ビクターがペンタックスを買収?

 まったく今日は朝からびっくりなニュースの続く日だ。トヨタのF1完全撤退に続いて飛び込んできたのがビクターがペンタックスを買収するという、これまた驚きのニュース。

 ビクターと云えば業績不振で同じ持ち株会社傘下のケンウッドとの合併を進めるニュース、さらには伝統ある音楽ソフト部門の売却交渉が伝えられるなど立て続け話題を提供しているが、今度はペンタックスを買収だと云うのだが果たしてビクターにそんな資金があるのかと思ったら、音楽ソフト部門の売却益をペンタックスの買収に当てるらしい。

 2007年にペンタックスを買収したHOYAは当初からの目論みであった内視鏡など医療分野の強化に成功したものの、カメラ部門は低迷しお荷物となっていたようである。そこに出てきたビクターへの売却話だが、まっ、HOYAによる買収が「不幸な結婚」なのであって、動画と静止画の違いはあっても映像分野を得意とするビクターとの「再婚」話はカメラファンとしては大いに歓迎するところだ。

 ただしこの再婚話についてビクター(正確にはビクターとケンウッドの持ち株会社であるJVC・ケンウッド・ホールディングス)は、「当社が発表したものではなくそのような事実はない」と否定している。

 リコーがKマウントを使ったレンズ交換方式APS-Cカメラを発表するのではないかとの憶測が流れた時点で、リコーがペンタックスを買収かと考えた郷秋<Gauche>であるが、リコーのレンズ交換方式APS-Cカメラがオリジナルマウントである可能性が高まった今となっては、ビクターによる買収がペンタックスに明るい未来をもたらす唯一の道ではないかと思えてならない。

 ペンタックスよ、バツ2を恐れるな。ビクターさんは良い人だぞ(^^)。
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トヨタのF1撤退報道は事実だった

 今朝一番に「?」付きでUpしたニュースであったが、先ほど17時からの記者会見で豊田章男社長自らが撤退について語った。それにしても、ホンダの突然の撤退、富士スピードウェイでのF1開催撤退(2010年には開催予定であった)以来、幾度も撤退の噂が出て、その度に否定されて来たトヨタのF1撤退だったが、ついにここに至って現実のものとなったわけである。

 トヨタF1(チームとしての正式名称は「パナソニック・トヨタ・レーシング」)が、たとえF1を撤退したとしても、あるいはホンダF1チームがMBOによりブラウンGPに引き継がれたのと同じように、チームとしては継続される可能性があるのではないか、エンジンサプライヤとしてF1に関わり続ける可能性もあるのではないかと期待したが、いずれの可能性もない全面撤退である。

 さて、トヨタF1が解体され全面撤退となれば、トヨタ同様2009年限りでF1から撤退することになっているBMWザウバーを引き継ぐチームのF1参戦が俄然現実味を帯びてくる。BMWザウバーは14番目のチームとしてF1の空き席を待っているのである。これはこれで面白いことになるので新たな情報を待ちたい。
 
 2010シーズンに向けて、大物ドラーバーとしてはフェルナンド・アロンソがフェラーリに移籍することが決定しているが、アロンソに押し出されるキミ・ライッコネンの落ち着き先が決まっていない。最終戦が終わりいよいよ本格的な「椅子取りゲーム」が始まるわけだが、このゲームにトヨタのドライバー「であった」トゥルーリとグロックも否応なしに加わることになるわけだ。どれ程の可能性があるのかは判らないが中嶋一貴と小林可夢偉もと云うことだな。

 (親の七光りと云えども)中嶋ほどのネームバリューがあれば、小林ほどの強さと可能性があれば、個人に対するスポンサーが付いても良さそうには思うけれど、如何せん経済環境が悪過ぎる。アブダビGPを見れば判るとおり、国際映像への露出度抜群の小林ならば十分投資に値するのではないかと思うのだが、資金を出すのは郷秋<Gauche>じゃないからなぁ・・・。


 例によって記事本文とはなんの関係もない今日の一枚は、昨日に続いて「建物の表情」。建築物の魅力には色々あるけれど10月にご覧頂いたもの、昨日ご覧頂いたものと同様、建物のグラフィカルな面白さだけを切り取った写真です。明日以降も記事本文とは関係なく「建物の表情」が暫く続く予定です。
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【速報】トヨタがF1撤退か?!

