8月も最後。漸くにして夏休みの宿題の2枚目を描き終えた。
タイトルを「ジュラ紀」としたが、イメージはNHKの「恐竜王国」から拝借した。
最新の研究では一部の恐竜は羽毛に覆われていたとされるが、恐竜が変温動物であったことや血脈が鳥類に受け継がれているとされるので納得できるように思う。
イメージは「ティラノサウルス」であるが、名前がどうしても思い出せずに、ネットで「肉食恐竜 最強」と検索して漸くに思い出すことができた。
一般的に「知識は積み重なる」とされているが、この数式が当て嵌まるのは60代くらいまでであって、それ以降は残念ながら「年齢が知識(記憶)を奪う」のが現実であることを実感した。
尊敬する友人からの受け売りであるが、手塚治虫氏が現役引退を決意したのは「フリーハンドで真円を描けなくなったこと」であるらしく、ノーベル賞作家の川端康成氏が70歳を過ぎて自ら命を絶ったのも、加齢によって流麗に言葉を操れなくなったせいであろうか。
老境に差し掛かった才能豊かな人のその後は、「変わらずの力量を維持する」・「現実を受け止めて穏やかに引退する」・「才能の摩耗を受け入れられない」・・・とさまざまで、年齢の影響は個人差が極めて大きいとともに、受け取り方も様々である様に思える。
「ジュラ紀」を描き終えたが、孫は既に「恐竜社会」から引退してしまったので批評すらしてくれないだろうが・・・。
「ジュラ紀」(F10)