに記憶に無かった。
さて、マレーシアGPの勝者は2009年初戦に続いてまたしてもブラウンGPのジェンソン・バトン。いろいろご意見をお持ちも方もおいでかも知れないが、PPからスタートし、大部分の周回でトップを走行していたことを考えれば、今年のセパン・インターナショナル・サーキットにおいて最も速かったのはBGP001とバトンであったことに異議を挟むよりは極めて少ないと云える。
2009年シーズンのF1は誰も予想し得なかった緒戦2戦を終えたが、いかに予想もしえない展開になっているのかは、第2戦終了時点でのコンストラクターズポイントを見れば明白。参戦さえも危ぶまれたホンダF1あらためブラウンGPが25ポイントでトップ、2008年にルイス・ハミルトンをドライバーズチャンピョンに押し上げたマクラーレンがわずかに1ポイント、8位。昨年のコンストラクターズチャンピョン、フェラーリに至ってはなんとノーポイントなのである。
強すぎるフェラーリはシーズンをつまらなくするが、弱過ぎるフェラーリも「いないよりはまし」じゃ、寂しいを通り越して、情けないというものだぞ。
例によって記事本体とはなんの関係もない今日の一枚は、今が盛りのトリテリア。「トリテリア」と書くと何だか奥ゆかしげに聞こえるが、いまどきの日本では道端で咲いている雑草。またの名を「花韮」という。南米アルゼンチン原産のトリテリアがいかにして日本の雑草になったのか、気にしだすと夜も眠れなくなりそうなので考えないようにしよう(^^;。
例えば1984年、ニキ・ラウダが0.5ポイント差でドライバーズチャンピョンを獲得したことがあったが(第6戦が31周で打ち切りとなりハーフポイントが与えられた)、フジTVが全戦中継するようになってからは始めての「ハーフポイント」だと思ったのだが、念のために調べてみると1991年の最終戦、オーストラリアGPではわずか14周で終了していた。見ているはずなのに記憶に無かった。
さて、マレーシアGPの勝者は2009年初戦に続いてまたしてもブラウンGPのジェンソン・バトン。いろいろご意見をお持ちも方もおいでかも知れないが、PPからスタートし、大部分の周回でトップを走行していたことを考えれば、今年のセパン・インターナショナル・サーキットにおいて最も速かったのはBGP001とバトンであったことに異議を挟むよりは極めて少ないと云える。
2009年シーズンのF1は誰も予想し得なかった緒戦2戦を終えたが、いかに予想もしえない展開になっているのかは、第2戦終了時点でのコンストラクターズポイントを見れば明白。参戦さえも危ぶまれたホンダF1あらためブラウンGPが25ポイントでトップ、2008年にルイス・ハミルトンをドライバーズチャンピョンに押し上げたマクラーレンがわずかに1ポイント、8位。昨年のコンストラクターズチャンピョン、フェラーリに至ってはなんとノーポイントなのである。
強すぎるフェラーリはシーズンをつまらなくするが、弱過ぎるフェラーリも「いないよりはまし」じゃ、寂しいを通り越して、情けないというものだぞ。
例によって記事本体とはなんの関係もない今日の一枚は、今が盛りのトリテリア。「トリテリア」と書くと何だか奥ゆかしげに聞こえるが、いまどきの日本では道端で咲いている雑草。またの名を「花韮」という。南米アルゼンチン原産のトリテリアがいかにして日本の雑草になったのか、気にしだすと夜も眠れなくなりそうなので考えないようにしよう(^^;。
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GPSの精度上がっている
GPS衛星の測位精度が上がっているような気がする。
クルマに積まれたGPS機器、つまりカーナビゲーションシステムはGPS衛星からのデータだけではなく、車載機が独自に検出したクルマの動きをデータ化しGPSからのデータとつき合わせ必要に応じて補完してより正確な位置を割り出しているが、GPSからのデータをそのまま利用している機器の場合にはGPSから送られてくるデータの精度が直接反映されることになる。
GPS衛星はカーナビゲーションシステムに代表されるように民生利用にも供されているが、もともとアメリカが打ち上げた軍事衛星であるためにアメリカの都合に合わせてその精度を高めたり低めたりすることがあるらしい(地球上の特定の地域に対してそのコントロールが可能)。例としては1991年の湾岸戦争の際に、敵方に利用されることを嫌い、制度を下げたとされている。
