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もうチョットで日曜画家 (元海上自衛官の独白)

技量上がらぬ故の腹いせにせず。更にヘイトに堕せずをモットーに。

グルーズを眺める

2025年03月27日 | 美術
 通院の待ち時間に私設美術館収録のグルーズを眺めている。
 Wikipedia《ジャン=バティスト・グルーズ(1725 - 1805年)は、フランスの画家。宮廷風俗を描いた同時代の他の画家と違い,市民生活に題材を求めた風俗画を描くことで絶大な人気を誇っていたが、フランス革命後には新古典主義の台頭によって業界での評価は低下したが大衆的な名声は最晩年まで持続した》と解説されている。
 「村の花嫁」は代表作の一つとされているが、自分は「女性の頭の研究」が好きである。目の下の隈らしき陰影と寄せた眉根、男の不実を詰る演歌の一節が浮かぶ。

女性の頭の研究(メトロポリタン美術館)
村の花嫁(ルーヴル美術館)

甘えん坊(エルミタージュ美術館)
自画像(ルーヴル美術館)

失敗作ですが

2025年02月05日 | 美術
 失敗作ですが、手間の代償として掲載することをお許し頂きたい。
 点描に挑戦しました。百均で購入した綿棒を使用してドットを作成しました。多分ですがドット数は優に5千点は超えていると思っております。
 作画当初は、ドット径を小さく押していたのですが、だんだん大きくなっていきました。また、淡く描こうとした楓の葉も、落ち葉に使用した濃い絵の具の残りがもったいないと貧乏根性で加えたために、全体として変化に乏しいものになってしまいました。
 生活苦から多作・多売を余儀なくされたバロック絵画の巨匠が、「この大きさを塗るのに、そんなに時間はかけられない」と画風を一転させたという逸話を読んだ覚えがありますが、点描でも同じことが云えそうに思いました。

千寿院の大楓(F8)


お絵描きクラブの日

2025年01月24日 | 美術
 お絵描きクラブの日、最近の駄作を掲載致します。
 1枚目は、洋式の壺にネットから拝借した13代柿右衛門の模様を当て嵌めてみました。ブドウも手強かったが、背景作りにも行き詰まり2枚目の自作の絵を掛ける体にしました。ご笑覧下さい。

「柿右衛門様式(F4)」
「里の秋(F6)」

冬休み&OSO18を偲んで

2024年12月24日 | 美術

 冬休みが始まった。

 孫二人、終業式を終えたその足で、寓居に直行。親の監視・叱責が無い所為か1時間前まで、ぐーたらのし放題。
 しかし、最後に孫娘が「おじいちゃんは良い所はないのに、絵だけはうまいね」。これって誉め言葉なのか。微妙にくすぐって「お休みなさい」。明日以降が思いやられます。

 明日は強行軍を強いられてブログを書く暇も無いだろうと覚悟を決め、当地に転居して最初に書いた絵を披露してお茶を濁すことにしました。
 以前、クラス会の面々に披露したら「お前に似合わず目が優しい」との評価を得て、眼をおどろおどろしく加筆した物です。興味尽きないOSO18に捧げます。

「OOSO18」(F10号)


塗り絵からの脱却

2023年09月27日 | 美術

 今年に描いたものを並べてみて、だんだんと孫の塗り絵に近づいていることを思い知った。

 塗り絵としても不出来・不十分との叱責は甘受するとしても、居間や絵画教室での存在感を増すためにも何等かの修正・変更が必要では?と考えるようになった。
 という訳で、「筆跡(タッチ)を残すこと」と「常識的でない色使い」を模索するとの大上段で、取り組んでみたが、思いの外に難しいことが分かった。
 試みて分かったところでは、画家が人肌に自分には見えない緑色や青色を使用できるのは、実際の対象に「その混色の塩梅」を認識しているからであろうし、タッチを残せるのは表現したい形を確実にイメージしているからに違いない。
 掲載する習作は以上の意図をもって描き始めたものであるが、取ってつけたような色遣い、迷い満載のタッチ、日曜画家への道のりは遥かで、余命との競争・二人三脚となるようである。


習作「アイドル」(F6)