一般社団法人ワークスタジオ群馬(前橋市天川大島町)は、障害者の就職に必要な技術を教える就労移行支援事業所「ワークスタジオ前橋」を同所に開設した。一般的な事務能力を養成するだけでなく、焼き鳥・総菜製造販売の昭和食品(同市上大島町、赤石貴正社長)と提携し、工場で作業訓練をするのが特徴。障害者雇用促進法が改正され、4月から法定雇用率が2.2%に上がるのを見据え、高いスキルを習得させて就職を後押しする。
同事業所(笠井勇哉所長)は現在、精神・発達障害者や難病を抱える人ら18~50歳の13人が利用している。
障害者の仕事は軽作業が中心だが、より高度な業務をこなせる能力開発を通じて収入アップにつなげる。服装は基本的にスーツで、あいさつを徹底するなどビジネスマナーを習得させる。笠井所長らが講師を務め、仕事を進める上での考え方やパソコンを使ったプレゼンテーション資料の作成方法などを学ぶ。
障害者にパソコンの操作を教える笠井所長
2018/01/17 上毛新聞ニュース
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます