2006-0907-yms114
世の中は辛くて嫌なことばかり
だからと言って行くあてもなし 悠山人
○紫式部集、詠む。
○「初雪にことよせて尋ねてくれた友人へ、二首の返歌をしたのであろう。」(新潮版) わが身に引き寄せられる一首。言いようのない、遣る瀬なさ。家集(紫式部集)本体はここまで。ただし日記歌として、引き続き連番歌がある。そろそろ次の挑戦相手を考えなくては・・・? 平王ク歌番号125。
□紫114:いづくとも みをやるかたの しられねば
うしとみつつも ながらふるかな
□悠114:よのなかは つらくていやな ことばかり
だからといって いくあてもなし