昨日、郷秋<Gauche>は目黒川沿いの桜見物に出かけたのだが、その際に愛用のD300にGPSユニットを装着していった(ニコンのDSLR用GPSユニットについてはこちらを参照ください)。これまでの経験から、常に5~10メートルの誤差があるはずなのに、昨日撮影した写真のデータを見ると実に正確で、誤差は1~3メートル、つまり通常の半分から1/3程度に少なくなっているように思えるのである。
昨日撮影した写真の多くは目黒川にかかる幾つかの橋の上から撮影しているのだが、地図上に示された撮影位置は実に正確で、橋の上流側なのか下流側なのかも、記憶と照合する限り実に正確に表示されている。少なくとも橋の上で撮ったはずなのにそれ以外の場所が撮影位置として表示されているケースは無かった。
では何故GPSの測距データの精度が上がったのか。理由として考えられるのは、北朝鮮によるミサイル発射である。これに関連する情報収集のためにGPSの測距データ精度が高められたのではないかと郷秋<Gauche>は推測するのである。打ち上げられたミサイルの動きそのものは純粋な軍事用レーダが追尾するが、例えばそれを迎撃する地対空ミサイル発射位置の特定はGPSを利用しているのではないだろうか。
迎撃ミサイルの命中精度を高めるためにはより正確な発射位置情報が必要となるはずである。だからGPSの測位精度が高められたのではないかとは、郷秋<Gauche>の深読み過ぎかもしれないが、ここで肝に銘じたいのは、我々日本人が日常生活の中で実に便利に利用しているGPS衛星も、実はアメリカ軍が運用する軍事衛星であり、日常生活及び安全保障上の重要な情報が常にアメリカからもたらされていると云う事実である。これでいいのか、日本!
今日の一枚は、昨日撮影した目黒川の川面にかかる桜。
撮影位置はこちら。実に正確である。
クルマに積まれたGPS機器、つまりカーナビゲーションシステムはGPS衛星からのデータだけではなく、車載機が独自に検出したクルマの動きをデータ化しGPSからのデータとつき合わせ必要に応じて補完してより正確な位置を割り出しているが、GPSからのデータをそのまま利用している機器の場合にはGPSから送られてくるデータの精度が直接反映されることになる。
GPS衛星はカーナビゲーションシステムに代表されるように民生利用にも供されているが、もともとアメリカが打ち上げた軍事衛星であるためにアメリカの都合に合わせてその精度を高めたり低めたりすることがあるらしい(地球上の特定の地域に対してそのコントロールが可能)。例としては1991年の湾岸戦争の際に、敵方に利用されることを嫌い、制度を下げたとされている。
昨日、郷秋<Gauche>は目黒川沿いの桜見物に出かけたのだが、その際に愛用のD300にGPSユニットを装着していった(ニコンのDSLR用GPSユニットについてはこちらを参照ください)。これまでの経験から、常に5~10メートルの誤差があるはずなのに、昨日撮影した写真のデータを見ると実に正確で、誤差は1~3メートル、つまり通常の半分から1/3程度に少なくなっているように思えるのである。
昨日撮影した写真の多くは目黒川にかかる幾つかの橋の上から撮影しているのだが、地図上に示された撮影位置は実に正確で、橋の上流側なのか下流側なのかも、記憶と照合する限り実に正確に表示されている。少なくとも橋の上で撮ったはずなのにそれ以外の場所が撮影位置として表示されているケースは無かった。
では何故GPSの測距データの精度が上がったのか。理由として考えられるのは、北朝鮮によるミサイル発射である。これに関連する情報収集のためにGPSの測距データ精度が高められたのではないかと郷秋<Gauche>は推測するのである。打ち上げられたミサイルの動きそのものは純粋な軍事用レーダが追尾するが、例えばそれを迎撃する地対空ミサイル発射位置の特定はGPSを利用しているのではないだろうか。
迎撃ミサイルの命中精度を高めるためにはより正確な発射位置情報が必要となるはずである。だからGPSの測位精度が高められたのではないかとは、郷秋<Gauche>の深読み過ぎかもしれないが、ここで肝に銘じたいのは、我々日本人が日常生活の中で実に便利に利用しているGPS衛星も、実はアメリカ軍が運用する軍事衛星であり、日常生活及び安全保障上の重要な情報が常にアメリカからもたらされていると云う事実である。これでいいのか、日本!
