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哲ノート

gentle heart!! ヤサシイココロ・オトナノココロ

駆け込み寺 -池袋演芸場三月中席-

2025-03-19 22:56:51 | 落語・浪曲・講談・演劇・芸能

朝から雪や雨が降り続く「これでも3月かぁ・・・」という日

今月の寄席は池袋演芸場から楽しみます。

いつものように最前列に陣取って、演者とともにライブ感を味わいつつの3時間半、たっぷりと・・・

開口一番は「道灌」から、「駆け込み寺(初聴)」「お菊の皿」「浮世床」「真田小僧」「二人旅」「あくび指南」「棒鱈」「幇間腹」「短命」トリは圓太郎師匠で「締め込み」で終演

顔づけもよく人気ある師匠がたが次々と登壇、こんな天気の平日昼間なのに演芸場内は満員満席で演者も観客も熱気ムンムンで一気にいっちゃいました。

なかでも初聴の「駆け込み寺」 「いざ鎌倉・・・」「縁切寺」「夫婦喧嘩?」を主題にしたテンポのいい噺

春風亭一朝師匠門下の(中井貴一似?)女流・春風亭一花さんが夫婦の掛け合いをわかりやすく演じ分けて

一花さん自身のキャラクターもそこに加わって、とってもコミカルでおもしろい噺でよかったですね。(一花さんのほかの噺も聴きたいほど・・・)

一花さんにつづいては林家つる子さん、そして中入り後は柳亭こみちさんと、今回は個性ありキャラクターありでのりにのっている女流落語家さん揃い踏み

次から次へといろんな演者が入れ代わり立ち代わり登壇して、観客もどんどん引き込まれて寄席のおもしろさをさらにさらに高め、とっても楽しく充実した池袋三月中席となりました。

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忠僕直助 -浪曲定席木馬亭四月-

2025-03-04 23:00:00 | 落語・浪曲・講談・演劇・芸能

今月も浅草・木馬亭で浪曲を楽しみます。

「浪曲定席木馬亭 -木馬亭定席55周年-」

平日の昼間、にぎわう浅草界隈。聴こえてくる声は外国語ばかりで「ここは、どこ?」って感じで、お店の人だけは日本人ですけど、行き交う人は外国人ばかりの浅草。

そんな中浅草・木馬亭はさすがに日本語(日本人)だけの世界。なんで亭内だけは自然となんか落ち着くんですよね。

開口一番は“新鋭”天中軒かおりさんで「名槍日本号と黒田節」(初聴)声も通ってハキハキと、緩急つけての余裕ができれば将来有望です。

髪が長くなった三門凌さんは落語でもおなじみ「中村仲蔵 出世の定九郎」前髪替えた港家小そめさんは快活に「身代わり音頭」ウィットにとんだ玉川奈々福さんは「河内山宗俊 上州屋玄関先」

中入り後、天中軒月子さん思い入れたっぷりに「あゝ横綱玉ノ海の出世」講談「徂徠豆腐」(何度聴いてもいい噺)澤雪絵さん「からかさ櫻」(これもいい噺だ)

そしてトリは天中軒雲月師匠で赤穂義士外伝の多くの演目の中で“いちばんややっこしい噺”(師匠曰く)「忠僕直助」

「誉の刀鍛冶」という別題があるように、赤穂義士に名をのこす岡島八十右衛門の忠僕な家臣である直助が主人の名誉のために刀鍛冶を・・・

まさに義理と人情を一食単に雲月師匠が時にきっぱりと時にほんわかと硬軟つけて啖呵と節で演じ切ります。(ほんと、かっこいい・・・)

春の浅草木馬亭定席は個性ある演者がいろんな演目を聴かせてくれて、最後は雲月師匠がピシッとしめてくれました。

 

 

 

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幸助餅・松づくし -鈴本演芸場三月上席-

2025-03-02 01:10:39 | 落語・浪曲・講談・演劇・芸能

3月は上野・鈴本演芸場での寄席を楽しむことからスタートです。

鈴本演芸場三月上席昼の部は「正雀噺の世界」と題して、林家正雀師匠がネタだしで主任トリを務める興行

替わるがわるの寄席芸を楽しむのもアリですが、じっくりと噺・演目を堪能するのもいいもので・・・

きょうはポッカポカの陽気の中、早めに上野・鈴本に行って、いつもの最前列に陣取りじっくりとライブ感をもって寄席を楽しみます。

 

