玄文社主人の書斎

玄文社主人日々の雑感もしくは読後ノート

睡眠不足

2011年04月27日 | 日記
 先週この欄でハイチ地震のことを書いたその後に、東北関東大震災が起きてしまった。十一日の新聞発送を終えたばかりの、午後二時四十六分のことであった。柏崎でも震度4を観測したが、それがマグニチュード9・0の世界最大級の超巨大地震であったことを知るのは、その後のことである。
 テレビの報道によって“とんでもない事”が起きていることを知った。テレビの画面に釘付けになり、情報を追っていた午後七時三十六分、携帯電話に普段の着信音とは違う、初めて聴く音が鳴り響いた。「福島沖で地震発生。強い揺れに備えてください(気象庁)」という緊急地震速報の着信音であった。
 携帯電話はつかっているが、iモードは登録していないから、そんなメールが入ってくるとは思っていなかったので、びっくりしてしまった。最近、以前の携帯が壊れてしまい、新しいものに更新したのだが、メールの送信はできなくても、受信はできるということなのだろうか。よく分からない。
 その後も緊急地震速報の受信は続いた。午前三時五十九分には「新潟県で地震発生」(後に長野県に訂正)、四時十六分にも同種の、四時三十二分には「栃木県で」、五時四十二分に「新潟県で」、六時三十四分に「長野県で」と連続した。
 午前三時五十九分には寝ていて、速報に気付かなかったのだが、激しい揺れにたたき起こされた。震度5弱とのことだった。中越沖地震で馴れてしまっているのか、不思議と怖さは感じなかった。だから、またすぐに寝たのだが、午前四時十一分に普段の着信音が鳴り、再びたたき起こされた。
 東京の知人から安否を気遣う電話であった。寝ぼけ眼で応対した。それ以来睡眠不足が続いているが、速報に対し迅速に対応するのは極めて難しいと思った。

越後タイムス3月18日「週末点描」より)


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