今日の一枚は、昨日撮影した目黒川の川面にかかる桜。
撮影位置はこちら。実に正確である。
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花見
花見と云えば人出の多い公園等の桜の木の下で飲み食いすることを意味することが多い。そういう意味では郷秋<Gauche>は花見をすることは余りない。が、今日は珍しく、人でいっぱいの目黒川沿いの桜を愛でてきた。ご存知の方も多いかと思うが、公園ではないので木の下でゴザならぬブルーシートを敷いての花見はほとんど無く、そぞろ歩きが中心の目黒川の花見である。
それにしても凄い人出であった。中目黒の駅に着いたところから自分の意のままには歩けぬ有様。川沿いの道も人で埋め尽くされているのだが、幸いなことに川面の上に張り出した桜にレンズを向ければファインダーの中に人影は見当たらず。あんな人混みの中で撮ったとは思えないような写真が出来上がるから不思議である。
それにしても凄い人出であった。中目黒の駅に着いたところから自分の意のままには歩けぬ有様。川沿いの道も人で埋め尽くされているのだが、幸いなことに川面の上に張り出した桜にレンズを向ければファインダーの中に人影は見当たらず。あんな人混みの中で撮ったとは思えないような写真が出来上がるから不思議である。
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JR東海からの手紙
今日、帰宅したらJR東海からの手紙が届いていた。
4週間ほど前の大阪出張の際に利用した新幹線で大変不快な思いをしたので、そのことについての事実関係と改善のお願いを手紙にしてJR東海に送っていたのだが、その返事が届いたのである。
不快な思いとは、ざっとこんでことであった。
新横浜から新大阪まで「のぞみ」の普通指定席を利用したのだが、運悪く隣なりの車両が喫煙可能なグリーン車で、その車両からのタバコの悪臭が私の乗車している車両(当然禁煙車両である)まで流出していた。その悪臭のため気分が悪くなり、通りかかった乗務員にそのことを伝え、他の車両に案内してもらった。そのことを踏まえ、完璧な分煙は技術的に不可能なのだから、JR東日本のように完全禁煙にするべきであると書き送ったのである。因みに、無責任なクレームとはしたくなかったので住所・氏名を明記して送っている(Web上では400文字までと云う制限があったために手紙にした)。
返事をくれたことは評価したいが、タバコ臭のために別な車両に移らなければならないほど気分が悪くなったことに対する謝罪の言葉は一切無く、ひたすらJR東海の立場と対応を列挙する内容は、もとより期待していなかったとは云え、実に残念なことである。
文頭に「弊社では、他の交通手段に比べ格段に多くのお客様にご利用いただく鉄道事業の特性を踏まえ、弊社の営業路線をご利用になるお客様の多様なご要望に最大限お応えするサービスを提供することに努めており(後略)」と書かれているが、この一文に、完全禁煙に踏み切らないJR東海の事情を読み取ることが出来る。
JR東日本は遠の昔に車内完全禁煙。3日前からは首都圏の駅構内の完全禁煙にも踏み切った。JR東海が出来ない(しない)ことを何故JR東日本が出来たのかと云えば、競合する交通事業者がないからである。首都圏を基点をした場合、東海道・山陽新幹線の岡山以西では完全に航空機と競合し、かつ広島以西では劣勢に立たされているからなのである。
つまり、航空機を利用すれば完全禁煙。特に羽田-福岡の下り便は約2時間の搭乗中禁煙を強いられる。喫煙者はこれが我慢できないことから、時間がかかる事を覚悟の上で喫煙可能な新幹線を利用するのである。JR東日本はと云えば、わずかな羽田-青森・三沢便があるにはあるが、北に向かう交通機関は新幹線の「一人勝ち」。禁煙の航空機と張り合わなければならないJR東海と、喫煙可能な競合交通機関の無いJR東日本の差がここに現れているのである。