開口一番は前座さんでひさびさ拝聴した「からぬけ」から、「転失気」「饅頭こわい」「だくだく」「一目上がり」「ほっとけない娘」「真田小僧」とおなじみの演目が続きます。

中入り後は「新聞記事」「人形買い」(ひさびさ聴きました)そしてトリは正雀師匠で「幸助餅」

初めて聴く演目で、相撲好きの店主幸助と取り巻く女房・関取とのやりとり、そして幸助餅の由来まで・・・女房「あんも練ります・・・」と団円となったところで

余興として寄席の踊り(大喜利)を師匠が披露。お囃子さんもつれてのめでたい「松づくし」を舞ってだ昼の部大団円となりました。

合い間の色物さんも三月上席初日とあって盛り上がり・・・(お手伝いで)最前列の自分が引いたカードで奇術の世津子姉さんが「ダイヤのクィーン」になっちゃったり

粋曲の小菊師匠が三味線片手にピースサインしちゃったりと・・・落語も色物さんも入れ代わり立ち代わり様々な演目で楽しませてくれて、

寄席での芸の醍醐味、楽しさを最前列で満喫した春の上野・鈴本演芸場でした。

 

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妾馬 -池袋演芸場二月下席-

2025-02-22 23:43:00 | 落語・浪曲・講談・演劇・芸能

落語協会誕生百年記念として、この一年「落語協会百年興行」と銘打って様々な特別興行が行われてきましたが

そのグランドフィナーレとして、今回池袋演芸場二月下席昼の部は「最後の8日間」として落語協会看板師匠方が興行を日替わりでプロデュースすることに

今日22日は「“いっちょうけんめい・・・”春風亭一朝師匠」が顔付けも演目も当日のお楽しみとして伏せての興行がおこなわれました。

池袋演芸場は大盛り上がりの満員満席で今回は立ち見でおおいに楽しみます。

   

開口一番は孫弟子の春風亭らいち「桃太郎」から、春風亭貫いち「コピルアック」春風亭いっ休「近日息子」春風亭一猿「兵庫船」春風亭一刀「庭蟹(洒落番頭)」

春風亭朝枝「加賀の千代」春風亭三朝「代書屋」春風亭柳朝「宗論」とつぎつぎと・・・中入り前に“裏方の”お囃子さんと太鼓、一朝師匠の笛までそろっての「お囃子教室」なんてことも。

中入り後は春風亭梅朝「猫と金魚」つづけて“影のプロデューサー”春風亭一蔵師匠「置泥」春風亭一左「堪忍袋」ニックス姉さんの漫才が色物で入って、トリは一朝師匠で「妾馬」

マクラの冒頭「今日はなに話そうかなぁ・・・」なんてことで好きな噺をやりますってことに・・・武士と町民の身分・くらしのくだりから「オイ、ハチ公・・・」ときたもんだから

八五郎出世(妾馬)が始まりました。(実は自分も好きな噺です)

一朝師匠のようなちゃきちゃきでべらぼうな江戸っ子堅気の八五郎、噺の中では妹思いのほろりとさせるくだりもあって、とってもハッピーでめでたい噺

師匠のテンポの良さもあってどんどん観客を噺の世界に引きこんで引き寄せて、大盛り上がりの中みごとに大円団で終演(いやぁ、なんど聴いてもいい噺だぁ)

一朝師匠のプロデュースで(実は一蔵師匠のプロデュースっていう噂も)終わってみれば「春風亭一門会」でしたが、

演者それぞれが個性を出し合ってのとっても充実してたのしい特別興行落語会になりました。

 

 

