英語をしゃべるとは、いかなる行為か

2015年08月12日 11時01分51秒 | 自分の意見の陳述
英語をしゃべる時、私たちは、どのような行為をなすのか。
①名詞を認識しそれを英語で言う。もちろん複数の名詞があるはずだ。
②それら名詞の関係を、英語の動詞で表現する。
③そこに何か必要な情報があれば、英語で表現して、適当な場所に、付加する。

③の何か必要な情報というのは、副詞句又は副詞節で、副詞的な言葉のかたまりである。
主に場所に関するものが中心となる。時間的なものも大きく言えば時間軸における場所
だと認識すれば、場所に関する表現と言うことで一括できる。

以上のことを、昔私は、「登場人物、関係、場所」の3つの情報が整理されてないと、
英語での表現はきちんとできないと、述べました。ここで登場人物とは、名詞と置き換
えてください。無機質の抽象概念も私は登場人物として整理しました。

以上の3ポイントの中で、一番問題になるのは、やはり①でしょうか。
名詞が構成されなければ、話にならない。「ah.....」としゃべり続けるわけには
ならないのです。

で、その名詞ですが、現実の表現世界では、a beautiful flower 等という簡単な名詞
だけではない。関係代名詞で修飾される、分詞で後置修飾されるなどが登場すると、
俄然難しくなる。ひどい場合は、一つの名詞を表現する過程で、本体部分の英文構造を
忘れてしまう。「何をわたしはいおうとしていたのかしら?」となってしまう。
これを防ぐためには、自分が使うとしている英文構造に慣れていること。で、その途中
の1名詞表現の中にあるのだと、自分を客観的に見つめれる視点・余裕がなければなり
ません。そのためには、結局、日ごろの練習がものをいうのです。練習、稽古。それが
問題となります。

ところが、その稽古・練習の仕方がわからないと言う人が、多いのではないでしょう
か。結論を言えば、稽古は自分でやるしかない。稽古は自分一人でしかできない。
英会話学校へ行くのも、社交面でメリットもあり、お金と時間があるならしばらく行く
のも悪くないだろうが、行っているからメリットがあるのではない。本質は、自分一人
の、一人稽古なのです。自分の口から英語を発しているその時間が稽古の時だ。だから
一人でできる。たとえその発声がまずくても、とにかくその自分と付き合い始めるしか
ない。

その前提には、自分はどのような英語を運用したいのかを、明確にしておかなければ
いけません。ここがはっきりしない人も多い。それを前提にして、

自分が惚れた書籍と心中するつもりで、それを土台に練習すれば、うまくなる。

で、今私が惚れ込んでいるのが「データで見る日本」Japan Datalogue です。
2000年頃の出版物です。講談社インターナショナルの発行でNHKが制作、編集したもの。
2000年4月からNHKが国際放送したもの(その原稿)が土台となっています。今書店の棚
にはありません。

皆様も心中できそうな書籍ないしは資料を見つけてください。

で、私の惚れたJapan Datalogue で、どのよな箇所に私が着目するのか、随時、紹介して
いきたいと思います。
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