完璧な分煙が可能なのであれば、郷秋<Gauche>もこれ以上は云わないが、それは技術的・運用上不可能。喫煙者である上司のお供で不本意ながら喫煙車両に乗車しなければならない非喫煙者がいるとすれば、JR東海は「間接喫煙ほう助罪」に問われても不思議ではない。「同乗・同席を断ればいいじゃないか」と喫煙者は云うかも知れないが、良好な人間関係を失いたくないがために断れないのが非喫煙者。喫煙者にはこのことを十二分に理解して欲しいし、だからこそJR各社は一刻も早く車内及び駅構内の完全禁煙を実施するべきなのである。
4週間ほど前の大阪出張の際に利用した新幹線で大変不快な思いをしたので、そのことについての事実関係と改善のお願いを手紙にしてJR東海に送っていたのだが、その返事が届いたのである。
不快な思いとは、ざっとこんでことであった。
新横浜から新大阪まで「のぞみ」の普通指定席を利用したのだが、運悪く隣なりの車両が喫煙可能なグリーン車で、その車両からのタバコの悪臭が私の乗車している車両(当然禁煙車両である)まで流出していた。その悪臭のため気分が悪くなり、通りかかった乗務員にそのことを伝え、他の車両に案内してもらった。そのことを踏まえ、完璧な分煙は技術的に不可能なのだから、JR東日本のように完全禁煙にするべきであると書き送ったのである。因みに、無責任なクレームとはしたくなかったので住所・氏名を明記して送っている(Web上では400文字までと云う制限があったために手紙にした)。
返事をくれたことは評価したいが、タバコ臭のために別な車両に移らなければならないほど気分が悪くなったことに対する謝罪の言葉は一切無く、ひたすらJR東海の立場と対応を列挙する内容は、もとより期待していなかったとは云え、実に残念なことである。
文頭に「弊社では、他の交通手段に比べ格段に多くのお客様にご利用いただく鉄道事業の特性を踏まえ、弊社の営業路線をご利用になるお客様の多様なご要望に最大限お応えするサービスを提供することに努めており(後略)」と書かれているが、この一文に、完全禁煙に踏み切らないJR東海の事情を読み取ることが出来る。
JR東日本は遠の昔に車内完全禁煙。3日前からは首都圏の駅構内の完全禁煙にも踏み切った。JR東海が出来ない(しない)ことを何故JR東日本が出来たのかと云えば、競合する交通事業者がないからである。首都圏を基点をした場合、東海道・山陽新幹線の岡山以西では完全に航空機と競合し、かつ広島以西では劣勢に立たされているからなのである。
つまり、航空機を利用すれば完全禁煙。特に羽田-福岡の下り便は約2時間の搭乗中禁煙を強いられる。喫煙者はこれが我慢できないことから、時間がかかる事を覚悟の上で喫煙可能な新幹線を利用するのである。JR東日本はと云えば、わずかな羽田-青森・三沢便があるにはあるが、北に向かう交通機関は新幹線の「一人勝ち」。禁煙の航空機と張り合わなければならないJR東海と、喫煙可能な競合交通機関の無いJR東日本の差がここに現れているのである。
完璧な分煙が可能なのであれば、郷秋<Gauche>もこれ以上は云わないが、それは技術的・運用上不可能。喫煙者である上司のお供で不本意ながら喫煙車両に乗車しなければならない非喫煙者がいるとすれば、JR東海は「間接喫煙ほう助罪」に問われても不思議ではない。「同乗・同席を断ればいいじゃないか」と喫煙者は云うかも知れないが、良好な人間関係を失いたくないがために断れないのが非喫煙者。喫煙者にはこのことを十二分に理解して欲しいし、だからこそJR各社は一刻も早く車内及び駅構内の完全禁煙を実施するべきなのである。
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戦いはコースの上でせよ!