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漫才特選会 -東洋館スペシャル寄席-

2025-02-10 23:10:00 | 落語・浪曲・講談・演劇・芸能

浅草・東洋館で観客も巻き込んでの“爆笑”漫才特選会を満喫しました。

ちょっと1日休みが急に取れたんで、どっか行こうかなぁ・・・と詮索していたら

漫才・色物の専門、浅草・東洋館にて「東洋館スペシャル寄席・漫才特選会」が行われるのを見つけちゃって

この日だけの特別興行で、顔付けも漫才協会の“誇る”若手から超売れっ子(ねづっち・ナイツ・おぼんこぼん・・・)まで総勢22組が勢ぞろいしちゃうイベントみたい。

だ~い好きな「弦さ~ん」や「アマレス兄弟」ももちろん出演します・・・こりゃ、行列覚悟で行かなきゃ・・・で、さっそく浅草

予想通り開演1時間前にはもうすでにけっこうな人だかりで、行列もできていましたが。入館と同時に最前列を確保。(やはり漫才は観客一体のライブ感味合わなきゃ・・これがあとで)

東洋館は平日にもかかわらず開演時にはほぼ満席、終盤お目当て見たさに立ち見迄できるほどの大盛況で、観客も演者もノリノリで盛り上がる盛り上がる・・・

若手漫才師は必死に笑わせようとアレコレやって、ついでに名前まで憶えてもらおうと必死です。観客も心得ているもんだから何とか盛り上げようと食い入るように漫才についていきます。

夫婦漫才ではなく「離縁漫才」「本田圭佑ネタ」「カードが口から…」「♬ 兄弟仁義・好きになった人」「弦さ~ん」「グーパーグーパー」「アマレス兄弟」「エンヤートット」

もう次から次えと、知っている芸人、知っているネタもあれば、初めて聞く名前も・・・いろいろといますね。終盤は人気芸人が次々に・・・

「整いました・・・」「志村けんネタ」そして最後の〆はおぼん・こぼん師匠で「昭和歌謡オンパレード」まさにエネルギッシュに観客一体で・・・

おぼん師匠が客席まで降りて、自分は最前列に陣取っていたんでいきなりマイクを向けられ「♬ きたぁ~の~さかばどおりには~(北酒場)」なんて歌っちゃいましたよ。

(いきなりだったんで、声が裏返っちゃいましたよ・・・これはこれでハプニングでおもしろいんですが)

そんなこんな、あんなそんなであっという間の4時間半、超満員の東洋館漫才特選会は観客巻き込んでの爆笑の中終幕しました。

なんたって歌っちゃたもんね・・・「♬ きたぁの~さかばどおりには~」

 

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夢二の女 -浪曲定席木馬亭二月-

2025-02-03 23:10:38 | 落語・浪曲・講談・演劇・芸能

2025今年の浪曲はいつもの浅草・木馬亭から

浅草界隈はいつものように外国人でいっぱいで(春節の時期でもあり)飛び交う言葉もさまざまでにぎやかなことにぎやかなこと

浅草寺に続く奥山おまいりみちもひと・ひと・ひと・・・でかき分けかき分け木馬亭へ

木馬亭内も平日昼間ですけど、浪曲ご常連さんたちで席が埋まり、開演時からざわざわざわとにぎやかです。

「まってました・・・」「たっぷり・・・」「名調子・・・」なんて声があちこちからかかって、演者も観客もノリノリです・・・とってもいい雰囲気。

開口一番は「馬子唄しぐれ」から合い間に民謡が入ったりして、噺の筋もわかりやすく、とっても快活でよかったですね。

「風流がらす」「太刀山と清香の友情」「赤馬の殿様」(吉良上野介がいい人だという)「桑名の宿」と初聴が今回続き、講談「左甚五郎 水呑龍」

お目当て澤順子師匠「夢二の女」主任雲月師匠は“ごぞんじ”「男一匹 天野屋利兵衛」(なんど聴いてもかっこいい!! この演目での師匠はかっこよすぎちゃって身震いしちゃいますよ)

とうとつと聴かせていただいた「夢二の女」は竹久夢二と恋人関係にあった彦乃(しの)との恋のゆくえを哀愁漂う啖呵と節にのせて順子師匠がみごとに演じ切ります。

男気あふれる演目もあれば、こんな恋愛もまた浪曲の演目になります。

今回は新しく拝聴する演目も多く、まだまだついてゆくのもやっとでしたが(浪曲鑑賞歴10年以上でもまだまだ・・・なかなか奥深いもので)聴きごたえある演目がつづいた木馬亭定席でした。

