新聞報道では、太平洋における海軍力において米国の優位が揺らぎ始めている。
いわば、米海軍の優位によって保たれていた太平洋の静寂が、中国海軍の増強によって破られるということである。明治以降太平洋は日本経済の大動脈であり、かって日米がその覇権を争った結末から類推すれば、米中の確執が世界平和と日本経済に及ぼす結果は明白であろう。太平洋の平和を維持して日本経済を救うためには、日米に加えてカナダ、オーストラリア、ニュージランド、フィリピン、インドネシア並びにいやいやながら韓国等の諸国と連携して、中国海軍の覇権戦略を封じ込める必要がある。そのようなケースにも、我が国が集団的自衛権を持つという意思表示が必要で、近視眼的な論争に終始せず論理的に対処すべきであると考える。
太平洋を中国が握れば、経済成長、アベノミクスはおろか、日本の村立すら危うくなる。