悠山人の新古今

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短歌写真218 走り行く

2006-09-10 00:00:00 | 短歌写真

2006-0910-yts218
走り行く窓より丘のアッシジの
清く貧しき人を思ひき   悠山人

○短歌写真、詠む。
○日本人の間で、近年とみに知られるようになった、イタリア・サッカーの街、ペルージャ(ウンブリア州の州都)。その南隣りにアッシジがある。世界的には Sanctus Franciscus(サンクトゥス・フランキスクス) で有名。究極の清貧廉潔の生涯を送った。物欲に塗れた現代に、果たしているか? 聖フランシス、~シスコ(イタリアでは~チェスコ)。サン・フランシスコの名は、彼に由来する。聖堂を中心に、世界遺産とのこと。
○視覚的に「清貧」としたくて、「聖く」としない。

□はしりゆく まどよりをかの アッシジの
  きよくまづしき ひとをおもひき

【写真】先年、ナポリへの AS(autostrada。高速道路)から。35ミリ・フィルムを専用スキャナーに通して、ディジタル画像を生成。
☆コロッセオ Colosseum Romani の写真を見ているとき、ふっとアッシジが脳裏に過ぎった。午後、クルマのラジオを77.1MHz(放送大学)に合わせて何となく話を聞く。文学関連らしいと思ってしばらく聴いていたら、「・・・良寛やアッシジのフランシスのように・・・」という言葉が耳に入った。瞬時に脳が活性化した。(講座・講師の
名は分からないが、白秋論らしい。) ときにこういう、作り話のような、偶然がある。きのうのことである。
●後日、小修正した。●