 トヨタF1の来期に関する重大な決定が11月15日に開催される取締役会においてなされる、いや、それより早く8日にTMGから重要な発表があるなどと、ここに来てトヨタF1の2010年に暗雲が立ち込めてきていたがついに具体的なニュースが毎日新聞から配信された。

 「トヨタF1今年限り撤退 日本勢ゼロに」と題する毎日新聞11月4日2時31分配信の記事詳細はこちらをご覧いただきたい。
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リコーのミラーレスAPS-C機に関する情報

 Photo Rumorsによれば、予てより噂されているリコーのミラーレスAPS-C機は、スライドイン方式のレンズマウントシステムを搭載したものであるらしい。

Ricoh’s mirrorless camera: with a “slide-in” interchangeable lens mount system.

 もしそうだとすると、早い時期に噂されその後否定されていた「Kマウント」と云う線は完全に無いと云うことになる。しかしだ、レンズマウントと云えば回転式のバヨネットしか想像できない郷秋<Gauche>としては、スライドイン式とはどのような構造のものなのか大いに興味をそそられる。しかも、

Where lenses were split into two parts – basically the lens elements in one and the iris part in another. The iris part was then built on the camera body as a fixed part. The interchangeable bit was only the lens and presumably the focus mechanism only.

 だと云う。郷秋<Gauche>のまったく当てにならない英語力によればだが、絞り機構を含んだレンズの後半(イメージセンサー側)はボディ側に固定され、フォーカス機構を含んだ前半部分(被写体側)だけをスライドイン方式で交換するようになっているようである。

 スライドインと云うこれまでなかった形式のマウント、そしてレンズの後群をカメラボディに残すという特異な構造がそれぞれ何のために採用されたのか興味深々であるが、その秘密も一週間後には明かされるようである。GR Digitalでデジタルカメラ市場に確固たるポジションを築いたリコーのことだから、びっくり驚くメカニズムと高画質で写真&カメラファンを楽しませてくれることを大いに期待したい。


 例によって記事本文とはなんの関係もない今日の一枚は、10月18日19日にご覧頂いた写真を撮った場所に再度出かけて撮った「建物の表情」。建築物の魅力は色々あるけれど、10月にご覧頂いたものと同様、建物のグラフィカルな面白さだけを切り取った写真です。明日以降も記事本文とは関係なく「建物の表情」をしばらく連載する予定です。
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F1 2009年シーズン終了

 「長いようで短かった」と云うよりは「短いようで『実は』長かった」2009年シーズンの幕が閉じた。

 2009年シーズン開幕直前にその体制構築がなんとか間に合ったブラウンGPが初戦で1-2。これには驚いたが勢いは衰えず7戦6勝。中盤から失速するがそれでも1ポイント、2ポイントと点を積み重ね、序盤戦の貯金を生かしてジェンソン・バトンが見事シリーズチャンピョンに輝いた。

 ブラウンGP失速の後を受け持ったのがレッドブル。ただし、どのサーキットでも速いわけではなく、コースレイアウトや路面の状況に大きく左右されたRB5であったが、若いベッテルが4勝、ベテランのウェバーが2勝しコンストラクターズでは3位のマクラーレンに対して大きな差を付て2位を確保。

 シーズンを通して良い所のなかったフェラーリだが、ベルギーGPではライッコネンが優勝、48ポイントを獲得してランキング6位。負傷・欠場のマッサの代役で出走したバドエルは低迷しフィジケラにスイッチとなったが、そのフィジケラもテールエンドを走ることになる。名手フィジケラを持ってしても御しきれないF60で48ポイントを稼いだライッコネンが凄いのか、ダメななりに、たまたま彼のドライビングスタイルに合っていただけなのかは不明。

