ゴエモンのつぶやき

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視覚障害者守る点字ブロック

2011年03月09日 01時16分29秒 | 障害者の自立
 駅のホームにある、でこぼこの黄色いブロックはなに? どんな役割があるのかな。

破損や摩耗 危険な場所も

 正式名称は、「視覚障害者誘導用ブロック」で、一般的に「点字ブロック」と呼ばれる。駅のホームだけでなく、歩道や公共の建物内にも敷かれ、視覚障害者は足や白杖はくじょうで凹凸を認識しながら歩く。

 点状の突起により、近くにある横断歩道や階段などに注意を促す「点状ブロック」と、線状の突起で進む方向を示す「線状ブロック」の2種類があり、これらを組み合わせて歩行を助ける。




 点字ブロックを巡っては、今年1月にJR山手線で発生した全盲の男性のホーム転落事故後、因果関係ははっきりしないものの、視覚障害者団体から、「点字ブロックの突起の数が多すぎ、凹凸を識別しにくい」などの意見が寄せられた。JR東日本は、事故の起きた駅ホームの点字ブロックをすべて交換し、首都圏を中心に約330の駅でも点検を行っている。

 点字ブロックは日本が発祥で、1967年、岡山市内の盲学校近くに初めて設置された。考案したのは、同市の発明家、故三宅精一氏。「目が不自由な人も、安全に街を歩けるように」との思いを実らせた。

 その後、急速に普及し、国も90年代以降、新設の駅などでの整備を義務づけた。昨年3月時点で、駅や空港など、全国の旅客施設の約95%に設置されている。韓国、オーストラリアなど海外にも広がり、国際規格を作る動きもある。

 だが、ブロック上に自転車が置かれたり、ブロックの近くに柱があったりして危険な場所は多い。突起の形や配列など、日本工業規格(JIS)以外のブロックも多く、視覚障害者が戸惑うケースもある。

 福岡県人権擁護委員連合会が昨年9月、県内12市町で、公共施設などの周辺の点字ブロックを調べたところ、約4割に破損や摩耗、設置が不適切で目的の場所へたどり着けないなどの問題があった。設置されていることが望ましいのに、点字ブロックがないところも約3割に上った。

 視覚障害者の5割が、駅のホームから転落した経験を持つとされる。点字ブロックの整備を適切に進めるだけでなく、転落防止の可動柵の設置などの抜本的な安全策も講じる必要がある。

(2011年3月8日 読売新聞)


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1 コメント

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Unknown ( 案人松江)
2014-09-17 09:07:46
 やーい
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