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修羅場読み -講談広小路亭 一月-

2025-01-30 23:53:57 | 落語・浪曲・講談・演劇・芸能

講談を実際聴きだして15・6年、いろんな演目を拝聴させていただきましたが、講談独特の読み方「修羅場読み(ひらばよみ)」は今でも“中身”を理解するよりも

そのリズムとテンポ、声のメリハリを聴いて楽しむって感じになります。

講談演目としては講釈の基本の読み方であり、発声方法、リズムを養う上で前座さんや二ツ目さんがよく演目にしています。

毎月開催されている「講談広小路亭」は協会の演者が勢ぞろいして“顔見世興行”のような定席になります。

ただ多数出演のため、持ち時間が短く、講釈特有の切れ場が多くなって「あ~あ」となっちゃうんですが、多くの演者・演目にふれられるんで、これはこれでなかなかおもしろいです。

  

開口一番の前座さんがまずは「三方ヶ原戦記 五色備え」を修羅場読みで語りはじめ、この独特の雰囲気からこちらも「講談聴きに来たぞ・・・」と雰囲気を盛り上げていきます。

つづいて次々と「水戸黄門漫遊記 光圀生い立ち」「伊達の鬼夫婦」「ジャンヌダルクからオルレアン入城」「越の海勇蔵」

「太閤記 太閤と曽呂利」「あちらかしら(新作)」「黒田騒動」中入り前の松鯉師匠は「赤穂義士銘々伝から赤垣源蔵 徳利の別れ」

「俵藤太 むかで退治」「は組小町」「鉢の木から佐野源左衛門駆け付け(修羅場読み)」「奴の小万」主任愛山先生「北斎と文晁 茶室の合作」まで。

中入り後の鯉風師匠が修羅場読みで「鉢の木」を講釈しました。前座さんの読み方とは違ってところどころ解説を付けて

しかも大きく違うのは同じ読み方なのにメリハリがあって聴きやすく、そしてテンポ・リズムがある事がとてもよくわかり、やはり芸歴・芸風を重ねての読み方には

これほどまでに違うのかと、とっても感服してしまいました。

なかなかスケジュールもあわなくて、他の話芸寄席・落語・浪曲ほどなかなか聴く機会がないのですが、より奥深さを感じた今回の講談興行でした。

 

 

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堪忍袋 -第五十五回 都民寄席-

2025-01-19 22:06:51 | 落語・浪曲・講談・演劇・芸能

今月2度目の寄席は、「たまにはホール落語でも・・・」ということで、昨年末応募して抽選で入場券をいただいた「都民寄席」を楽しみます。

「第五十五回 都民寄席 青梅公演」

めったに寄席はやらないんで400人収容の会場は開演の頃にはもちろん満席、普段の常連さんが多い定席寄席とは違って、落語好き、落語初めての方含めてほんわかムードで始まりました。

ホール落語なんで演者ごとにネタだしでおこなわれて、こちらも期待わくわくで鑑賞します。

開口一番は前座さんで「狸賽」から、柳亭小痴楽師匠「堪忍袋」マグナム小林「バイオリン漫談」(バイオリンとタップダンスの熱演、ホントすばらしい)入船亭扇遊「井戸の茶碗」まで。

演者が入れ代わり立ち代わりのふだんの寄席とは違い、持ち時間もたっぷりなんで、おなじみの演目も余裕でじっくりと味わえます。

好きな演目の「井戸の茶碗」もじっくり聴けてよかったけど、今回はひさびさ拝聴した「堪忍袋」が割と新鮮に受け入れられてよかったです。

「堪忍袋の緒が切れる」の言葉もあるくらい、夫婦喧嘩の仲裁に入る大家さんとのやりとり、ああ言えば、こう言うのくりかえしで、はけ口につくった堪忍袋、その堪忍袋が・・・・

