ゴエモンのつぶやき

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リオ・パラリンピック ゴールボール日本代表トレーナー・加藤さん抱負「全力で支援」

2016年08月31日 01時43分37秒 | 障害者の自立

 開幕が迫るリオデジャネイロ・パラリンピック(日本時間九月八~十九日)で、ゴールボール日本代表はロンドン大会から二連覇を狙う。県内からは、横浜市スポーツ医科学センター(港北区)の理学療法士、加藤瑛美(えみ)さん(28)がトレーナーとして現地に赴き、選手を支える。「国際大会に関わるのは初めてで緊張する。全力でサポートしたい」と話している。 

 加藤さんは北海道旭川市出身。大学進学で横浜に引っ越し、体育会テニス部に所属した。卒業後、専門学校に通って理学療法士の資格を取得、二〇一四年に同センター職員になった。

 ゴールボールは、一チーム三人の視覚障害者が目隠しをして出場。攻撃側はゴールを狙って鈴の入ったボールを転がし、守備側は相手の足音や鈴の音を頼りに防ぎ、ゴール数を競う。

 昨年九月、日本ゴールボール協会と交流がある職場の上司から「日本代表のトレーナーにならないか」と誘われ、「競技についてあまり知らなかった。でもやりがいを感じた」と快諾。競技の動画を見るなどして勉強した。

 代表選手は全国各地におり、月二回の合宿で集まる。加藤さんも合宿に参加し、身体に負担がかからない筋肉の使い方を教えるほか、体調管理や筋トレ指導、マッサージなどを担っている。

 視覚障害者のケアに慣れていなかった加藤さんは、「身体の使い方を教える時、ポーズを取って視覚情報に頼った指導をすることがあった」と振り返る。今は言葉で説明したり、ポーズを長めにとり、選手に実際に自分の身体を触ってもらうことで理解してもらうよう努めている。

 ゴールボール競技には、横浜市から欠端瑛子さん(23)=金沢区=が選手として出場することになっており、ともに三十日に日本をたつ予定。加藤さんは「選手ほどではないが、連覇のプレッシャーも感じる。応援してくれる人への感謝を込めて、全力で支えたい」。現地では選手の体調管理だけでなく、食事面でのサポートも行うつもりだ。

ゴールボールで使うボールを持って意気込みを語る加藤さん


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