2009年F1初戦、オーストラリアGPの予選を見た。ホンダあらためブラウンGPの予選での圧倒的な速さを確認したが、翌朝仕事のために博多へ出かけたために本選を見ることはかなわなかった郷秋<Gauche>であった(放送時間には福岡県内の観光資源視察中であった。重ねて言っておくが、あくまでも「観光」ではなく、観光資源の視察である)。
Webで結果を確認しているから、TVを見ていなくてもどんなレースが行われたのかはおおよその理解はしている(20年も見ていれば、レース後のWebの情報だけでどんなレースであったのか想像することが出来)。
気の毒だったのは、フリー走行と予選で好タイムを出しながらリアウイングにレギュレーション違反の嫌疑をかけられノータイムとなり最下位からのスタートとなったトヨタの2名である。その2人が決勝レースでは3位、4位までポジションを上げたにも関わらず、今度はトゥルーリがセーフティーカー導入の時にハミルトンをパスしたとして25秒のペナルティ。
セーフティーカー先導の周回だから25秒加算により3位から一気に12位に後退となったトゥルーリであったが、今日のニュースによるとパス「された」はずのハミルトンが失格となり、トゥルーリが名誉回復し3位フィニッシュが確定したのだと云う。何だかよくわからんぞ。
レースはコースの上で戦い、そして速い者順にその栄誉がたたえられるべきもの。レースの結果を後になってこねくりまわして順位を決めるなどと云う訳の判らないことをして欲しくない。もう明日には2009年の第2戦が始まるが、今度こそはコースの上で正々堂々戦い、そしてその速い者順の結果を期待したい。コース外のところで順位を決めるようなことはしないでもらいたいものだぞ!
例によって記事本体とは何の関係もない今日の一枚は、すみよしの森で咲き始めた源平桃。源平桃とは一本の木に紅白それぞれの花を器用に咲き分ける桃の木のこと。花毎に色が違うだけではなく一つの花なのに花弁をピンクや白に咲き分ける、まっこと器用な木なのでなのである
Webで結果を確認しているから、TVを見ていなくてもどんなレースが行われたのかはおおよその理解はしている(20年も見ていれば、レース後のWebの情報だけでどんなレースであったのか想像することが出来)。
気の毒だったのは、フリー走行と予選で好タイムを出しながらリアウイングにレギュレーション違反の嫌疑をかけられノータイムとなり最下位からのスタートとなったトヨタの2名である。その2人が決勝レースでは3位、4位までポジションを上げたにも関わらず、今度はトゥルーリがセーフティーカー導入の時にハミルトンをパスしたとして25秒のペナルティ。
セーフティーカー先導の周回だから25秒加算により3位から一気に12位に後退となったトゥルーリであったが、今日のニュースによるとパス「された」はずのハミルトンが失格となり、トゥルーリが名誉回復し3位フィニッシュが確定したのだと云う。何だかよくわからんぞ。
レースはコースの上で戦い、そして速い者順にその栄誉がたたえられるべきもの。レースの結果を後になってこねくりまわして順位を決めるなどと云う訳の判らないことをして欲しくない。もう明日には2009年の第2戦が始まるが、今度こそはコースの上で正々堂々戦い、そしてその速い者順の結果を期待したい。コース外のところで順位を決めるようなことはしないでもらいたいものだぞ!
例によって記事本体とは何の関係もない今日の一枚は、すみよしの森で咲き始めた源平桃。源平桃とは一本の木に紅白それぞれの花を器用に咲き分ける桃の木のこと。花毎に色が違うだけではなく一つの花なのに花弁をピンクや白に咲き分ける、まっこと器用な木なのでなのである
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ベンタックスAUTO110 Digital とホンタNSXハイブリッド
例年よりも早く桜の開花宣言が出された首都圏ですが、開花したかと思ったら急に冷え込み三分咲ほどのまま一週間。いったいいつ満開になるのかと思っていたのに、満開どころか横浜では昼前から雪が降り出し、三分咲の桜の花に雪が積もる有様。風情があるとも云えますが、これでは桜の花も可哀想。それでも雪の中で夜桜を見ながら酒宴を張る剛の者がいるのには驚きました。
そんな今日、カメラとクルマの業界から驚きのニュースが飛び込んできた。
まずはカメラ業界の驚きのニュース。古くからのカメラ愛好家ならご存知、世界で唯一の110フィルムを使う一眼レフカメラ、ベンタックスAUTO110のデジタル版が間もなく発売とのこと。H0YAに買収される以前から計画が進行していたということだが、まったく驚くばかりの製品の登場である。撮像素子は4/3型CMOSとのことなので、メインの機材としてはやや弱いが、サブシステムとしては十分活躍が可能だろう。オリジナルのAUTO110を買い逃している郷秋<Gauche>としては何としても手に入れたいカメラだぞ!