噺の筋もわかりやすく、小痴楽師匠の3人3様の演じ分けとリズムが合致して、一気にオチまでいっちゃって、観客もその勢いに噺の世界に持っていかれました。

また機会があればホール落語もいいなぁ・・・。

 

 

 

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松づくし・雛鍔 -池袋演芸場正月二之席-

2025-01-15 23:55:27 | 落語・浪曲・講談・演劇・芸能

2025年今年の寄席めぐりは、いつもと同じ池袋演芸場から始まります。

池袋演芸場 正月二之席昼の部

正月興行は顔見世興行とも呼ばれ、演者も多く出演して「今年一年よろしく」と年初の風物詩として、毎年欠かさず寄席へ足を運びます。

池袋では以前は小三治師匠の主任で行われていましたが、亡きあと正蔵師匠がその主任を務めています。

いつものように最前列で演者の出で立ち・顔・表情・しぐさ、言葉つかいまでを味わい、時に笑い、時に拍手・手拍子を送り、演者とともに観客として場内を盛り上げ、たっぷり楽しみます。

開口一番は前座さんで「転失気」から・・・(なかなか前座噺ではやらないんですが)続けて正月興行ではおなじみ“おめでたい”歌る多師匠による「松づくし」

これを見なければ正月始まらない・・・って感じで、今年も落ちずにやり遂げました・・・こりゃぁ、めでたい。(6本目の松の時グラっと危なかったですが)

「北斎の娘」「たらちね」「短命」「釣り・本人確認(まくら噺)」「相撲根問」「めがね屋盗人」「猫と電車」「やかん工事中」「豊竹屋」

中入り後は「松山鏡」「馬のす」「寿限無」「紀州」そしてトリ主任の正蔵師匠は「雛鍔(ひなつば)」まで。

正蔵師匠はふだんあまり寄席ではかからない演目を“掘り起こす”形で、こういった席でいろんな知られざる演目を出してくれます。

今回の「雛鍔」も初聴ですがなかなかオチまでシャレた噺で、安心して噺の世界に連れて行ってくれて、その余韻とともにほれぼれと聴き惚れちゃいました。

顔見世興行として色物さんも交えてたっぷり4時間の正月興行は、終始お祝いムード漂う客席を巻き込んで、おおいに盛り上がった今日の池袋演芸場になりました。

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らくだ -新宿末廣亭十二月下席-

2024-12-22 23:21:04 | 落語・浪曲・講談・演劇・芸能

今年最後の寄席は新宿末廣亭から・・・

いつもは「芝浜」とか「文七元結」とか市馬師匠の「掛取り」とか選んで鑑賞するんですが、今年はどうしてもスケジュールがあわなくて・・・だったら

にぎやかな寄席がいいだろうと、出演者をみながら「末廣亭十二月下席」をえらんで出かけます。

開演1時間前から皆さん考えていることは同じですでに行列が・・・開演後には亭内もほぼ満席になりました。(やはりにぎやかな方が演者も客席も盛り上がりますもんね)

開口一番は「子ほめ」から「兵庫船」(ひさびさの拝聴)「真田小僧」「長短」「安兵衛狐」「ぼやき酒場」「源平盛衰記(序)」「ぜんざい公社」「あわびのし」

中入り後は「ざるや」「寿限無・寿茂美」(柳亭こみち師匠の新作。双子の寿限無?)「東北の宿」と爆笑演目が続いて、トリは春風亭一蔵師匠で「らくだ」

師匠のキャラクターともあいまって「らくだの兄貴分」と「屑屋さん」の掛け合いにリアリティー(?)があわさって、おおいにおおいに盛り上がりました。

いろんな師匠の「らくだ」を拝聴していますが、味がある演目もいいのですが「すごみ」とともに「掛け合いのテンポ」というのも大事な要素で、今日の一蔵師匠の演目はとってもよかったです。

満員の末廣亭で合い間をつかさどる色物さんも熱演で盛り上げ(アサダ二世師匠もちゃんとやっていました)演者も観客もノリノリで昼席は終演を迎えました。

今年一年を締めくくる寄席として、末廣亭でいつものように最前列に陣取っての4時間半、代わる代わるの寄席芸をおおいに堪能しライブ感を味わって楽しむ事ができました。

 

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