長崎市のまち歩き観光キャンペーン「長崎さるく」でこのほど、長崎市心身障害者団体連合会=桑野嘉典(よしのり)会長(66)=の障害者10人が初めて参加した。うち4人が車椅子で、市民ボランティアガイドが介助しながら散策。参加者は「積極的に街に出る、いい契機になる」と喜んでいた。
「長崎さるく」は07年11月から、長崎港周辺や浜町アーケードなど平たんな3コースを選び、市民ボランティアガイドが車椅子の介助方法を学んで車椅子の参加者受け入れを始めた。だが「やはり表に出るのは不安があった」(桑野会長)と利用はほとんどなく、PRのために連合会が今月17日、初挑戦した。
10人は、中通りや中島川石橋群周辺を巡る「懐かしの街並み」コースに参加。町屋造りの古民家や大正時代の洋館が残る、長崎最古の商店街を散策し「以前はこの辺まで屋形船が上ってきてたんですよね」などと昔話に花を咲かせていた。
車椅子で参加した桑野会長は「これまで街に出る機会が少なかったが、ガイドやお店の方に深いお話を聞いて勉強になったし、楽しかった。(他の障害者にも)参加を働き掛けたい」と話した。
毎日新聞 2010年3月23日 地方版
「長崎さるく」は07年11月から、長崎港周辺や浜町アーケードなど平たんな3コースを選び、市民ボランティアガイドが車椅子の介助方法を学んで車椅子の参加者受け入れを始めた。だが「やはり表に出るのは不安があった」(桑野会長)と利用はほとんどなく、PRのために連合会が今月17日、初挑戦した。
10人は、中通りや中島川石橋群周辺を巡る「懐かしの街並み」コースに参加。町屋造りの古民家や大正時代の洋館が残る、長崎最古の商店街を散策し「以前はこの辺まで屋形船が上ってきてたんですよね」などと昔話に花を咲かせていた。
車椅子で参加した桑野会長は「これまで街に出る機会が少なかったが、ガイドやお店の方に深いお話を聞いて勉強になったし、楽しかった。(他の障害者にも)参加を働き掛けたい」と話した。
毎日新聞 2010年3月23日 地方版