 フェラーリ同様低迷していたマクラーレンだが、ハンガリーGPでいきなり目覚めてハミルトンが優勝。シンガポールでも勝ってシーズン2勝とし名門の意地を見せるが時すでに遅し。果たして後半戦の調子を2010年につなぐことが出来るのか。

 デビューシーズンに9ポイントを獲得し、今シーズンの活躍が期待された中嶋一貴だったが、チームメイトのロズベルクが34.5ポイントを稼いだのに対して0ポイントと低迷。2008シーズンが「ビギナーズ・ラック」であったことを図らずも自ら証明することとなった。昨日をもってF1の世界から消えるのはほぼ確実だろう。

 日本の多くのF1ファンの期待に応えることの出来なかった中嶋に代わってシーズン終盤の2戦で大いに魅せたのはトヨタの小林可夢偉。負傷したティモ・グロックに代わって走ったブラジルで9位、そしてアブダビではまたしても新人とは思えない強心臓を見せ付けて見事6位入賞。来シーズン、トヨタのレギュラードライバーはほぼ確実と郷秋<Gauche>は見るがさていかに。

 以上、2009年F1を約1000文字で総括。


 例によって記事本文とはなんの関係もない今日の一枚は、あかねの森の農家の納屋の軒にぶら下げられた烏瓜(からすうり)。いったい何のためにこうして吊るしておくのかは不明。お聞きするチャンスがあるとよいのだが。
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結婚式の牧師は偽者?

 教えて!gooに面白い質問と回答?がありました。

 「結婚式の牧師さんの資格は?」との問いに対して「結婚式場やホテルのチャペルで挙式を執り行う外国人の牧師、神父は、ほとんどの人が無資格のバイト。そもそもチャペルで挙式をする方も、キリスト教の信者でも何でもないのだし、聖書の教えを学んでいる訳でもないのですから、気にすることはないでしょう。チャペルという建物の中で行なわれる人前式挙式ですよ。」と云う名(迷)回答。いや、実に正しい回答だと思います。(元ネタはこちら

 カトリック教会における結婚は洗礼などと並ぶ7つの秘蹟(ひせき、サクラメント)の一つですが、プロテスタント教会における聖礼典(カトリックにおける秘蹟)は洗礼と聖餐の二つだけで結婚は含まれていません。

 カトリックでもプロテスタントでも新郎新婦共に信者であれば当然自分の教会で式を挙げるでしょうから問題は無いと思いますから、先の質問はそうではない二人が結婚式場やホテルのチャペルで挙式を行う場合についてのことでしょうね。牧師や神父の資格を持たない西洋系外国人のアルバイトにまず間違いないのですが、そもそもプロテスタントにおける結婚は聖礼典に結婚が含まれていませんので、誰が執り行っても良いのだと思います。

 更に、キリスト教の根源的な考え方として、例えば洗礼にしても結婚にしても、秘蹟は神が直接に行う業であるから、その式典を執り行う人の聖俗には関係がないというものがあります。つまり、教会の定めた手順と言葉に基づいて行われた秘蹟は有効であるという考え方です。

 江戸時代の禁制下に、潜伏切支丹は「水方」と呼ばれる洗礼を授ける役目の信者から洗礼を受け代々その信仰を受け継いできています。また現在でも緊急の場合、つまり死の床にあり聖職者がいない場合には、近くにいる信者が教会生活の中で覚えた手順と言葉により与えた洗礼は有効とさされると聞いたことがあります。

 実際にはこういった聖職者以外が行った秘蹟や聖礼典の有効性が問われることがあるのかどうかは大いに興味がありますが知る由もないですね。


 例によって記事本文とはなんの関係もない今日の一枚は、11月とは思えない暖かさになった今日の恩田の森を半袖で散歩する人。

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 今日、恩田の森で撮影した写真をこちらに掲載しておりますので、ぜひご覧ください。
恩田Now 
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