注:「ベンタックスAUTO110 Digital」に関する情報はDigital Camera.jpを参考にいたしました。
ホンタからはこれまた驚きのニュース。和製スーパーカーといわれた名車ホンタNSXが、限りなくオリジナルに近いスタイルを保ちながらもターボディーゼルとモーターのハイブリッドエンジンを搭載してカムバックするらしい。スクープ写真を見る限りでは、オリジナルNSXにおけるほとんど唯一のデザイン上の問題点、ゴルフバッグを積みたいが為に長くなっていたリア・オーバーハングが短縮され、キュッと引き締まったリアスタイルになっている。このオリジナルからの変更はほとんどすべての人に歓迎されることだろうな。
ハイブリッドNSXは相当の高価格になるだろから郷秋<Gauche>にはとても手が出ないとは思うけれど、F1から撤退し、スポーツマインドを失ってしまったのではないかと心配していたホンタが実はこんなサプライズを用意していてくれたとは、まっこと嬉しいことである。また、H0YAに買収されて以降、カメラ事業の縮小を心配していたベンタックスから名機AUTO110のデジタル版が登場とのニュースは、カメラファンには嬉しい限りである。ハイブリットNSXは買えそうに無いけれど、AUTO110 Digitalは複数用意されるという交換レンズを含め、何としても手に入れたいものだぞ。
例によって記事本体とは何の関係もない今日の一枚は、あかねの森で見つけた「汚れ猫の目」(よごれねこのめ)。2年ほど前に高尾山に登った時に初めて見た花ですが、まさか恩田の森で見ることが出来るとは驚き。って、これは本当です(^^)。
そんな今日、カメラとクルマの業界から驚きのニュースが飛び込んできた。
まずはカメラ業界の驚きのニュース。古くからのカメラ愛好家ならご存知、世界で唯一の110フィルムを使う一眼レフカメラ、ベンタックスAUTO110のデジタル版が間もなく発売とのこと。H0YAに買収される以前から計画が進行していたということだが、まったく驚くばかりの製品の登場である。撮像素子は4/3型CMOSとのことなので、メインの機材としてはやや弱いが、サブシステムとしては十分活躍が可能だろう。オリジナルのAUTO110を買い逃している郷秋<Gauche>としては何としても手に入れたいカメラだぞ!
注:「ベンタックスAUTO110 Digital」に関する情報はDigital Camera.jpを参考にいたしました。
ホンタからはこれまた驚きのニュース。和製スーパーカーといわれた名車ホンタNSXが、限りなくオリジナルに近いスタイルを保ちながらもターボディーゼルとモーターのハイブリッドエンジンを搭載してカムバックするらしい。スクープ写真を見る限りでは、オリジナルNSXにおけるほとんど唯一のデザイン上の問題点、ゴルフバッグを積みたいが為に長くなっていたリア・オーバーハングが短縮され、キュッと引き締まったリアスタイルになっている。このオリジナルからの変更はほとんどすべての人に歓迎されることだろうな。
ハイブリッドNSXは相当の高価格になるだろから郷秋<Gauche>にはとても手が出ないとは思うけれど、F1から撤退し、スポーツマインドを失ってしまったのではないかと心配していたホンタが実はこんなサプライズを用意していてくれたとは、まっこと嬉しいことである。また、H0YAに買収されて以降、カメラ事業の縮小を心配していたベンタックスから名機AUTO110のデジタル版が登場とのニュースは、カメラファンには嬉しい限りである。ハイブリットNSXは買えそうに無いけれど、AUTO110 Digitalは複数用意されるという交換レンズを含め、何としても手に入れたいものだぞ。
例によって記事本体とは何の関係もない今日の一枚は、あかねの森で見つけた「汚れ猫の目」(よごれねこのめ)。2年ほど前に高尾山に登った時に初めて見た花ですが、まさか恩田の森で見ることが出来るとは驚き。って、これは本当です(^^)。
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