通院の待ち時間に私設美術館収録のグルーズを眺めている。
Wikipedia《ジャン=バティスト・グルーズ(1725 - 1805年)は、フランスの画家。宮廷風俗を描いた同時代の他の画家と違い,市民生活に題材を求めた風俗画を描くことで絶大な人気を誇っていたが、フランス革命後には新古典主義の台頭によって業界での評価は低下したが大衆的な名声は最晩年まで持続した》と解説されている。
「村の花嫁」は代表作の一つとされているが、自分は「女性の頭の研究」が好きである。目の下の隈らしき陰影と寄せた眉根、男の不実を詰る演歌の一節が浮かぶ。

女性の頭の研究(メトロポリタン美術館)


村の花嫁(ルーヴル美術館)

甘えん坊(エルミタージュ美術館)

自画像(ルーヴル美術館)